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週1ならいけるかも、12

いけるかも だからいけなくてももう何も言わないことにする。

カメラにフィルムがうまく装填できず大パニックになりながら5/17を迎えた。初歩的な工程を飛ばしていただけだったが、かなり焦ってしまった。私は「分からない」ということに人並み以上の恐怖や不安を感じるらしいので、落ち着きましょうと思った。

実は5連休だった。仕事って5日間も休めることあるんですか?転職して良かったね。
こんなの、毎日遊んで酒を飲みますゾ^ - ^というわけで朝まで飲んでいたら 2日目にして早速人の家で死ぬほど吐いた。こんなに胃に入ってたわけないだろってくらい吐いた。マジですみませんでした。
泣きながら「もう……のみません………」と懺悔し、そこから休みが終わるまで毎日のんだ。だって5連休ですもの。散歩と飲酒を繰り返しても許される日々 幸せだった〜

フィルムカメラを買い、写真が撮りたくなって玉川上水あたりを散歩した。普通に寝坊して羽村駅というところに着いたのは15時過ぎだったが、生まれて初めて開閉ボタンを押して電車を降りた瞬間はかなりワクワクした。後半は漆黒の闇の中を歩くことになったけれど、静かで緑がたくさんあって散歩中の犬だらけで、日が暮れても永遠に歩ける気持ちよさだった。スズメバチさえいなければ。

上野公園の陶器市で食器を買ったりもした。今までの私なら3枚買っていた皿を、1枚だけ家に買って帰る。父親が失った家族の愛情はこういうところに表れます。
内装をカメラで撮りたかったのでABABにも立ち寄る。前に買ったカエルのキーホルダーが売り切れていた。君人気だったのね。上野周辺は割と何回歩いても楽しめる。スズメバチさえいなければ。

フィルムを現像に出し、またふらふらと散歩していたら 突然空腹の限界を迎えていることに気づいて食べ物のことしか考えられなくなる。カレー、ラーメン、ハンバーガー、もんじゃ、ハンバーグ、焼き鳥、カレー、ラーメン、と 食べたいものが5分おきに変わるがわるやってくるせいで何も決められなくなってしまった。
しかしあてもなく歩いていると突如目の前に素晴らしい肉屋が現れ、めちゃうまメンチカツにありつくことができた。ドクターペッパー片手にメンチカツをむさぼり食いながら歩いている女、下校中の小学生たちの目にはどう映っただろう。

現像がすぐに終わったので、写真を眺めながら夕方から飲む。居酒屋のカウンター席にいると野球中継が始まった。私がいちばん休日を噛みしめた瞬間ここです。
この試合のせいで想定より2杯分ほど長く店に居座った後、ほろ酔いで続きを見ながら散歩。これがあるとつまらない大通りを歩いていても楽しい。大事な場面では道端に立ち止まっちゃうけどね。街でそういうおじさんを見かけたら今大事な場面なんだなと思ってあげてほしい。阪神勝ちましたので祝杯を上げました。

祝杯を上げた中華料理屋には若い男女と中年の上司の3人組がおり、男女が仕事に対する姿勢について大喧嘩をしていた。私は全く責任感がないので、この熱量で仕事のこと考えられるのすげ〜と思った。野球のせいで観戦モードになっていたので「これ誰かが泣いたら泥試合になるぞ〜」などと言いながら観ていると、戦いはどんどんヒートアップしていく(上司が無能!どうにかしなさい)。
しかし、私と一緒にのんでいた人が「これ流石に収拾つかなそうだぞ」と止めに入ろうとした瞬間、試合は大きく動いた。
店の空気、時間帯、上司の表情、話の流れ、すべて完璧なタイミングで女が放った「お会計しましょっか」の一言。声量やトーンまで完っ璧。これは技あり一本。女の完全勝利である。しびれました。払うの上司だろ絶対。
家に帰ってからもう一度祝杯をあげた。

毎日こんなに楽しいのは良くないんじゃないかと焦るくらい楽しかった。色んなことをしても(ほぼ散歩と酒だけど)まだしたいことがたくさんあるから、全部やれたらいい。

さてと。労働、開始_________

では!

撮った写真です

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