仕事で大切なことは春田創一が教えてくれた。
こりずに綴ります。おっさんずラブ。
長いです。
7話すべてを見終わったあと、私は牧凌太が幸せにになってくれたことがうれしすぎて「ああ~牧よかったなぁ!やっぱり牧、大好きだ!林遣都さいこう!」と牧への愛があふれ、大爆発しました。
あれから2か月。来ないわけがないOLロス。
そして、あらためて春田創一のすばらしさを噛みしめる平成最後の夏。
田中圭のインタビューを読みあさり、待ち望んでいた公式本をついに手に入れた私の脳みそはいま、ほぼ春田でできている。
何かにハマるときって、必ず抜け出せなくなる怖さをともないますよね。
おっさんずラブを見た方なら分かるかと思いますが、牧と春田の魅力を交互に見せつけられ、一話ごとに振り回されるんですよ、あのドラマは!!!
春田のバカで可愛いところに萌え、牧の爆弾発言に興奮して、不意に年上のカッコよさを出してくる春田にときめき、牧の涙にもらい泣き、、、
と、こんな調子でもう何回も繰り返し見ているじゃん...と気づいたときにはもう遅い。
私の場合、かなり影響されやすいタイプなので、何に対してもハマったら最後。そこから抜け出せない怖さを常に抱いています。
学生の時も、社会人になっても、「趣味とは別に超がんばりたいもの」がいつも何かしらあったので、とにかく時間がなくなるのが嫌で、趣味とはある程度の距離を保つようにしていました。
だから高校で部活と勉強に集中しようと決めてからは、本気で趣味にお金と時間をかけることはほとんどなかった。
でも去年、某スケートアニメにハマってから「距離を置いて楽しんでいたとしても、結局なにも吸収できないし、学びがない!」と気付いたんです。
「何かにドハマりすることは悪いことじゃないし、むしろ時間とお金をかけるからこそ見えてくるものがある。趣味からも貪欲に学ぼう」と。
まぁ、半分くらいは歯止めが利かなくなった自分への言い訳ですが。
で、その時の気付きが今さっそく活かされているおかげで、本気で時間がなくて悩んでいます。
仕事と趣味の両立ってみなさんどうやっているんでしょうか…どっちにも全力出すから時間もないしエネルギーの消耗が早すぎるし、、
これほどまでに腐女子をやめたいと思ったことはないです。やめないですけど。
ちょうどおっさんずラブが始まった時期に、仕事がめちゃくちゃ忙しくなって、慣れないことも多く、引っ越しもしたばかりで....リアルに牧と別れたあとの春田並みに生活が崩壊していました。
だから、そんな胸アツなドラマをやるなんて知るよしもなかったのですが、たまたまテレビの番組表を見たときに「おっさんずラブ」の文字を見つけて本能的に録画しました。
深夜枠、テレ朝(最近のテレ朝ドラマは良い)、いかにもなタイトル…ときたらこれはもう即録画案件。
1話を見て全部見ることを決め、ちょいちょい衝撃的なシーンはありましたが、私は4話で度肝をぶち抜かれたんです。
春田が部長を泣きながら振るシーンで。
「え、春田、部長を振って泣いてる⁈うわ泣いてるよ....!!!そうか、、たしかに春田だったら泣くのか!!!これは新しい!!すごい!!」
ほんとうに、新しかった。
何度も何度も二次創作で読んできたはずのシーンなのに、こんなにも驚きと新鮮な気持ちになるなんて想像できませんでした。
「これは、腐女子の思考を超えてきている....なんという歴史的なドラマだ!!!とんでもねえ!!!」と狂乱。
そして、問題の6話。
あの牧と春田の別れのシーンに全腐女子はひれ伏すしかない。
「あぁぁ牧ぃぃぃ!!........え、春田、泣いてる?!うわまた泣いてるよ....!!!そうか、、春田だったら泣くよな。こういう時、自然と涙が出るんだよな、これはやられた。すごい!!」
なにがすごいって、そもそも、私がひたすら妄想しつづけてきた男同士のあれこれと、田中圭をはじめとしたキャスト・スタッフ陣が本気でつくり上げたおっさんずラブの世界がほぼ合致していることに感動したんですよね。
ノンケでクズな平凡リーマン(33)が、仕事も家事もできるハイスぺイケメンドS後輩(25)に迫られる...というやおい界において、超王道にして圧倒的人気を誇るカップリングなわけです。
単純にラブコメとしても見ていて本当におもしろかったし。
そして、それだけじゃない。一番すごいのは、男だから女だからとかが通用しない世界で、純粋に相手を好きになったらどういう気持ちになって、どんなリアクションが出てくるのかをアホみたいに真剣に考え続けてきた私には考えつかなかった表現が、おっさんずラブにはあったんです。
のちに、この衝撃の涙シーンが田中圭によるアドリブで、つまり「田中圭が腐女子以上に本気で考えた演技だった」ことを知って、さらに仰天しました。
脚本や演出だけじゃなく、役者の情熱とこだわりがあったからこそあの神シーンが生まれたのだと分かって、もう好き、田中圭。
詳しいことは公式本やら他の取材をんで欲しいのですが、このドラマで田中圭は、「こうしたい!」という自分の意志をチームの皆にきちんと共有していたそうです。
「役になりきって、その場で出てきた気持ちを大事にしたい」、「嘘のない演技をしたい」と。
超納得しました。だから色んなシーンを見て「わかる!こうなるよね!」と共感もできたし、「ええ!そうなるのか!」と驚きもあったわけです。
それに、演技だけど嘘のない、その場その場でのリアルな春田の反応を見られて楽しくないわけがない!ノンケが恋を自覚するまでの流れってほんとに最高なんです。
田中圭の作品にかける情熱と行動力にえらく感動した私は、仕事においても彼から見習うべきことが沢山あるよなぁ、と思っています。
いま、仕事でひとつのチーム作りを担っているのですが、座長・田中圭のインタビューを読んでめちゃくちゃに色んなことを考えさせられました。
自分がどうしたいのかを明確にして、それを口下手だろうがなんがろうが皆にはっきり伝えていく。そして、ブレずに最後までやりきる。
当たり前のことですが、田中圭はこの当たり前を120%以上にやりきったんですよね。
他のキャストも素晴らしかったのは言うまでもないのですが、彼が「嘘のない演技をしたい」という意志から絶対にブレなかったからこそ、あれだけのエネルギーに満ちたドラマになったんだと思います。
うらやましい!そんなアツいチームを私もつくりたい!!
今は自分なりのチーム作りを模索していますが、田中圭から学べることは山ほどある。
だいぶ時間をかけて堪能しているからこそ、、、というかDVDが10月に来るんですよ?まだ何も終わっちゃいない。
こうなったら牧春のすべてを自分の糧にします。
いい意味で公私混同しながら、3年目の下半期を過ごしているのですが、あと2時間くらいでいいから一日を長くして欲しい…。