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「じんるいのみなさまへ」を遊んでみる

タイトルだけで分かる人もいるんじゃ無かろうか。あちこちでなかなかの酷評が見られる本作品「じんるいのみなさまへ」
そこまで酷評されているのをみると逆に興味がわいてくるというもので…ヨドバシでPS4版が1980円という投げやりな価格になっていたので購入してみた。

先に結論から言うと、これはノベルゲームだ。アドベンチャーと書かれているがアドベンチャー要素は無いに等しいかアドベンチャー要素の意味が無い。

現在5章を終わったところだが、正直なところかなり疲れた。ここまでほとんどストーリーとは関係ない話ばかりで飽きるのだ。なお、あまりにもストーリーが動かないのでシナリオ重視な作品にはあるまじき行為……結末をネットで見てしまったことを先に言っておく。(ネタバレはしないのでご安心を)

で、ゲーム内容はというと会話のテンポも悪く探索パートはほぼ意味が無く、アイテム制作や料理も意味が無いと感じる。なぜならゲーム進行に必要なもの以外はこれらの探索や制作はしなくても先に進むからだ。

また、舞台は秋葉原なのだが行ったことがないせいかどこを歩いているのかさっぱり分からない。少し移動してはMAPを確認の繰り返し。

さらに悪いことにゲーム進行のためにあちこち行かされることになっていてその移動速度が遅いのと、例えばA地点から遠くのB地点すぐにまたA地点に戻るなどというかなり忍耐力を試される移動をしいられる。

シナリオ上そうする意味はあるのだろうが、その距離が離れすぎているのとその頻度が多いのだ。その上、前述したように移動速度が遅い(手段が徒歩なので仕方ないが)のでかなりのストレスになる。

まだ最後までプレイしていないので断言できないが、シナリオ自体は良いできなのだろう。なのに会話がいちいち冗長なせいで読む気(聞く気も)が失せてしまう。

会話シーンの冗長なところをバッサリカットして、アドベンチャー要素を排除して純粋なノベルゲームとして売ればヒットしたんじゃないかと思う。

素材は良いのに皮肉なことにそのゲーム性が足を引っ張って評価を大きく下げていると感じた。現時点でほぼ苦痛しか感じなくなってしまっているが、どういう風にエンディングへ持って行くのかは気になるので最後までプレイしてみようと思う。

DLCを購入して2週目をやってはじめて全貌が見えると言うが、たぶんそこまではしないだろう。スキップ機能があるとはいえ、また最初からやり直しはちょっと……

セールか何かで安売りしてて、ノベルゲームが好きな人なら買ってもよいと思う。ただ、かなりの忍耐力を試されるとだけは言っておこう。

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