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日本の香り 桜について

日々少しずつ暖かくなってきて、春の訪れを感じますね。
静岡では、今日の最高気温は25℃。日中は上着がいらない陽気になってきました。

3月、4月は忙しい時期で、あっという間に時間が経つような気がします。
年度の切り替えの時期というのは、卒業式・入学式・歓送迎会等や、引っ越しなど、何かとイベントごとが多いですね。

毎日を忙しく過ごして、気づいたら春も終わりかけ…なんてことも。
今年はコロナの影響もあり、春らしいイベントをする機会も減っています。
そんな中でも、道すがら桜や菜の花が咲いているのを見かけたり、春らしい色や素材の服装に変えてみたり…色々なところで春を感じていきたいものですね。

春の花、桜


皆さんは、桜を見ると何を感じますか?
桜=始まり。そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
淡いピンク色の花が木いっぱいに咲いているのは、あたたかい気持ちになりますよね。
なにか新しいことを始めてみたくなるような、そんな前向きなわくわくした気持ちにさせてくれます。


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桜の香りの正体


上品で優しく、繊細な香りを持つ桜。
桜の香りには、リラックス効果があるといわれています。不安や落ち着かない心を静めて、穏やかな気持ちにさせてくれます。

また、血行促進、抗菌効果もあるといわれているため、身体が冷えたり体調を崩しがちな今の時期にちょうど良いですね。


ただその桜の香りとは、生えている花や葉から香るものではありません。
実はあの香りは、花や葉を「塩漬け」すると生まれるものなのです。
桜餅や桜あんパン等、食べ物だと香りがわかりやすく、親しみがあるかもしれません。
花や葉を塩漬けにすると「クマリン」という成分が生成され、そのクマリンがあの桜の独特な優しい香りを放ちます。

花が咲いているのを見ているだけでは実際に香りはしませんが、なんとなく桜の香りが思い出されますよね。
それほど、桜という花は日本人になじみの深い花であるといえます。


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香りを生活に取り入れる


花から香りがしないため、道すがら香りを楽しむ…ということがなかなかできない桜。
特に春は香りをかぎたくなりますが、そんな時は、桜餅や、桜茶など、食べ物から取り入れるのも素敵です。
普段とは違う取り入れ方ができるのも楽しみになりますね。

お気に入りの香りがあって、日々の生活に取り入れている方も多いと思います。
今回紹介した桜は、春らしい香り。
一年を通して使われるような香りではないため、まさに「春」という始まりの季節を感じやすい香りかと思います。
いつもの香りとは少し違った取り入れ方をして、新しい季節の訪れを感じてみてはいかがでしょうか?

ありがとうございます。