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深入りすると面倒くさい

疲れで熱を出している私である。
体力がないので疲れるとすぐに熱を出してしまうのだが、このご時世、熱が出るととても面倒くさいことになってしまう。

さて、そんなことは置いておいて、今回は深入りすると面倒くさいことになるという話を書いてみようと思う。


先日、ふとV系の女形が気になってググってみた。
綺羅びやかな衣装とメイクに身を包んだきれいな人の画像がたくさんヒットする中で、彼らについてまとめているブログを見つけた。
V系は13年ほど前に軽く上辺をなぞったくらいの知識だったので、興味深く記事を拝読した。
関連記事にバンギャのことをまとめている記事がヒットしていたので、それも興味本位で覗いてみたのだが、正直、それは失敗だった。

ライブで最前列を管理する人がいたり、匿名掲示板で叩かれることもあることを書いてあったり、麺を誘導して公式垢で足跡を付けさせる罠が仕掛けられたりしていたことなどが書かれてあったり。
バンギャさんにとっては当然なのかもしれないが、読んで引いてしまった。


これはTwitterの中のジャンル界隈でもままあることで、オタク界隈を知れば知るほど暗黙のルールや村社会や人々の思惑なんかがぐちゃぐちゃに絡まり合っていることに気づいてしまう。
中には悪意を持って場をかき乱す人間もいるし、そういう人に出会ってしまったこともある。

匿名掲示板は嫌なスレッドを覗かなければ自動的に嫌な情報が目に入ってくることはないが、Twitterはアカウントを持っているだけでRTやいいねやオススメでいろんな情報が流れてきてしまう。
特にオタク特化型のアカウントを持っていれば、好き好んで覗きに行かなくてもオタク界隈での問題がすごい勢いで目に入ってしまう。学級会といわれてるんだっけ?反応する人が多ければ多いほど、自分のTLにも流れてきやすくなってしまう。

公式や原作に深入りする点のデメリットはあまりないと私は思っているのだが、オタク界隈や二次創作関連のコミュニティに深入りするメリットはないと思っている。
理由は、10人いれば10人が別の方向を向いているから。
同じオタクと交流がしたい人もいれば、自分の絵や小説を見てほしい人もいる。自分の作品を見てほしい人の中にもレベルは様々で、褒めてほしいがために作品を作る人もいれば、原作が好きで作品を作る人もいる。グッズの数で愛を示す人もいれば、現場に通う頻度で愛を示す人もいる。

なんかもう、知れば知るほど、みんな行動原理がごっちゃごちゃなんよ。


深入りしないメリットとしては、同好の士と友達にはなりにくいかもしれないが、トラブルに巻き込まれる確率が減る。「自分の好きな気持ち」を大事にできる。顔も知らない人のデカイ声に左右されずに生きていける。マウンティングされても気にならない。などなど。


自分軸がしっかりある人は気にならないかもしれないが、人の意見に左右される人や自分に自信がないひとは、どんな物事もあまり深入りしないほうが良いのではないかと思う。

例えば、噂好きなオバサンの仲間になると、聞きたくもない噂話を聞かなきゃいけなくなるし、時にはオバサンの言葉に同意しなければならないこともある。
物事に深入りするというのは、そういうことだろうと思っている。


SNSで疲れた人は、方向性がバラバラな噂好きなオバサンたちに囲まれてしまったのだろう。

くらげみたいに浅いところでふよふよしよう。わたしと一緒に。

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