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恋愛禁止アイドルのマネジメント

応援していたアイドルグループのメンバーが恋愛スキャンダルで脱退することになって、ちょっとショックを受けている。

アイドルグループを応援していると、恋愛に限らず、スキャンダルやルール違反での活動停止はそれなりにあるので、望ましくない脱退は慣れている。それにそこまでお金をかけて応援しているというわけでもない。

だが、意外とダメージを食らっている。

研修生時代から数えると11年間以上活動し、グループ全体5,60人いる中で歌唱力は1・2位を争っていた。グループにとって功労者といってもいい存在である。しかし、スキャンダルが報じられた翌日には脱退が発表され、公式HPに載っていたプロフィールはすでない。

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ルール違反がある度に、経営陣・マネージャー陣の苦労に思いをはせてしまう。

投資が無駄になることやグループのブランドが毀損されるというビジネス的な痛手は大きいだろう。もうすぐシングルをリリースする予定だったので、レコーディングやPVの撮影もやり直しになるのかもしれない。グループでのテレビ出演も決まっていたようだが、全部カットになるのではとも言われている。

なにより、何年も成長を見守ってきた子(しかも20そこそこである)にクビを選ばせなければならない立場を想像して、勝手に同情してしまう。同じグループにいる15歳の中学生にも事情を説明しなければならないだろうし、親御さんとの話も必要だろう。こんな仕事、憂鬱すぎる。

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恋愛したら脱退って、どんな感じだろう。と今日一日考えていた。

会社員で例えると、かつ丼食べたらクビ、ぐらいの内容だろうか。うどんの方が適切だろうか。うどんだとしたら10年も我慢するのはつらい。

恋愛禁止については、アイドルなんだから当たり前だろという人も、人権侵害だという人もいる。私自身は恋愛容認派であるが、恋愛OKにしてしまうと売り上げが下がるだろうというのもわかる。

ほんとに、人が商品になるビジネスは難しいと思う。特に年頃の少女たちのマネジメントなんて思い通りにならないことの方が多そうだ。関わるスタッフはすごい。

脱退した子も、残った子も、応援している。

でも彼女たちを支える大人たちも応援している。がんばれ大人。

(どみの)

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