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母と高野山に参拝する事が出来ました。

母が高野山に行きたい!と言うので、9日と10日に泊まりがけで2日間、参拝してきました。

家からは片道4時間かかるので、初日は奥の院から御廟まで参拝しました。一の橋から2kmを歩く参拝ルートは、膝が悪い母には無理なので、バスで奥の院前から参拝しました。

この場所に来て、母は「うわぁ〜…空気が違う!」と、奥の院の神聖で厳かな雰囲気に感動していました。一人で参拝した時に、いつか母と高野山に来たいと願っていたので、早くも一年後に叶える事が出来て良かったです。

お墓の中を歩き、祖母が浄土真宗なので、縁深い親鸞聖人様のお墓をお参りしました。
手を合わせてお祈りをする母の後ろ姿が、愛おしく思えました。

色んな供養塔やお地蔵様、観音様に心をこめて、真言をお唱えしました。高野杉の中を歩いていると、段々と母の表情が穏やかになり、「生きている喜びを感じられる!」と笑顔で空を見上げている姿を見た時、とても幸せな気持ちになりました。

奥の院でピースをしていいのか分かりませんが、
とても幸せそうに微笑む母の姿を見て、私も幸せな気持ちになりました。お墓なのにほっとするのは不思議だね〜と話をしましたが、奥の院で今もお大師様は生き続けて、私達の幸せを祈って下さっているのだと、お大師様をそばに感じられて、有難い気持ちが溢れました。

母が抱えた悲しい気持ちや苦しさを、お大師様、先人の皆様が、温かく包み込んで下さったのだと思うと、感謝してもしきれません。
御廟に辿り着き、お大師様、沢山の燈篭を目にした時の喜びは、なんとも言えない感動に包まれます。母とお大師様にお会いする事が出来て、本当に幸せでした。

奥の院からの帰り道、こうやくんが可愛いという話になり、母とこうやくんの写真にほっこりしました(*^^*)

その夜は、ルートイン橋本に泊まり、親子水入らずで、ゆっくりと話をして、安らぎを感じられる幸せな時間を過ごしました。
私の手違いで、同じベッドに寝る事になり、幼少期以来、母の隣で眠る事が出来て、私のお母さんが母で良かったと、母の深い愛情を感じました。
お母さん、ありがとう(*^^*)

翌日は、霊宝館、壇上伽藍、金剛峯寺を参拝しました。母は特に、壇上伽藍の仏様を見て感動していました。「大きい仏様に見守られて、今までの事がスッキリした!」と晴れ晴れとした表情で話す姿を見て、高野山に母と来れて良かったなぁと思いました。

最後は、私の大好きな馬場麻美さんのお店、天風てらすでランチをしました。
どの店員さんも温かく、ほっとする空間で、高野山最後の場所で、母と幸せなひと時を過ごす事が出来ました。馬場さん、ありがとうございます(*^^*)

最愛の母と高野山に参拝出来た事は、親孝行になったかなぁと思います。

お母さんがこの世に生きている事が、私の幸せです。深い愛情をありがとう。
一緒に生きられる日々を、大切に、慈しみながら、過ごしたいと思います。

お大師様とのご縁、高野山という素晴らしい仏教の聖地に来るきっかけを下さった、須磨寺の小池陽人住職様には、感謝してもしきれません。
小池様に出会えて、本当に良かったです。
小池様は生き仏のような慈悲深さ、人情深く、心優しいお人柄が大好きです。
同じ時代に小池様がいる。そう思うだけで、私は強く生きられます。
生きる力を与えて下さり、ありがとうございます。

南無大師遍照金剛。

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