人生って意外とベタに回るのか

ここ数か月、とにかく鬱々としていた。

それは、自分の中の承認欲求モンスターがモゴモゴと動き続けていたからなのだろう。

なんとかそれを抑え込み、視線の方向を逸らしながら、

「とにかく自分に出来ることをやろう」

という事にだけフォーカスしてきた。というか、フォーカスするよう努力してきた。

どうしてそこにいるのは自分ではないのか。

そんな思いが膨れ上がるのをなんとかなだめて、

自分の目の前にある事だけを一生懸命見ていた。

そうしたらそのうち、自分自身では全く気付かぬところで

それを見ている人がいた。そしてその人達は少しずつ増えたらしい。

気がつけば、そうなりたいと思っていたイメージで見られるようになっていたらしい。

だからといって、これから何が好転するというわけでもないのだが、

「努力しているとどこかで見てくれている人がいる」

というベタすぎる言葉は、

案外人生では出くわす事なんじゃないかな、と思った次第。

腐りながらでいいから、止まらないで励むってのが

わりかし近道よ?というお話。

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