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膝を痛めてから変わった子供たちとの関係

私は、二年位前に半月板損傷と診断を受けました。そのあと整形外科で注射を打ったりしながら、リハビリを受けてきました。調子が良かったり悪かったりの繰り返しの日々でした。

だんだん膝の動きが悪くなり、曲げずらくなってきました。今はしゃがむ行動は取れなくてかがんでやるように・・・

そんな私をみて子供たちが変わりました。基本何もしないわたし任せです。
以前は家事はもちろんのこと、着替えや飲み物の用意、片付けなどもやりませんでした。ところが私が階段や段差でも危ない時が出てきたのを知ってから、子どもたちが変わりました。兄弟そろって突然です。お兄ちゃんは軽度の知的障害を持っていて、私がこれやってあれやってというと素直にやってくれる子ですが自分からは動きませんでした。ところが飲み物自分で入れるようになったりご飯食べ終わったら下げて、自分のだけではなく私の分も下げてくれるようになりました。ただお兄ちゃんはわたしが具合が悪い時でも心配のあまり普段話しかけないのにすっごく話しかけてくるんです。

今は・・・と思う時に限って。きっと話しかけてないと私が倒れてしまうとかそういう風に思っているらしく、思いがすごく伝わってきて逆に頑張らなきゃと思わせてくれています。

お兄ちゃんは変わりました。私と対等になろうと頑張っているのがわかります。目に見えないものを感じ取るのが苦手だった子が人の感情に気づくように関心がでるように成長してきてるのが手に取るようにわかりました。

「お母さんがいなかったら、僕は生きていけない」と言っていた子です。
お兄ちゃんが軽度の知的障害と診断されたのは中学入学の時でした。1歳6か月検診のときに言葉の遅れを指摘されてから、ずっと様子を見るという形でいろいろ相談できるところに通ったりしながらきていて、友達にも恵まれ楽しくやってると思っていた小学校の時、担任の先生との交換日記でノートの端に小さい文字で「死にたい」と書いてあってあったのを見つけたときには、頭から水を浴びたようでした。

診断を受けてお兄ちゃんとも隠すことなく全部、打ち明けいろいろ辛かったことなど話してくれた時に二人で泣きながら話していたことをたまに思い出します。そんなお兄ちゃん、仕事以外はゲームをやってることが多いですが、(本当ゲーム好き)もう20歳を超え、1月で21歳。障がい者枠ですが、優し人たちに囲まれ(中には理解してくれてない人もいるみたいですが)フルで働き、膝の件があってから、
「僕がいるからお母さんは無理しないでね」
「僕が死ぬまで生きててね」といってくれるようになりました。そんな長生きはできないでしょうが・・・


プレゼントしてくれた1枚

そして、弟くん。教わることが苦手で、習い事もしたことがありません。
イラスト(アニメなど)を見て書くのをたまに見るのですが我が子ではないんじゃ?と思うほど上手に書いてたまにプレゼントしてくれます。お兄ちゃんのことをすごく大事に思ってて、嫌なことがあっても口に出さないお兄ちゃんですが、弟君が気づきわたしに言ってきたときにお兄ちゃんから聞いて伝えるとお兄ちゃんのところに行って、その人の悪口をとことん言います。
お兄ちゃんも落ち込んでいたことを忘れ、ちょっといいすぎじゃあ…という感じになります。弟君は、わかっていってるのです。お兄ちゃんが優しいから。

そんな弟君。私が膝を痛めてから、自由が利かなくなってきてから変わりました。私は、基本仕事と買い物以外ほとんど外に行きません。時間がないのもありますが、家にいたほうが落ち着くから・・・
しかし、最近は問答無用で何か用事を作っては、一緒に買い物に行ったり電車もしくは車を使って連れ出してくれるようになりました。もちろんまだ高校生なので、車の運転はわたしです。長めの運転は控えるようにはしてるのですが(足がかたまってきてしまうので降りた後慣れるまで大変)弟君はちゃんとわかっていて私の足の負担がかからない時間で行けるところをだいたい選んでくれます。最近はきれいな空を見ると写真撮ろうとかプリクラを何十年かぶりに撮りました。今のプリクラはすごい!!!笑われちゃいますね。

「またいろいろ行こうね」と毎回いってくれます。私の足がいうこと聞く間にいろいろ一緒に行きたいと言ってくれました。カラオケにもいきましたが、いやあ、歌ってないとこんなに下手になるんだなあと少し落ち込みました。もともとうまくはなかったですが・・・・・

成長したこどもたち・・・
わたしがいなくなったらどうするのか?と心配していたこどもたち・・・
だんだん離れて行っちゃうなあ。と考えてたこどもたち・・・

膝がいうこと聞かなくて転びそうになったり、外に一人で出たときに痛みがではじめたらなあと不安になったりしていた私ですが、こどもたちの成長とおもいを肌で感じることができて、とてもうれしかったのと同時にまだまだがんばらなきゃという思いにさせてくれました。

最後まで読んでくださってありがとうございます。自分の人生楽しく頑張りましょう。

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