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第3回 90年代の名バンド「MOON CHILD」とは

バンド「MOON CHILD」とは

 本題に入る前に1990年代のバンドMOON CHILDを振り返りたいと思います。
 
 MOON CHILDとは、佐々木収さん(ボーカル、ギター)、渡邉崇尉さん(ベース)、樫山圭さん(ドラム)、秋山浩徳さん(ギター)から構成される1970年~1971年生まれの4人組バンドです。
  
 1995年に結成、1996年5月8日に「Brandnew Gear」でavex初のロックバンドとしてデビューします。
 
 1997年5月28日に発売した5枚目のシングル「ESCAPE」が、ともさかりえさんら人気女優6人が主演したドラマ「FIVE」の主題歌に起用され大ヒット、オリコン1位を獲得し、一躍人気バンドになります。そしてシングル11枚、アルバム3枚を発表しましたが、突如として1999年に惜しまれつつ解散してしまいます(その後2013年に再結成。詳しくは第4回で!)。
 
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「MOON CHILD」は今の時代にこそ聴いてほしい名バンド!


 彼らの楽曲については大ヒットしたESCAPEしか知らない人もいると思いますが、ほかのシングル曲も、アルバム収録曲も、ESCAPEに勝るとも劣らないすばらしい楽曲ばかりの神バンドとしか言いようがなく、特に音楽好きな人からの評価は非常に高いです。ほとんどの楽曲をボーカルの佐々木さんが作詞、作曲しています。

 彼らについてよく言われるのは「時代が早すぎた」。曲は凝っているし、歌詞は文学的で難解なところが、玄人受けするってことなのかなぁ。

 
代表曲「ESCAPE
 前奏、Aメロ、Bメロ、サビ、どこを切り取っても印象的で素晴らしい。今も昔もちょっとほかにはない雰囲気の大ヒット曲。
 1997年当時テレビで何度も目にしていたMVですが、昨年改めて見て当時のササキさんがカッコよすぎて腰を抜かしました。ササキさんは長身で今もカッコいいです。ちなみに映像や写真で見るより実物の方がさらに男前です。


 2番目にヒットした曲「アネモネ
 「ESCAPE」とは180度違う爽やかな曲ですが、とても艶やかで色っぽく、ただの「爽やか」の一言では表現しつくせないのがMOON CHILDらしい。歌詞も素晴らしいんです。「僕らこの街の小旅行者」という表現など、鮮やかな時間が永遠には続かないことを分かってる、そんな切なさと儚さが溢れてきます・・。そして当時クールなイメージがあったMOON CHILDのメンバーが、めずらしくわちゃわちゃしているMVが尊い・・・。


 デビュー曲「Brandnew Gear
 バンド名の元になったデビュー曲。爽やかな曲調に知的で深い表現の歌詞・・・好きです!ちゅるっちゅっちゅちゅっちゅる~が楽しい。MVにはないですが、ライブだと「どこへ行くの?と街のmoonchild♪」後に「むんちゃい!」と合いの手が入る。だから私はMOON CHILDの略称は「むんちゃ」ではなく「むんちゃい」だと思ってます。


バンド名「MOON CHILD」の由来は?

 バンド名の由来については、これまでボーカルの佐々木さんが岩手県盛岡市の月が丘の出身だからとか、鈴木慶一さんの「ムーンライダーズ」のファンだったからとか、King Crimsonの曲名からとったなど諸説ありましたが、真相は謎につつまれていました。

 しかし、2023年5月5日に配信されたササキオサムさんのYouTube番組「オーサムフライデーナイトライブ#94」において、デビュー曲「Brandnew Gear」中の「どこへ行くの?と街のmoonchild~」という歌詞を当時の所属事務所の社長が気に入って、名付けられたことが明らかになりました。

続きます。

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