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【詩】 1年後

くじらに乗って 月に向かう
中秋の名月といわれる今夜

ここからは 眩しいほどでも
近づくにつれ モノクロになる

それでもやっぱり実物がいいな

体感しないと
存在の重さが心に残らない

くじらの背中も
思ったより滑るから
しっかり捕まったよ

くじらは大地に私を下ろすと
悠々と 自分の海へ帰っていった

また1年後に と 約束をして


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