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ツムツムじゃできないけれど

どうも自分はコノヨとずれているらしい
なんていうのはかなり小さな頃からわかっていたことなのだけれども。

普通の人っぽく擬態するのもうまくない
みんなと同じものを楽しもうと思ってもあんまりうまくできない
「普通にできて当たり前」のことがどうもできない
そんな「ありふれた悩み」をずっと抱え続けている

こういうような問題は大人になったらある程度は解消されるものだ
そう思っていたけれど
確かにある程度はできるようになったことも増えてきてはいるのだけれど
根本的な部分は、変わりませんでした。
苦手なことが魔法のようにうまくなることなんてなかったし
ズレたものは矯正しようとしてもしきれたもんじゃなかったし
無理な力をかけてしまったために歪みが出たりしてしまう始末


あー、やっぱり私
どうも、コノヨで生きるのに、向いてない。

困ったねぇ。と言い続けて何十年か経っているのだけど
そういう感じの飢えとか憧れっていうのはしつこいくらいに消えてくれないもので
でも「どうしたら良かったのか」なんていうのも、見えてしまってもいるのだ
そう、過去形で


なんだかんだ言ったって

結局、生きていくために必要なことってひとつしかなくて
多分それは
「自分をきちんと大切にする」ことなんだよね。

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大切にする、って言ったって
閉じ込めるとか、触れないようにするって意味じゃもちろんなくて
きちんと活かして使って育ててメンテするとかそういうやつで


自分の「好き」や「嫌い」
「大切」や「おもしろい」
そんな、自分にしか感知できない何かに真摯であること
そしてそこから逃げずにきちんと積み上げていくこと

そうすればその行動に相応しい場所に、たどりつける

反対を言えば
そういうことをしなければ決して、至ることは、できない。
「まぁこれくらいでいっか」してたらそれくらいにしか、なれない
そして、きちんと積むには時間も労力もかなりかかる。
学校や適切な仕事はその労力をかなり短縮してくれる場合があるけれど
基本的には時間は、かかる。
1万時間の法則のようなもの、だ。


生まれた赤子がたかだか1年くらいで歩けるようになるのに
完璧に普通に歩いて走るようになるまでには2年くらいかかるんだけど
それって野生生物に比べたら信じらんないくらい遅いよね
ヨタヨタ動いて信じらんないくらい防御力低い生き物に見えてるよねきっと
多分、私はそういう生き物。
草原の真ん中に放り出されたハダカデバネズミのように自己評価してるけど
群れから離れて寒くてつらくて生きていけないみたいな顔をずっとしてるけど
多分、放り出されたのは元々外でも生きていける生き物だからなんだよって
そこにいると和になれないからなんだよって
そういうことにすぐ気づくことができた分だけ「みにくいアヒルの子」は賢かった
まぁ、その姿が美しかったからわかりやすかったのは幸運だったのだろうけれども

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周りに醜い醜い言われてたらそりゃ醜いんだろうと思い込むわよな
それ以外の評価をえられないんだから


始めるのに遅すぎる事はない

今日より若い明日はない

千里の道も一歩から


そう、ここまでダラダラ書いて来たようなことは
諺になってるくらい昔からたくさんたくさんの人たちが言ってきたこと
だってこと

なのに
だけど
でも


人間って、人間でしかなくて
人間ひとり分しか、時間も能力も体力も与えられていない
んだよね
だから、個人が気づいてどうにかするしかなくて
気づいてわかってどうにかするまで、できるかどうかは
ある意味で運やら日頃の行いに全てかかっているわけで


白鳥なんかでなくてもいいんですよ、あいつらうるさいし
荒野のハダカデバネズミでもいいんですよ

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自分が、満足できるなら
それが、望む自分の姿なら、


多分、ヒトは
預かった魂をどれだけ豊かにして使い切って返すかって仕事をするために生まれてきたから。


だから、今日も僕は、時間が許す限り
書きたいことを書き散らすのです。
賽の河原で、小石を積むのです。

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無益に殺してしまった自分の時間という可能性を弔うように贖罪するように
ひとつ積んでは黒歴史を思い返して
ひとつ積んではその歴史を鎮めて
ひとつ積んでは少し沈めて
ひとつ積んではほんの少し見えなくなって
ひとつ積んではまた次の記憶を思い起こして
ひとつ積んでは棺を興して……

そして、ガラグシャ
崩されることがあったとしても、下にしいたものの上に積み上がるものはある

それでも
ひとつ積んでは少しわかって
ひとつ積んでは面白さもしり
ひとつ積んでは壁に出会って
ひとつ積んでは苦しみながら

もう、その下に何があったかわからなくなるほど積んでやったら
違う景色しか見えなくなるはず、なんだよね

きっとそうしたら
私が野放図にいろんなところに中途半端に積んできたものたちも一望できるようになるんじゃないかな


だから。

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サポートいただけたらムスメズに美味しいもの食べさせるか、わたしがドトります。 小躍りしながら。