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瑞兆のカツ丼

『瑞兆のカツ丼』である。

仕事が思いのほか手間取り、ランチを食べそびれて中途半端な時間に奥渋の辺りを彷徨っていた。この辺りに珍しいカツ丼の店があると聞いていたので探してみる。NHKから近い裏路地に「瑞兆」はあった。席はカウンターのみで、メニューはカツ丼とビールのみ。どちらかと言えば昼より夕方に近い時間帯だったのでお客さんはほとんどいなかった。カツ丼をご飯少なめで注文。出てきたのは卵でとじていないカツ丼。

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サクサクの揚げたてのカツも食べたいし、甘いタレと玉子部分も捨てがたい。これは そんな人間の欲望が具現化されたカツ丼なのでは。

カツ丼は揚げたカツを卵でとじ、カツカレーはカレーにカツを乗せる。美味しいものと美味しいものを掛け合わせて味の相乗効果を狙う。ビートたけし と 志村けんの 「神出鬼没タケシムケン」懐かしい。まずいラーメン屋日本一とかあったな。 それならば食べたいものをすべて足せば良いじゃんという危険思想が生まれるのも自然の流れと言えるのではなかろうか。二つがイケるなら三つも一緒だろう。タモリ・たけし・さんま「BIG3 世紀のゴルフマッチ」懐かしい。英語禁止ホールとかあったな。 強欲な人間はさらなる邪悪な食べ物を完成させた。ある者はそれをキメラと呼び、またある者はそれを煩悩の塊と呼んだ。神への冒涜とも言えるメニュー。それは 富士そばの「カレーかつ丼」食べ物名が渋滞してて一瞬、脳が処理できない。瑞兆のカツ丼を食べたときに そんなことを思い出した。

↓富士そばのカレーかつ丼

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日本一まずいラーメン屋対決



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