えみこ

現在、福祉関係の職場で働きながら絵を描いている、絵本作家のえみこです。 2023年から…

えみこ

現在、福祉関係の職場で働きながら絵を描いている、絵本作家のえみこです。 2023年から絵本を描き始めました。56歳!まだまだいける✨(^-^)ゆるりと生活、私なりの絵本の作り方、内観を発信していきます。どうぞごゆっくりお付き合いくださいませ。 絵本に「かぜのように」などがある。

最近の記事

拝啓 カノン様

まりこさんから、4月25日の夜に貴方がが亡くなられたことを知らされた時、 「ああ、とうとうその時が来てしまったんだな…」としばらく呆然としました。 この時がずっと来なければいいのに、と心の奥で思っていました。 でもいつか来てしまうのは、分かっていました。辛いことだけれど。 まりこさんの、お世話する様子を伺うたびに、カノンさんの姿が頭の中にちらついていました。 お会いしたのは、2023年1月29日と、5月21日だけでしたが、触れ合うことができて、たくさんの写真を撮らせていただ

    • 突然ですが、走りたくなりました🎉

      なんだか走りたくなる時って、ありませんか? 私は時々、突然に走りたい! と思う時があります。🤔 その時は表に出て、庭をぐるぐるしたり、近所の川沿いをダダダダッと 走ってきたりします。 といっても、速くはなくて、ゆっくりジョギングなのですが。 そして一定の距離を走る体力がなくて、歩いたり走ったりを交互にです。 今は筋肉痛だけど、 でも、走った後は気持ちよかったです! そういえば、昔はよくジョギングしたり、部活で走ったり、早く登校して学校の周りを走ったり、登山のトレーニングで走

      • 自己肯定感ゼロの私が、目標達成のために心がけたこと(1)

        今回は、27才の時から28年間叶えられなかった夢を叶えた私の方法をご紹介します。 昨年2023年10月11日、絵本『かぜのように』を出版しました。 私は絵を描くことが好きで、いつか絵本を出したいと思ってはいたのですが、猛烈に自己ブロックがかかっていて、全く自分からは動くことができないまま、50代の年齢に突入してしまいました。 さすがに私の顕在意識はまずいと察していたのか、焦りがつのるばかりの日々が続いていました。 いつか、は、もう来ないのではないか、という不安もありました。

        有料
        100
        • 初めて依頼された絵本制作について…感想✨

          3月29日、Iさんに頼まれていた絵本3冊が完成したので、Iさんにお渡しした。 1月~3月中旬まで取りかかっていました。 やっとお渡しできてほっとした。☺️ 昨年に出版した「かぜのように」を見るなり、何か思いついたのか、 「えみこさん、絵本で描いてもらいたいものがあるのです!」と言ってくれたIさん。 私の描き方で良い、と言ってくれてとても勇気が出ました。 「ぜひ描かせてください😆」とお受けしました。 ご本人のご希望で詳細は公開できませんが、制作後の感想を書いておこうと思

        拝啓 カノン様

          『じぶん流えほん』🍀「ひよこがうまれたよ」編②

          描き始めた最初は、自分の心を癒やすことが目的だった。 でも昔のことを思い出して描くのは、苦痛だった。 では「ひよこがうまれたよ」の絵本をなぜ描くのか? 私が描きたいのは、単に嫌な思い出を描きたいわけではなかった。 吐き出すためと、目的は「浄化」だった。 嫌な思い出が吐き出され、そのあと素敵なものになることを望んでいた。 だから、本当はこうであったらいいのでは? こうだったら幼い頃の自分は癒やされたのではないか? というストーリーを、創り上げて描きたかった。 そう、自分

          『じぶん流えほん』🍀「ひよこがうまれたよ」編②

          ゆがんでいる(4)

          私は顔がゆがんでいるとはいえ、整形したいと思ったことはない。 世の中には、美を求めて整形手術を自分に決行する人も多いだろう。 それはそれで、個人の自由だし、手術後に希望の人生を歩む人もいるだろうから、素晴らしいことだと思う。 でも、私は整形をしようと思ったことはない。 なぜって、顔には自分の頑張ってきた歴史が刻まれている。 小さな頃に、近所の子たちと自転車で競争をして川に落ち、その時に作った傷。 一生懸命働いて、転んで柱にぶつけた時の傷。 小さいけど嗅覚は優秀だと思っている

          ゆがんでいる(4)

          ゆがんでいる(3)

          ものごころついた時には、私の歯は虫歯だった。 おそらく、歯磨きの習慣が付けられていなかったのだと思う。 そんなばかなことがあるの? 私は母に見てもらえていなかったのだろうか? そんな不穏な気持ちが、いつも伴っていた。 小学生になると、歯科検診でいつも要治療、の用紙をもらってくる。 本当に恥ずかしい気持ちで、みんなの目が気になった。 だから私の顔はゆがんでいるの? 今から歯磨きをしても、治療した歯は元には戻らない。 子どもの私でも分かっていた。それでも歯ブラシは習慣付けた。

          ゆがんでいる(3)

          ゆがんでいる(2)

          自分の顔はゆがんでいる。 そんなこと、認めたくない、だから自分の顔を見たくない。 そういうことだったんだ。 辛いと思っている自分を見ないようにしていた。 本当はつらいのに、自分の気持ちに蓋をしていた。 平気なふりをしていた。 だって、自分の顔が嫌だなんていうのも悲しいし、認めたくない。 こんな葛藤を毎日抱えているから、私は何も見えていなかったのだろう。 何も、というのは語弊がある。 くすんだ灰色のサングラスを、いつもかけていた感じだろうか。 そうすれば、自分の顔をはっきり

          ゆがんでいる(2)

          ゆがんでいる(1)

          この前、『発信する勇気』を読んでから、いつか書かなければならないと思っていた。 心理カウンセラーの佐々木優斗さんとのセッションで、言われた言葉がずっと引っかかっていた。 「自分の気持ちを見ないようにしている。ちゃんと自分を見てあげてください。」 自分を見ないようにしている? どういうことか、よく理解できなかった。 何でだろう?どうして?こんなに自分のことを見つめて考えているのに。と思った。 でも、気が付いた。最近のことだ。いや、気が付いていたのに、見ていない。

          ゆがんでいる(1)

          『じぶん流えほん』🍀「ひよこがうまれたよ」編①

          「かぜのように」の制作が終わったあと… 次の絵本の制作について、すぐに頭に浮かんだのは、自分の幼少期の記憶にあったことを、絵本にできるかもしれない。描いてみたい。 ということだった。 何かがいつも、自分の気持ちを前に進めることを阻んでいる気がしていた。 もしかしたら幼稚園での出来事でのこだわりを、描いたら手放せるかもしれない、と思ったのだ。 その出来事を、ずっと覚えていたわけではない。 自分が何か前に進もうとすると、必ず壁を感じていたから、 何か過去のことで自分が前に進まな

          『じぶん流えほん』🍀「ひよこがうまれたよ」編①

          『発信する勇気』を読みました🍀

          末吉宏臣さんの“癒しのメッセージ”がたくさん詰め込まれていました☺️✨ 読んでいて、心が解けていく感じがしました。 すごいなこの本👍 私はnoteを始めて1ヵ月、 と半。やっと7記事を投稿した、発信の初心者です😊 毎回、投稿ボタンを押すのに、緊張しながらエイッと心の声を出している。 文字は間違ってないかな…間違っても大丈夫。 変な文章だって思われないかな…変でも良いよ。 だいぶ自分への許可ができるようになったかな。 本を読んでいて、何となく思った。 そういえば私は、小

          『発信する勇気』を読みました🍀

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」感想編

          2023年10月11日絵本を初めて出版しました。既に気分は絵本作家です!😆 長年の間、絵本を描くと言っては進まなかった私ですが、やっと夢を果たすことができました。喉に詰まっていたものが取れたような、すっきりした感じがしました。 そして、iPadで描いてみて、とても勉強になったし、結果的に良かったな~と思いました。 なぜなら、私は描く作業はめちゃくちゃ遅いくせに、せっかちなのです。 作品がデータ上にあり、修正もしやすくて、すぐに送信できて、オンラインでやり取りできるって本当に

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」感想編

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編③

          前回(制作編②)のつづきです。 ここまでラフに描いてきましたが、これをそのまま描き進めるのは無理がある、と思ったりした時は、参考になる資料が必要なのかもしれません。 「かぜのように」の場合、カノンさんが主人公なので、カノンさんの動きが必要です。絵本制作の前にカノンさんの絵を写真や動画を見て何枚もスケッチやイラストを描かせていただいたので、とても参考になりよかったと思いました☺️✨ カノンさんの生い立ちや性格、癖、いつもの仕草、まりこさんに対する行動をお聞きして、頭に入れて描写

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編③

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編②

          目標の発行時期は10月中、に設定していました。 しかし私は、それまでリアルで絵を描いていたため、iPadで作品を描くことは初めての試みなのでした。 4月に購入したiPadで、描く練習をしながらも、苦手意識が顔を出しては、やっぱりリアルで描こうかなぁと思ったりすることもありました。 結局5~7月は、絵本の構想を進めること、iPadに慣れること、に費やしました。 まずこの絵本用にノートを用意して、この絵本はどんな絵本であってほしいのか、をいろいろ考えて書いてみました。 ほんわか

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編②

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編①

          この絵本の制作過程を説明する前に、絵本のモデルになっていただいたまりこさんとカノンさんとの出会いを語りたいと思います。 初めてまりこさんとカノンさんにお会いしたのは、2023年1月29日、神奈川県のとあるドッグランカフェでした。 佐々木優斗さんの主宰するコミュニティサロンHOMEに参加して4ヶ月、 私はFacebookに自分が描いたイラストを投稿しました。(鉛筆やオイルパステルで描いたものです) そして一緒にHOMEに参加されているまりこさんから、愛犬カノンさんのイラスト

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編①

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」仕様編

          ここでは、私が実際に出版した絵本の仕様についてお話します。 「かぜのように」は、まりこさん(HOMEでご一緒に参加されています😊)と 愛犬カノンさんとの穏やかなくらしを描いた絵本です🥰 仕様編、制作編、に分けてお伝えしたいと思います。 まずは仕様編 A5判縦、24ページで構成されています。 文章は横書き、左ページから右ページへ読みます。 用意した絵は、 ・ウラ表紙・背表紙・オモテ表紙 ・p1(扉、右方ページ)・p2~3(見開き) ・p4~5(見開き)・p6~7

          『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」仕様編