ゆがんでいる(1)
この前、『発信する勇気』を読んでから、いつか書かなければならないと思っていた。
心理カウンセラーの佐々木優斗さんとのセッションで、言われた言葉がずっと引っかかっていた。
「自分の気持ちを見ないようにしている。ちゃんと自分を見てあげてください。」
自分を見ないようにしている?
どういうことか、よく理解できなかった。
何でだろう?どうして?こんなに自分のことを見つめて考えているのに。と思った。
でも、気が付いた。最近のことだ。いや、気が付いていたのに、見ていない。
私が見ているつもりで見ていないもの…そうだ、自分の顔だ。
私の顔は、ゆがんでいる。正中線が合っていないのだ。
それは子どもの頃からの、劣等感だった。
今も鏡を見ると辛くなる。
ネガティブな記事を読みたくない方は、読まないでほしい。
これは自分と向き合うために書くこと。私の心の記録だ。
朝起きると、自分の顔を鏡で見る。
おはよう。
笑顔を作ってみるが、今日もゆがんでいるね。つい確認してしまう。少し真ん中になっていないかな。と期待する。
そんなわけはないのだが。
自分を映す鏡、写真、zoom、クリアなガラス…全部苦手なもの。
よく考えてみたら本当に自分を見ているようで、見ていない。
見たくないからだ、自分の顔を。
私は絵を描く人なので、つい物の形を左右、上下、全体の比率などを目で無意識に測ってしまう癖がある。
左右対称、均衡、バランス、美しいと思い、憧れてしまう。
自分にはないものに。そして自分を卑下してしまう。
こんなことで自分をないがしろにしていたのか、私は。
いや、自分にとって、こんなこと、ではなかったから、今向き合うということをしなければならない。
そうでなければ、これからも私は、自分を見つめられず、そして周りのあらゆる事も気付かずに過ごしてしまうだろう。
つづく
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