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ハーモニカ動画コンテンツ【Mr.コールの旅 ・ 海 ーSEAー】と【空 ーSKYー】のご紹介

この【Mr.コールの旅】というシリーズは、映像に合わせて、ご自分のハーモニカを吹く事で参加をしていただくコンテンツです。
孤独な旅人「Mr.コール」の吹く寂しげなハーモニカの音色は「おーい、誰かいるかい?」と、途切れ途切れの短いなメロディーで、あなたに呼び掛けて来ます。
それに対し「ここにいるよ」と返事をするように、ご自分らしいハーモニカの音色を画面越しで返して下さい。
つまり、コンサートなどで、バンドが「イェーイ!」と呼び掛け、観客が「イェーイ!」と返す「コール&レスポンス」を、ハーモニカ同士で行う訳です。
もうお気づきかと思いますが、「Mr.コール」の名前は、ここから来ております。

この記事は①~③の特集となっており、今回は記事②です。
記事①動画コンテンツ【Mr.コールの旅 ・ 森 ーFORESTー】のご紹介
記事③動画コンテンツ【Mr.コールの旅 ・ 滝 ーWATERFALLー】と【砂丘 ーDUNEー】のご紹介

専用ページは<こちら>

今回は動画コンテンツ【Mr.コールの旅】の第2弾【ー 海 SEA ー】と第3弾【ー 空 SKY ー】をご紹介いたします。
まず【ー 海 SEA ー】の方からご覧下さい。

撮影秘話も含め、ロケ地をご紹介いたします。
この動画の撮影は神奈川県三浦市城ヶ島の「四畳半」で行いました。
三崎ドーナツ」を食べに、私とかみさんが以前から通っている場所でした。

オープニングで出て来る地層部分は、観光用の船着き場のある海岸側で撮影したのですが、観光スポットなので、大勢の学生達が遠巻きに撮影を冷やかしているのが常に視界に入るため、なかなか恥ずかしかったです。

ここでの撮影は鳥が問題となりました。カモメやトンビです。特にトンビは光る物を狙いますので、カメラなどを守りながらの撮影となりました。
さらに大変なのは鳥の映り込みです。後で撮影した映像をチェックし、一瞬でも鳥が映り込んでいるシーンは入念に削除して行く事になりました。
チラリとでも見えると「あっ、生き物はいる世界なのね。なら、普通に地球なのか?核による大気汚染とかで、生き物は死滅した訳でも無いのかな?」なんて、いらないイメージがどんどん広がってしまい、せっかくの謎感が台無しになってしまいますので。

海寄りの映像は「城ヶ島公園」へ移動しての撮影となりました。
車で来られる場合は、島の駐車券が各地終日共通で使えるのでリーズナブルです。

こちらは崖での撮影となり、画面ではあまり伝わりませんが、それなりに危険な場所ではあります。
足を踏み外さないように気をつけながらの緊張の撮影でした。
怖いせいなのか、カップルのデートスポットでもあるようで、記念撮影の自撮りをする方々が目立ちます。
ひょっとするとラブラブ写真の背景に、私の探検姿が映ってしまっているかもしれませんね、申し訳ない事をしました。。。
また釣りの穴場でもあるので、妙なフレームアウト編集の先には、大概は長い釣り竿が映っているはずです。
これもまた、一瞬でも映ってしまえば、孤独な旅の世界が台無しになってしまいますので。

ここは波の音も良く、ハーモニカの演奏部分の音は自然な感じで録る事ができました。
岩に打ち付ける波の感じや、岩の隙間で水がコポコポいう感じも、実に場所の個性を出してくれるものでしたが、音としては若干コミカルな印象があり、実際に使える部分は少なかったのが残念です。

吹いてくる風の感じで、予想以上にいかにも島っぽい画像に撮れました。
当初は「初島」や「大島」にまで行く事も考えていたので、企画全体の予算面を考えると、行きやすい場所でこのような効果が出せたのは大助かりでした。
結果的に、編集ではエヴァンゲリオンのような赤い海でまとめる事になりましたが、途中は「黒か紺色」にしようかと思うくらいのダークな雰囲気で、悲しいシーンにピッタリの崖でした。

「死滅した海」といった鎮魂のイメージで、浸り込んでハーモニカで「コール」してみました。

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続いて、動画コンテンツ【ー 空 SKY ー】のご紹介となります。

この動画の撮影は静岡県伊東市「一碧湖」で行いました。
1時間もかからず湖を一周でき、ハイキングスポットとしても人気なようです。

かみさんのイメージで、湖面に空と雲が映り、空を散歩しているように撮りたいという事で撮影が始まったのですが、この日は予想以上に晴れ渡ってくれて、なかなかの絵が撮れました。

とはいえ残念ながら、ハーモニカを吹くシーンに選んだ場所が、水の色味があまり良く無いのが編集段階で分かり、仕方無しに、後日別なシーンを撮影して挟む事になりました。

後日、このシリーズの【ー 滝 WATERFALL ー】を撮っていた時に差し掛かった「人穴富士講遺跡案内所」の敷地の樹を偶然見掛け、それがあまりにドラマティックだったので、急遽そこで撮影を行いました。
まるで「モチモチの樹」のような自己主張が漂う樹で、テーマである「空」については、木々の隙間からのぞくくらいの扱いになってしまいましたが、結果シリーズとしてのバリエーション性を出す事ができました。

ここは密集地ではないものの数件の住宅がある所でしたので、自然に民家の屋根や電信柱が映り込まないようにするのはもちろんの事、自分が案内所の位置に重なるようにしてアングルを決めるしかありませんでした。
また樹自体もあまり大きく全体を撮ると、どうしても現実的な生活感が強く出てしまい、誰もいない孤独な世界が、「もう人が住まなくなった」という別の物語に見えてしまいそうで、画面のレイアウトバランスに難儀しました。

結果的に「空」という要素が薄れてしまい、さらに場所を完全に変え、私の地元である神奈川県小田原市の「小田原アリーナ東」へと移り、何も映り込まないアングルで、空だけをしっかり撮影しました。

ここは青空が広々ときれいに撮れる場所ではあるのですが、人気のマラソンスポットでもあるので、人が走っていない時を見計らい、細々と撮りつないで行きました。
元の映像には「3年B組金八先生」のオープニングのように通行人がたくさん映っていました。
また虫がかすかに飛んでいるのも、妙に地球感が強く出るので、まめに削除しました。
シリーズの中では最も違う場所同士のツギハギ編集となりましたが、空の色の印象の強さで上手くまとめられたように思います。

ここでは空に向かって、「おーい、聴こえるか〜い?」と、元気にハーモニカで「コール」してみました。
風の楽器ハーモニカらしく、伸びやかな音でしたね。

さて、みなさまはどのような物語を思い浮かべながら、Mr.コールのハーモニカにレスポンスをされるのでしょうか?
よろしければ、そのシーンを動画撮影していただき、ぜひ私のTwitterへご投稿下さいませ。

●動画投稿企画hamonicafe_one
https://twitter.com/hamonicafe

こちらのコーナーになります。

ここで、私が試してみたコール&レスポンス演奏を、ご参考までにご紹介させていただきます。

なお、このシリーズは、私のハーモニカ・オンラインレッスンの「ブルースセッションカリキュラム」を一段落された方々の教材としても、現在活用しております。ご興味のある方は無料体験へお申し込み下さい。

●広瀬哲哉 オンラインレッスン

●オンラインレッスンご紹介動画