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25歳になったけどまだまだ死にたい

25歳になった。人生100年時代とかいう言葉を信じるなら、人生の1/4を生きた。そしてこれから先3/4が待っている。

…私は元々ネガティブな感情に浸りがちではあるが、ここのところ特にそれが強い。私の人生、どうなれば幸せなのか。現状は幸せではないのか?考えはじめるといつも眠れなくなる。

例えば、私は早く誰かと一緒に暮らしたい。この前彼氏に同棲を提案して断られたばかりだが…。もし誰かと一緒に暮らせたら、美味しいご飯を「美味しいね」と言い合って食べることが出来るし、夜に涙が出てきてもひとりじゃない。

この人とは肩を組んで愉快にやっていくぞ、という、そんな人生のパートナーがほしい。

それから猫も一緒にいてほしい。もし私の部屋に猫が落ちていたら、それだけで仕事を頑張れると思う。なにか、世話をする対象がほしい。

でも、世話をする対象として、パートナーや子供はいらない。同じ人間の世話はしたくない。猫とか犬とか植物とかに目をかけたい。

一人暮らしも悪くはない。全てが自分の思い通りで、何にも制限されることがない。でもそれは逆に、部屋の中では何とも関わりがないことのように感じるようになった。それが寂しい。

30までには、生活の基盤を整えたいな、と思う。誰かと暮らして猫を飼って、自分の家を、自分が絶対に安心できる城を築きたい。

それから、仕事にも不安がある。まだ25だけどもう25なのだ。なんのスキルも身についていない25がいるだけだ。

一生この会社にいるつもりもないが、転職する時に私は何が出来ると言えるのだろうか?今の職に就いてから、仕事を通して自己実現することは半ば諦めているところもある。でもまだ完全になくなったわけではないから厄介だ。

そこそこやりがいのある仕事で、そこそこお金がもらえればいいのだが…。今の日本ではそんなことを望むのも難しい。

と、ここから政治というか、国に対しての不安も大きくなる。税金が高すぎやしないか。物価高に賃金が追いついてい無さすぎやしないか。今払ってる年金だって、私の老後には無くなってるかもしれない。私の年金はもう貰えないものと思っていた方が気が楽だ。

そのくせトンチンカンな法案ばかりはすぐ通る。この国は、年老いたおじいちゃま方にとってはぬくぬく過ごしやすい国だろうが、それ以外の人にとっては、生きることすら難しすぎる。

私が望むのは、税金をこれ以上取らないで。消費税を廃止して。賃金を上げて。夫婦別姓を導入して。緊急避妊薬の価格を下げて。中絶薬を認めて。

この国では、女性は人間と思われていないみたいだから、ハラスメントも性犯罪も無くならないだろうし、何かあった時に守ってくれる法律も整備されず、予防策も立てられずだろうけど。でも少しでも良くなってほしい。と思わないと生きる気力がどんどんなくなっていってしまう。

1度未来に絶望すると、這い上がるのが難しい。25になってはじめた新しい趣味も、それを払拭できるほどのものではない。趣味とか楽しいことで誤魔化せるのはせいぜい数時間。基本的には未来のことを考えると絶望しかなくて、それならこの先は生きていく方が損だと思う。なので早めに損切りしたくなる。

きっと、私だけじゃなくて多くの人がうっすら同じことを思っているだろうし、子供ですらそう思ってる人は多いとニュースで聞いた。

冒頭に書いたように、私はネガティブな感情に浸りがちだ。でもそれは思春期だけかもしれないって、今まではそう信じて、何とか未来に希望を持ってきた。でもここまで生きてもなお死にたさはやってくる。私は一生、この死にたさと共にいなければならないのか?

あまりにも辛すぎる。

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