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ピンチ!コロナ禍にヨガスタジオをまさかの拡大?②〜出会い〜

気分がアガる空間

〜つづき〜

以前から空き物件の張り紙があったのに私が気づかなかっただけのか?それとも、そのタイミングで空き物件が出たのか?定かではなかったが、いずれにしてもスタジオを拡大することを視野に入れ始めた翌日に空き物件と出会ったのは、絶妙なタイミングすぎて何だかゾワっとした。

その翌日のレッスン後に私はその物件を内覧することにした。プライベートでも既に9回くらい引越しをしている私は、その部屋に入った時に気分がアガるか?下がるか?その感覚をとても重要視していたので、パッと入ってみて気分が上がらなければスッパリと諦めようと思っていた。が、しかし、この空間に入った際、その日は雨だったにも関わらず、とても空間が明るく感じ、もちろん気分もアガり、工事前とはいえスタジオになるのが想像できたのだった。

そして肝心の賃料は如何程なのか?エレベーターはないが駅徒歩1分のビルの3階の物件なのでどれだけ高いのだろうか?と勇気を出して見てみると、、、それがまた思ったよりは全然高くなくホッとした。このホッとした時点でもう、決断しているかのように思うが、そこから数日間は「絶対大丈夫!」「やはり無理か」を繰り返していた。

ちなみに夫は、この迷ってる時点で「この人絶対に移転するだろうな…」と予測できていたらしい。私の性格を私より知ってくれているのはとても有り難く、やはり我がパートナーだなと再認識した。ちなみにこのパートナーと出会えたこと、この仕事に出会えたこと、愛犬に会えたこと、私の人生においてこれ以上の幸せはないと思っている。

手放したら後悔する!

ああだこうだと考えれば考えるほど、どうすればいいか分からなくなった。しかしそんな私にまたもや神の御告げが。地元広島で長年事業をする母親にGoogleストリートビューで場所を見せたところ、

「お母さん久しぶりに血が騒いだわ。お母さんでもココで何かしたいと思うくらい。人相手の商売は場所ありきなのよ。その場所に出会えるかどうか、これは運でしかないのよ。このタイミングでこの場所に出会えたということはそういうことなんでは?」

というメッセージだった。幼い頃から両親が毎日商売の話をしていたを聞いていたので、どうしても仕事上の相談は親にもしてしまう。そういった意味では自立できてないのかもしれないが、感謝すべきところでもある。

この物件と出会ったタイミング、内覧した感じ、家族の意見、これらをトータルで捉えると、

この物件を手放したらきっと後悔するだろうな…この先私が手放して違うお店や事務所が入居したら、、ずっと前を通るたびに後悔してしまいそうな自分が想像できてしまった。

不安がなくなったわけではなかったが、そう感じるようになっていったのだった。

〜つづく〜