2016年 銀一郎さんと飲んだ時の日記 北方水滸伝

FBであがってきたので、懐かしくなったのでnoteにも転載。

水曜日は授業後に銀一郎さんと飲み。
出会った頃から北方謙三水滸伝シリーズの勧誘に遂に成功。
水滸伝にはじまった大水滸シリーズ累計で540万部を売り上げる化け物小説である。
元々、水滸伝は日本では受けないと言われており、事実大成功を収めた作品は少ない。
ゲームで成功したと言えば、舞台を異世界に置き換えたコナミのゲーム「幻想水滸伝」ぐらいではないか。
自分も原典の水滸伝を読んだのは高校生の頃で、はじめは横山光輝先生の漫画版の水滸伝であった。
すぐに原作を読むも、前半は面白いのだが、後半になるつれ108人のキャラクターを使いあぐね、どんどん杜撰になっていくのだ。
北方先生は、あまり人が手を付けていないジャンルを独自のアレンジで開拓するのが上手い。
原典の水滸伝を自分の生きた学生運動の時代と、キューバ革命を重ね合わせ一大叙事詩へと練り上げてしまったのだ。
北方先生の作品は人によっては合わない人もいるようだけど、とにかく文体が読みやすい。
文章もだが、構成が上手いのだ。自分も参考にしている。
北方作品について語ると、止まらないので今日はこのへんで終了。

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