資生堂ビューティースクエアでフルメイクした話。

化粧って何だろう・・・。

だいぶいい年齢になったけど、
社会人の身だしなみとして、誰に教えてもらったでもない、
なんとなくの化粧をやり続けていて、それをどうにかしたい、とか
強く思ったわけじゃないけど、、、。
何らかのベターがもっとあるのではないか、とある日思ったので、
お金の力でプロにお願いできるところに行ってみた。

いざ、予約!

資生堂ビューティースクエアというところで、
それが可能ということで、予約しようした。
が、そもそも予約が簡単に取れないらしい。
次の月の分の予約開放が、毎月21日11時からとのことで、
培った先着チケットゲット魂で、パーソナルカラー診断を45分でやってもらう時間をゲット。
(メイクのやつにしたかったが、時間が足りなかった)
パーソナルカラー診断は、Abemaのももクロちゃん特番の時にやっていた人のところに、
行ってからやったことがなかったので、2回目のカラー診断。
結果は、イエベ春だった。でも秋よりだって。
どっちにしてもイエベからは逃げられない。
ブルべの華奢リンに生まれたかった。

その日の会計時に、次回の予約が取れるとのことで、
アーティスト(メイクのプロ)に90分メイクしてもらえる時間を予約して本題。

前日になって、ちょっと困った。

資生堂ビューティスクエアのある場所は、原宿駅徒歩1分。
原宿 is おしゃれプレイス。
原宿に行く服がない。
前回行ったときは、会社帰りだからボロボロなんですー
みたいな感じで行ったけど、今回は、休日のAM11時。
ノーマルおしゃれ力が試される。
結局、パーソナルカラーを無視したカラーのワンピース(上下コーデ不要)に落ち着いた。
幸いだったは、「メイクオフの時間がないので、メイクはしないで来てください」と言われたこと。
化粧はしていけない。化粧はしなくていい。ハッピー。
でも、なんとなくちょっといいマスクをして行った。

当日の話

時間通りに到着して、まずはアンケート。
なりたいイメージとか、気になること、いいと思っている有名人みたいな欄がある。

なりたいイメージは、言葉がいくつもあって、いくつでも〇をつけていいパターン。
「可愛い・キュート・大人っぽい・エレガント・韓国風・きちんと・こなれ感・透明感・・・」とか
いろいろ色々書いてあって、まず困った。
何が困るって、「私ごときが、そんなこと思うなんておこがましくない・・・?」って思っちゃう。
松浦亜弥ちゃんが、セクシーなのキュートなのって言われるのとは、大違いだ。
そんなこと絶対言われないけど、「え、なれると思ってるんですか?」とか言われたら、泣いちゃう。
とりあえずここは、「きちんと感、こなれ感」に弱弱しく丸を付けた。

次に、メイクの気になるポイントの上位3つを選ぶ欄。
アイメイクだったりベース、リップとか、たぶん重点的に解説をしてくれるんだろう。
ここは、ベースで色見とクマ、リップの色、眉毛の形の順で選択。
これも難しかった。
相談したいところ=自分がコンプレックスだと思っているところ
だから、自分のダメなところを人に伝えるってめっちゃ、やりづらい。
全体的に、私には何の色が似合うのか、まったくわかっていないから客観的な意見が欲しかった。

備考欄には、
「化粧してます!って感じよりも、自然に見えて、-2を±0になるようなメイクが知りたい(分かりづらくてごめんなさい」
と書いた。一般的に、化粧をちゃんとしてます、という状態に、まずはなりたいという思いを込めた。

アンケートをもとにヒアリング

担当は、知り合いにも似ている、男性のアーティストさん。
今どきのおしゃれな雰囲気しかしないプロ。(以後プロ様)
日頃化粧をするときの手順や、どんな化粧品を使っているか、色見やアイテムの種類を聞かれる。
ここでは、何故か「真実をそのまま伝えちゃいけない!」となってしまい、
「下地は○○ベースは○○とかよく使ってます~」とか見栄を張り続けてしまって、
心の中で「いつもそんなことしてませんー!下地すらぬってませんー!!」ってなってた。
単純に、いい年してなんもしてないっていうのが恥ずかしかった。
最後に、プロ様に「(メイクのイメージは)メイクしているけど、元から綺麗というのを目指す感じですね!」
と微笑まれて、恥ずかしいの最高到達点を迎えた。
そういうのって、元から綺麗な人だけが許されるやつなのに、私ごときが目指してごめんなさい、、、。

ヒアリング後に、それではアイテムを持ってきますね、とプロ様がしばらく離席して、
トレーの上にこれから使うであろう、化粧品たちをたくさんのせて帰ってきた。
え、、、こんなに色々使うん・・・・?が最初の感想。
それのすべてをプロ様の腕に塗ってみて、色味の説明をしてくれる。
マット具合とかキラキラ具合とか、全然違うんだなー。

メイクスタート

◇ブースター→化粧水→乳液→美容液と下地の下準備。
・化粧水はコットンで丁寧にふき取りでやられているときに、
 「コットンに汚れとかついてたら恥ずかしい(朝一洗顔したから大丈夫なはず)」とか
 心がざわざわして、大変だった。
 人に、顔をこんなに大事にされたことなかったので、すごく貴重な体験だった。

◇日焼け止め(IPSA)→下地(クレドポー)→コンシーラー(クレドポー)2種→ファンデーション
ここだけで、普段の化粧のアイテム数を超えた。まだ下地なのに。
化粧アイテムもそうだけど、ブラシとかパフとか、サブのもの?もめっちゃ使う。

・日焼け止めは、顔の高いところから塗る。頬、鼻、あご、だったはず。
 この日焼け止め、肌に塗ってももろもろしないで軽い感じでよかった!
・下地は、目の下の三角部分に指で叩き込む。人差し指は力が強いから、中指とかで叩き込んで、
 使ってない薬指とかでぼかす。
 あごをぬって、指に余ったもので、鼻の下をぬる。(鼻の下に塗りすぎると、前に出ているように見える)
 最後に、Tゾーン塗ったら、パフで抑える。パフで抑える!!やったことない!!!
・コンシーラーは、クマの一番濃いところをゴルゴみたいに線で引いてからぼかす。
 オレンジめの色見で隠した後、暗くなったら、明るめのやつで重ねる。
・残ったコンシーラーは、口角とかにも使う。
・パウダーファンでは、目の下三角部分から。あご先から上に行くイメージ。

◇アイメイク アイシャドウ濃→アイシャドウ薄→アイライン(ジェルアイライナー)→マスカラ
私は求心顔なので、外に外に目線が行くようにするんだろうな、と思った。
(アイメイクは、関心しすぎて、内容をあまり覚えてない)
あと、面長で中顔面が長すぎるので切りたい、と言ったらプロ様が少し困ってた。

・濃い色は目じり側から内側と外側に広げる。
・薄い色は目頭側からやる。
・二重の幅が左右違うので、狭い方は二重幅をはみ出て
・アイラインはジェルで引いて、最後はぼかす
・マスカラは上がブラウン、下が黒にすると、下側に目線が行くから、
 中顔面が短く見えやすくなる。
・目じりはアイメイクが寄れやすいので、ファンでをブラシでのせておくといい。

最近流行りの涙袋メイク、面長には有効だってわかってるんだけど、
どうも無理なんですよーそもそも涙袋ないので、、、って言ったら、
「え・・涙袋ありますよ・・・?」と言われた。私には見えないのに、、、。

プロ様はずっとすごいなーと思って、メイクしてもらってたんだけど、
一番すごい!!って思ったのは、まつ毛のビューラーを完璧にやってたこと。
これ、自分でも瞼挟んで「いてえ!」ってなるのに、一切ならずに綺麗に上がってた。

◇眉毛 アイブロウパレット→アイブロウマスカラクリア(IPSA)
眉毛の中も、下地をぬって、ファンデをぬると色が乗りやすいって初めて知った。

・私には、眉がしらが現時点で高すぎるので下側を書く。
・眉がしらからすこしずらして書き始めて前後にぼかすのがいい。
・眉毛の流れは大事。眉毛を逆さからとかす→下からとかす→上からとかす→アイブロウマスカラで整える。
・不要な部分はコンシーラーで隠す(産毛とか)

◇リップ リップバーム(NARS)→ティッシュオフ→リップティント(マキアージュ)

・化粧しました!!!の下になる場所な気がして、あんまり強めじゃないやつにしてもらった。
・真ん中の部分に塗って伸ばせば自然になる。
・んぱんぱってしてくださいって言われて、ちょっと照れた(私が)。

◇ハイライト ハイライトイエロー(IPSA)

・鼻筋をすっとハイライト入れるのではなく、鼻元(目の間)を横にしゅっとする。鼻の先端にチョン。
 →中顔面が短く見える。
・目頭にも入れておく。

全部の工程が終了!

解説含めて、一時間ちょっとくらい。
使ったアイテムは、写真撮ったりしてくださいねー!!って言われるので、
めっちゃいろんな角度から撮った。

出来上がった状態(顔面)は、素材はアレだけど、さすがのプロ作品。
なんだかとてもちゃんとしている。
久しぶりにマスクを外して、外に出たけど、
少しだけ原宿に溶け込めている気がした。

自撮りで状態の記録はしたが、
大部分の工程をを覚えてない=再現できない。
でも今日使ったアイテム、少しずつ集めてみようー。

メイクに2時間かかります!って女子が良くいたけど、
こういうことしているから、当たり前に時間がかかるんだなと納得。
ちょっとくらい遅刻しても待たされても、温かい目でみよう。

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