見出し画像

Mrs.GREEN APPLE "Soranji"が尊い

先日、二宮くん主演の「ラーゲリに愛を込めて」を観て
その没入感の中でこの頃を生きているというわけなのですが、

この映画の良さは"Soranji"なしでは語ることが私にはできない。

第二次世界大戦という皮肉なほどに力強い過去のなかの「希望」を
かりそめの平和のようでどこか空虚を感じる現在のなかの「希望」へ

Soranjiがつなぎ、
「あなたの毎日」を包み込んでくれる、

そんな曲だと思った。

エンドロールでこの曲が流れていたとき、
不思議なくらい歌詞が字幕のように
自分のなかに入っていく感覚をおぼえた。

まだ消えちゃいないよ
ちっちゃな希望を
何とか信じて、
信じて欲しい。

Uta-Net(https://www.uta-net.com/song/326460/)より

有り得ない程に
キリがない本当に
無駄がない程に
我らは尊い。

Uta-Net(https://www.uta-net.com/song/326460/)より


「ちっちゃな」希望、「何とか」信じて、

絶対的に明るくて美しいものではないけれど、
絶対的に私たちを繋ぎ止めておいてくれるもの、

そんなこと感じさせるネガティブなことばから

「尊い。」という絶対的にわたしたちを肯定してくれる
そんな優しい曲だと思った。

この世が終わるその日に
明日の予定を立てよう
そうやって生きて
生きてみよう。

Uta-Net(https://www.uta-net.com/song/326460/)より

繰り返される日常に忙殺されて
我に帰ることがある。

意識をしっかりと持っていなかったら、どこかに流されて消えてしまうところだった、と。

私たちの日常はあまりにもジェットコースターみたいだから、
長い目で見ようとすればするほど、
途中下車できないジェットコースターに絶望してしまうみたいだ。

そんな憂鬱を否定することなく、
ただちょっと明るい希望をくれるような
この歌詞がとても素敵だと思った。

なにが言いたいのかわからなくなってしまったが、

映画の素晴らしさもさながら、


映画と現実を繋ぐ時間がエンドロールの時間が、

「ラーゲリに愛をこめて」の上映中で最も無条件に
暖かさを感じられた時間だったかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?