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母親一年生

そろそろ子供が1歳になります。
この一年、ものすごく大変だったし、毎日のように夫のことで悩んできました。
今でも思い出すと発狂しそうなくらい、意味不明なことをされてきたし、子育てにも協力どころか、頼んでも色んな理由をつけて逃げられて来ました。
しかも、口だけは一丁前に、「君みたいな人間に育てられる我が子が可哀想で涙が出る」とかなんとか。
じゃあ、生活費くらい請求する前に振り込んでくれ!

夫の愚痴を書き始めるといくらでも書けそうなのでこの辺で我慢しておきます。

子供が1歳、ということは私も親になって1年が経つということ。
何か変われたかな? 何も変われてない気がする……。

でも、どうにか、色んな人の手を借りながら、大きな怪我も病気もさせずここまでこれました。
私は1月に何もないところですっ転んで膝を怪我してまだ傷跡が治らないし、12月半ばから鼻の下が何かしらの皮膚炎になってるのも治らないし、虫歯も放置しすぎて4本ほどボロボロな状態ですが。。
おちついたら自分の病院に行きます。

うんですぐは抱っこの仕方すら分からなくて助産師さんに泣きついてたけど、今じゃ腕の中で暴れられてもしっかりホールドできるし、高い高いしたり抱っこしたままクルクル回ってみたりもできるようになりました。

今、うつがあんまり良くなくて、食事も睡眠もなかなか思うように行かないし、感動もしないし、楽しいと感じることもものすごく減りました。
仕方ない。
今までも何度となくこんな状態は経験しているし、耐えていればいつかふっと心が軽くなる時が来るのも知っています。

そんな今の楽しみは、どんな事をしたら子供が笑ってくれるか探すこと。

「ぼぁ〜〜」とか「カッッ!」とか変な声を出してみたり、もの陰に隠れて飛び出してみたり、小さな足にちゅっちゅしてみたり、口に突っ込んでくる小さな指に噛み付くフリをしてみたり、怪獣みたいに追いかけてみたり、子供の真似をして奇声をあげてみたり、歌いながらめちゃくちゃに踊ってみたり、お風呂に潜ってブクブクしてみたり。
うまくツボに入れば仰け反る勢いでケラケラ笑ってくれるけど、ツボらないと微笑まれておしまいです。

どうせなら爆笑してもらいたい。
その一心で、子供が本当に小さな頃からくだらないことをたくさんしてきました。
まだ夫が多少子供と私に興味を持っていた頃には、奇行に走る私は白い目で見られていたし、今でも母に見つかると「何くだらないことしてるのよ…」と呆れられます。
でも、やめる気はありません。
だって、笑ってくれるんだもん。

笑ってくれると嬉しいです。
まだ言葉が話せないので、どう思って笑っているのかはわかりませんが、そんなのどうだっていい。

生まれてすぐは本当にどう接していいかわからなくて、愛情みたいなものもよく分からなくて、ただただ「距離が近すぎてはいけない!共依存になってしまう!巻き込んでしまう!」と思って、“私は私、この子はこの子”というのを徹底していたせいか、母にも夫にも「愛情が感じられない」と言われていました。
でも、私はつい必要以上に世話を焼いてしまいキャパオーバーで自滅する性格なので、あの頃の選択は間違えてなかったと思っています。
あの頃はまだぎくしゃくしていましたが、子供の自立心が芽生え始め、自分でしたがることが増えつつある今、自分の理想を押し付けずに、子供のやりたいことを冷静に見守れている気がします。

おもうように体が動かず、少なからず寂しい思いもさせている分、自分との関わりでたくさん笑って欲しいのかもしれません。
ママといるのも楽しいと思ってくれたら嬉しいです。

これから春になるので、一緒に出かけられるくらい自分の体調も整えていきたいし、0歳の間はほとんど一緒にお出かけできなかったので、色んな場所で思い出作りができたらいいな。

頼りないママでごめんね。
ママ、あなたの足でまといにならないように頑張るね。

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