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毒親生まれ、毒親育ち 16


そしてまた母と子ども5人との生活がスタートしました。



妹が帰って来て、父とは縁が切れたとわたしは思っていました。



とある日


兄が1人で家で休んでいる時のことでした。



ピンポーン




インターホンが鳴り


荷物が届いたと思った兄は覗き穴を覗きました









そこには父がいました。






心臓が跳ね上がり、兄は頭を瞬時に考えを巡らせました。



なぜ家の場所を知っているのか。



私達は虐待から逃げて来た事になっているので


父に住所は教えていません。


私と兄は携帯を所持していましたが父の連絡先は知りません。


下の兄弟は携帯を持っていなかったので連絡を取れるはずがありませんでした。




兄は居留守を使う事にしました。



幸いインターホンは1回鳴ったきり鳴らなかったので



兄は怯えながら家族が帰ってくるのを待っていたそうです。



そしてこの後、父に住所を教えた犯人から言い訳が始まります

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