『MP足りない』

『MP足りない』 作演出すがの公

<あらすじ>「僕のホームページへようこそ。ここは、つまらない世の中を語り合う、僕とアナタのホームページです」無感動な毎日を送るシステムエンジニアの細野ゆうじはネットの掲示板を運営している。思い出すのは幼馴染みの北野ヤスシのこと。彼は「世界の北野」になれただろうか。ある日、憂さ晴らしにファンションヘルスへ行き、リサと出会う。掲示板に「山田さん」の自殺予告が入った。MP足りない。つまらない人生が、少し、動く。

<開演>

(客入れ最後の曲上がり、暗。暗の中、セリフ)
(星でも眺めてそうな感じ)

1:こねーと思うけどなー
2:来るって絶対、だって当たるんだよ?
3:来たら終りじゃん。死んじゃうじゃん。
4:核戦争とか?隕石とか?
5:俺は生き残るけどね。
6:ねぇねぇ、ノストラダムス、当たると思う?
7:いつだっけ?2000年?

サ:1999年。12月。
結局、ノストラダムスの大予言は思いっきり外れた。
でも彼の予言にだって多少のズレがあるかもしれない。
だから2000年が終るまで、僕はその最後の瞬間をじっと待った。
だけど2001年も過ぎ、そして2002年には彼の名前すら聞かなくなって、
2003年、20代の若さでこの世を去るはずだった僕らは、無様にも生き恥をさらす事になる。
そのまま、何年か経った。
Welcome to my homepage.僕のホームページへようこそ。
ここは、つまらない世の中を語り合う、僕とアナタのホームページです。
『Sorry,Japanese only』

(突然オープニングの曲、光)(8人が並んで立っている。シルエット)
(光変わる、交差する8人、セリフ)

1:MPとは、
2:ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、ダンジョン&ドラゴンズ
3:などのいわゆるロールプレイングゲームで
4:主人公が持つパワーの事であり、
5:正しくはマジックポイントと呼ばれ、
6:その頭文字を取って、「MP」と表記される。
7:マジックポイントは魔法や特殊能力を使うのに必要なパワーであり、
1:それが足りないと、
サ:、、それが、足りないと、、、?
1:(サラリーマンに耳打ち)
サ:、、え?
(7人、一斉に配置につき、セリフ)
7人:SKグループ特別公演、『MP足りない』♡
(曲上がり、戸惑うサラリーマン。その回りをオトカワチナツなダンス)
(照明もしくは舞台による効果。タイトルどかん、など)
サ:(ダンスの中、一人パソコンを打ちはじめる)
掲示板1:日記読みました。管理人さんの言ってる事なんだかすっごくわかります。
私も最近、朝起きて、会社行って、飲みに行って寝るだけの生活に飽き飽きしてます。
なんか楽しい事ありませんかね?
掲示板2:楽しい事?楽しい事ねえ、酒を飲む、つぶれる。その瞬間だけは全てを忘れられるような。
掲示板3:みなさんなんか自虐的になってませんか?つまらないつまらないと嘆いていると、
本当に良い事を逃してしまう、、そんな気がするのですが?
掲示板4:だってつまらねぇもんはつまらねぇんだものしょーがねぇべさ。
掲示板5:白装束軍団ってどこ言ったんですかね?
掲示板6:知らない。
掲示板3:みなさんもっと前向きに行きましょうよ。だってせっかく生きてるんですから。
好きな事やってみるとか、楽しい事探すとか。
みなさんの中には医師のカウンセリングを受けた方が良い方もいらっしゃるようですが?
掲示板5:白装束軍団、黒装束になったらしいってホントですか?
掲示板6:うそ。ばか。
掲示板1:だったらアナタはどんな楽しい事やってるんですか?
掲示板3:この掲示板に書く必要は無いと思いますけど。
掲示板4:医師のカウンセリングって誰が受けるべき?
掲示板5:たまちゃんに会いたいよお。
掲示板6:会えば?
掲示板5:ちびまるこちゃんの親友の方だけどね。メガネのメガネの
掲示板4:ぜってえコイツだ。失せろ。
掲示板7:(女一人、発言をせずにそれを眺めている)
サ:管理人ですけど、中傷・非難は避けて、楽しくココの掲示板を使ってください。
掲示板1:もしかして宗教団体の人いませんか?
掲示板4:例えばダレ?
掲示板3:あたしがやっている事は宗教とかそういうのじゃなくて、
みんなで集まって心の安らぎについて考えて、実践するっていう会です。
宗教とは違いますから。言っときますけど。
掲示板4:ありゃりゃ、自分でバラしちゃったよ。
掲示板1:それって宗教と変わらなくないです?
掲示板3:違います。きっとみなさんも活動の内容を知って貰えばわかってくれると思います。
ホームページアドレスは、WWW*****
掲示板4:勧誘ですか?今度は。
掲示板1:ここは世の中がつまらないと思ってる人が集まるんだから、ほっとけって感じです。
掲示板5:*********(旬の時事ネタ)
掲示板6:*********(旬のつっこみ)
掲示板4:おまえら二人とも消えろ。おまえらが一番つまんねぇ
サ:管理人ですけど、中傷・非難は避けて、楽しくココの掲示板を使ってくださいネ、、と。(リターン)

掲示板7:楽しくなんて無理だと思うんですけど。
サ:、、、え(手を止める)
掲示板7:だって、、、つまんないんだから。
サ:、、、でも。
掲示板7:世界なんて滅びてしまえば良かったと思います。
サ:、、、君、、。
7人:2003年7月の日記。9日のニュースを見て。
サ:12歳が園児を殺したと聞いても正直驚かなかった。
だって、そういう世の中は、今に始まったわけじゃない。
会社の同僚は、まるで自分の事のように怒りをあらわにしていたが、なんだか空々しくて、
皆が皆、そうやって騒いでいるのかと思うと、
僕は逆にその少年が気の毒に思えた。
12歳の頃、僕は何を考えていたんだろう。
思い出せるのはヤスシの事。幼馴染みだった彼は今、何して生きてるんだろーか。
と、なんだかおかしな文章になってきたので、今日の出来事。
今日は憂さ晴らしのために、久しぶりに行ってしまった。
ファッションヘルス。そんな意味でも、僕は少年を責める気になれなかったりして。

(SE雑踏。場転現在)(リサ、上着を脱ぎ出す)

リ:何してる人?
サ:え?
リ:お客さん。仕事。サラリーマン?
サ:あ、いや、まぁ、サラリーマンってゆーかSE。
リ:えすいー?
サ:知らないかな、システムエンジニアってゆんだけど。
リ:わかんない。
サ:平たく言えばプログラマーってゆーかね。
リ:へー、かっこいい。パソコンとかやれるんだぁ。
あたしも持ってるけど、全然わかんないんだよねー。ウィンドウズ?
サ:いや、UNIXとか、知ってる?
リ:知らない。なにそれ?
サ:OSの種類。
リ:おーえす?
サ:オペレーティングシステムって言ってほら、ウィンドウズとか、マックとかあと
リ:へ〜頭いんだね〜
サ:いやいや、そんなことないよ。普通だよふつー
リ:あたしよかいいよ絶対。
サ:いくつ?
リ:あたし?うんとねぇ、23。
サ:あー若いんだ。
リ:若くないよ。この業界じゃもうオバサン扱い。
サ:名前って
リ:リサ
サ:じゃなくって本名って
リ:同じだよ、リサ。
サ:珍しいんじゃない?こーゆーとこで源氏名っての?そーいうのにしないのって。
リ:なんで?
サ:だってほら、普通隠すでしょ
リ:そーかなー。
サ:おやごさんとか知ってんの?
リ:え?
サ:こーいうとこで働いてるって。
リ:ヘルスのこと?
サ:うん。隠してんのやっぱり。
リ:別に。
サ:隠してないんだ。普通隠すんじゃないの?
リ:なんで?
サ:だってさー、自分の娘がこんなとこで働いてるなんて知ったら、俺が親ならキズつくっちゅうか、
リ:延長しますか?
サ:え?あ、もう時間?出る出る。
リ:また来てくださいね♡
サ:なんかさぁ、似てるんだよねリサちゃん。
リ:誰に?
サ:小学校のとき好きだった女の子
リ:へー、なんか嬉しい〜。
サ:だからなんかベラベラとしゃべっちゃって
リ:お客さんゴメン、うち時間厳しいんで。
サ:あ、ごめんごめん。俺、あ、これ、名刺。
リ:あ?(ちょいキレ)
サ:え?名刺。なんかあったらホラ
リ:ありがと〜ございます〜♡
サ:じゃ、じゃね。また来るから。
リ:は〜い♡またのご来店、お待ちしてま〜す♡
サ:じゃね。
リ:は〜い♡、、、(内線)リサです。終りました。
(起き上がるヤクザ。寝てた)
ヤ:おつかれさん。
リ:おつかれさまです。
ヤ:なした?
リ:別に。コレ、ゴミ。
ヤ:はいよ。?なんだぁ?システムエンジニア?
リ:頭良いらしいよ。
ヤ:ふーん。
リ:疲れたから帰っていい?
ヤ:帰るの?
リ:帰っていい?
ヤ:、、テキトーに言っとくわ。
リ:ありがと。
ヤ:、、なんか言われた?
リ:別に。(はける)
ヤ:(名刺を見て)出来が良くても悪くても、やるこたぁ一緒ってな。(ポッケにしまう)(曲)細野ゆうじ。

掲示板7:管理人プロフィール。名前、ゆうちゃん。1976年生まれ。O型。職業、SE
趣味、特になし。特技、人の話しを聞き流す。
長所、感情の起伏が少ない。短所、感情の起伏が少ない。
将来の夢、自慢話の出来る爺さんになる事。

(過去、12歳の頃ファミコン)
シ:ばばもぺや りゆみぼば びびばばばりかまぽ べろむ はばべべべ。スタート。
ゲ:(登場、ゲームの人)ピっ。復活の呪文が違います。
シ:あれ?ばばもぺや りゆみぼば びびばばばりかまぽ べろむ はばべべべ。スタート。
ゲ:ピっ。復活の呪文が違います。
シ:書き間違いか?あ、だくてんじゃなくて、まるか?
母:ヤスシ君いらっしゃい〜。
シ:あ、おばさん。おじゃましてます。
母:あれ?ゆうちゃんは?
シ:ゆうちゃんトイレ
母:何コレ?なんのゲーム?
シ:ドラクエ
母:あー、ドラゴンクエスチョンだか
シ:クエスト
母:何してんの?おばさんにもやらして。
シ:出来ないのさ。
母:なんで?壊れた?
シ:復活の呪文、書き間違えたらしくて。
母:どれ?
シ:これ
母:ばばもぺや りゆみぼば びびばばばりかまぽ べろむ はばべべべ。なんじゃこりゃ。
シ:復活の呪文。パスワード。
母:おばさんにもやらして
シ:だから出来ないんだって。パスワード間違ったのっ。
母:そーだねぇ。『はばだだだ』は日本語じゃないよねぇ。
シ:そーいうことじゃ無いんだって。
母:おばさんにもやらして
シ:だからぁ、、あ、おばさん、濁点をさぁ、○にして読んで。
母:えー、無理無理おばさんには無理
シ:それはできんだろっ!
母:行くよー、ばばもぺや りゆみぼば びびばばばりかまぽ べろむ はばべべべ
ゲ:ズン、てれれれれれーれれれーてれれれれれれれんれんれん(勇者も登場)
シ:やったぁ!
母:面白いねぇ〜。(ハケ)
シ:いや、これから、、なんだけど、ま、いいや。
うわ、金ねぇなオレ。敵やっつけっか敵。
ゲ:ズン、でんんでれれれれんでれんでれん(敵1)
シ:お、きた!来い!
ゲ:*****があらわれた
シ:うわ、なんだそれ
ゲ:*****の攻撃
敵1:*********
シ:似てねぇ!攻撃!
勇:似てねんだこら!
敵1:ひらり
ゲ:*****のはひらりと身をかわした。*****の攻撃
シ:まだくるか?
敵1:*********
シ:だからよお!
勇:きゅん
ゲ:たけしは100のダメージを受けた
シ:つえ!ちくしょ!攻撃!
ゲ:どんな攻撃?
シ:え?どんなって?
ゲ:相川しょう?長淵つよし?
シ:え?
ゲ:相川しょう?細川たかし?
シ:。。。。。****!
勇:********
敵1:、、、ひらり
ゲ:*****はひらりと身をかわした。
シ:ちゃんとやれよ!
ゲ:*****の攻撃
敵1:、、、、、。だだだだ
ゲ:*****は逃げ出した。
シ:卑怯だぞ!
ゲ:*****は宝箱を落として言った(宝箱登場)
シ:あ、ラッキー。開ける。
ゲ:宝箱は罠だった
宝:******(ものまね)!!(キック)
勇:いてててててて
シ:なんでー!
ゲ:宝箱の攻撃!
宝:******(ものまね)!(キック)
勇:ぐおおお!
ゲ:たけしは200もダメージを受けた。
シ:200もお!?
勇:ぐに〜〜っ
ゲ:もう死にそうです。相川しょう?長淵つよし?
シ:それどこじゃねえよ!回復!回復!ホイミ!
ゲ:たけしは回復の呪文を唱えた。
勇:ホイミ!
ゲ:マジックポイントが足りない。
勇シ:え〜〜〜〜!!
ゲ:宝箱は仲間を呼んだ!
宝:******(ものまね)!(キック)
宝2:******(ものまね)!(キック)
宝3:******(ものまね)!(キック)(注意:トリオになる)
シ:****(トリオ名判明)〜〜〜〜!
ゲ:ズン、でーれーれれーれれー
シ:あ〜〜〜、死んだ〜〜〜〜。
母:はい、極太かりんとう。勝った?
シ:勝ったように見える?
母:みえない。ゆうちゃんは?
シ:あ、そーいえば。
母:ウンコしてんのかしら
シ:おばさんウンコって
母:ゆうちゃ〜ん!ウンコしてんの〜?
シ:ウンコって言わない方が
母:やーだおばさんったら♡
シ:ははは、、
母:ゆうちゃ〜ん、かりんと食べない?ふっといよー?(はけ)
シ:おばさん!(はけ)
(SEピピピピ、ピピピピ)(朝)
サ:うおっ、、、。かりんと。、、、。なんの夢見てんだ。何時だろ、、。やべ、会社行かないと。
ねぐせ。、、まぁいいや。、、昨日の子、当たりだったなぁ、、。(ハケ)(掲示板7)

掲示板7:思い出せるのはヤスシの事。(会社SE)(プログラマー4人。お茶くみの人、社長)
幼馴染みだった彼は今、何して生きてるんだろーか。(セリフの間、会社の人たちマイム)
ぼくはドラクエを作る人になると言い、彼はお笑い芸人になると言った。
もしも明日、道端で、やすしにばったり会ったとしたら、僕はたぶん、無視をするだろう。
(プログラマー4人、カタカタカタカタ、リターン、カタカタカタ、マウス)
(お茶くみ、お茶をつぐ、次の人、次の人、次の人)(社長、電話に出る。笑う。切る。電話に出る)
プ1:細野くん遅いですねえ
プ2:遅いねぇ
プ3:また遅刻ですかねぇ
プ4:そうですかねぇ
社長:今日誰の誕生日だと思う?!
(会社SE)
社長:、、、。
(会社SE消え)
プ1:誕生日と言えばほら、
プ2:あー誕生日と言えば。
プ3:あれですね
プ4:誕生日と言えばね。
社長:ギャグのプレゼント!!、、、、マカロニ!しめさば!
(会社SE)
社長:、、、、
(会社SE消え)
プ1:バースデイソング
プ2:ああバースデイソング
プ3:歌うね。
プ4:バースデイソングね
社長:うああ!ねこふんじゃったあ!
お茶:社長。
社長:え?
お茶:お茶です。
社長:あ、(会社SE)、、ありがとう(飲む)(会社SE消え)
プ1:日本人なのにね
プ2:ああバースデイソング?
プ3:歌うね
プ4:全部英語でね。
社長:日本語で歌えばいいのにね!日本語でね!?
(全員、社長に注目)
え?
プ1:あ。クライアントとの打ち合わせの時間だ。行って来ます。(ハケ)
お茶:いってらっしゃい。
社長:あ。
プ3人:どうぞ続けて。
社長:、、ゆ、、ゆたんぽ!
プ3人:いってきます。(ハケ)
お茶:いってらっしゃい。
(サラリーマン)
サ:おはようございます。
社長:、、おめでとーほそーのくーん。
サ:え?
お茶:おめでとうございます細野さん。
サ:あ、、、ありがとう。
社長:、、、。
サ:すみません。遅れました。
社長:、、、どーかしたの。
サ:寝坊しました。目覚まし時計、鳴らなくて。
社長:、、、いくつになったんだい君は。
サ:30です。
社長:、、、30にもなって遅刻の言い訳が目覚まし時計かい。
サ:すみません。以後、気をつけます。
社長:そのへんの小学生と同じじゃないの。
サ:すみません。でも、ほんとなんで。
社長:私が30の頃はね、もっと情熱を持って
サ:すみませんでした。(席につこうとする)
社長:、、、何がしたいの君たちは。
サ:すみませんでした。
社長:そやって耐えてりゃ給料もらえるんだろーけどさ。
サ:すいません社長、10時からクライアントとの打ち合わせがあるので。
社長:そやって自分の仕事だけこなしてりゃ、私も文句言えないんだけどさ。
サ:ですからあのー。
社長:私はパソコンのパの字も知らないから、君らがいないと困るけどさ。
サ:(立ちあがり、礼)すみませんでした。
社長:もっと謝る事が屈辱だったよ。
サ:、、、。
社長:謝るって事に慣れるまで、ずいぶんかかったよ。
サ:、、、。
社長:いや、今だって、慣れちゃいないよ私は。
(SE電話)
社長:君たちは、何がしたいの。
お茶:はい、お待たせいたしました。はい、
サ:、、、、。
社長:仕事に情熱を持てなんて言ってるんじゃないんだよ私は。
お茶:社長。お電話です。
社長:だれ?
お茶:中央銀行の佐藤専務です。
社長:あ!
サ:、、、。
社長:どおおおおおもすみませんっ!先日はどおおも、
いえいえこちらからお電話さしあげる所だったんですが、ほんとに今!
うそじゃありませんってぇ!いやいやいやどおおもすいません!
(頭を下げまくる社長、それをぼーっと見つめるサラリーマン)
(SE会社)(掲示板7、ホームページ閲覧中)
掲示板7:自分がこの先、どうなって行くのか、今の仕事を続けてもいいのか、やめるべきか、
どうなるべきか、僕にはさっぱりわからないが、「こいつみたくはなりたくない」そう思う瞬間はいくらだってある。
尻にしかれる亭主、口の臭いおやじ、会社の上司、通勤途中によくみかける浮浪者、*****。***。。
(飲み屋のSEにかき消されるセリフ、場転、飲み屋)

お茶:こっちこっち。
サ:あ、ああ。
お茶:遅かったねぇ結構
サ:まぁね。
お茶:また社長の小言につきあわされたの?
サ:うん。ちょっと
お茶:なんなのあのおやじ
サ:今日中にやっとく仕事もあったから。
お茶:腹立つねあいつ
サ:うーん、別に
お茶:腹立たないの?そんなんだから目のカタキにされんだよ?
サ:右から左だもん
お茶:自分はワープロも出来ないくせにさぁ。えらっそうに。
サ:社長だもん。えらいんじゃない?あ、すいません。
お茶:こっちは給料分やってやってんだからいいじゃんねぇ?
サ:ビールひとつ。なんかいる?
お茶:あ、えっとねぇ、ブラッディマリー
サ:それひとつ。
店員:ビールオヒトツニ、ブラッディマリーデスネ?
サ:?はい。
店員:ショーショーオマチクレサイ
お茶:昨日もさ、「ちょっと一杯つきあわないかい?」とかいっちゃって。
なんであたしがつきあわなくちゃいけないっての?
サ:、、外人じゃなかった?
お茶:え?誰?社長?
サ:いやいや、今の
お茶:そーだった?
サ:うん。
お茶:いるんじゃない?外人くらい。
サ:う、うん。
お茶:なんで細野くんて怒らないの?
サ:え?おれ?
お茶:ぐちとか聞いた事ないかも。いやそーだ、一回も言った事無いよね?絶対。
サ:そーかな?
お茶:腹立たない人なんだ?
サ:え、そんな事ないよ。
お茶:心が広いんだね
サ:いや、そーいうのとはちょっと違う。
お茶:え?じゃ、何?わかんない
サ:なんて言えばいーのかな。
お茶:なになに?
店員:オマチドーサマデシタ
サ:!
店員:ビールノオキャクサマ
サ:、、、。
お茶:あ、こちら
店員:オマチドサマレシタ
サ:、、。
店員:ブラディマリーノオキャクサ
お茶:あたしです。
店員:マグロノヤマカケニナリマス
お茶:はい。
店員:イジョウデゴチュモンノシナオソロイデスカ
お茶:はいはい
店員:ゴユックリドゾ
サ:、、、、。
店員:(はけかける)
サ:セ、センキュう
店員:、、、Your welcome♡(はけ)
サ:、、やっぱ外人だああ!!
お茶:そう?
サ:アグロノヤマカケだって!
お茶:食べる?
サ:俺外人としゃべっちゃった!
お茶:なんでそんなにはしゃいでんの?
サ:え?
お茶:座ってほら。
サ:あ、、うん。(俺、はしゃいでた)
お茶:へんな人だよね〜細野くん。
サ:え?
お茶:普段なんかクールっちゅうか、無反応っちゅうか、なのにさあ、
たまーにそやってはしゃぐでしょ?
サ:おれ?
お茶:うん。へんだよね。
サ:そーかな。
お茶:今日どーする?うち寄ってく?
サ:え?
お茶:寄ってくでしょ?
サ:あ、いや。
お茶:なんかあんの?
サ:仕事、残ってんだよね。
お茶:済ましてきたんじゃないの?
サ:終わんなくて。
お茶:なーんだ。
サ:うん。
お茶:ちょっとトイレ
サ:うん。
お茶:すいません、トイレって
店員:ソノツウロヲズットイッテツキアタリヲミギニナリマス
サ:!♡!
お茶:はーい。
店員:ゴユクリドゾー
サ:すいません!
店員:ハイ?
サ:えっと、あ、じゃ、ビール、、(飲み干す)ビールひとつ!
店員:イイノミプリデスネェ

サ:セ、センキュウ
店員:Your Welcome♡
サ:(ガッツポーズ)
店員:ア。
サ:?
(ニュースキャスター2人)
1:今日午後7時30分頃、発見されました水死体についての続報です。
2:水死体で発見されたのは30歳前後の男性で、警視庁では身元の確認を急いでいましたが、
現場付近で発見された財布の中身から、男性の身元が明らかになりました。
1:財布の中には遺書のような物も発見され、
遺書には「世の中に飽きた」というような内容が書かれており、
警視庁では更に詳しい調査を行った上で、自殺か他殺かを確定していく方針です。
2:会社の方にお話しを聞いています。(1ハケ)
店員:ヨモスエデスネェ
サ:、、、。
2:なぜこのような事になったんでしょうか?
同1:すいません、私関係ないんで。
2:同僚の方ですよね?
同1:ちょっとカメラとかやめてください困るんで。
2:音声は変えられますから一言お願いできませんか?
同1:顔とか出したくないんで。
2:モザイクお願い
AD:はい。(モザイクグッズ)
2:早くして
同1:え?(モザイクグッズわたされる)
2:どうぞ。
同1:あ。(隠すんだな、これで)
AD:5秒前、4、3、(2、1)
2:なぜこのような事になったんでしょうか
同1:声、本当に変わっテルンデスカ?ア。(変わった)
2:亡くなられた男性とはどのようなご関係ですか?
同1:ワタシノジョウシニアタリマス
2:仕事は出来る方だったんですか?
同1:ハイ。ソレナリニ。
2:仕事の上でのトラブルとかは?
同1:トクニナカッタトオモイマス
2:普段はどういった方なんですか?
同1:フツウノヒトデス。フツウノ。
2:普通。
同1:シゴトモソレナリニデキルシ、ツキアイモワルイヒトジャナイヒトデシタ
2:特に変わってる所とかは
同1:ナカッタトオモイマス。、、デモ
2:でも?なんですか?
同1:ナンニデモ関心ヲ示スヒトデハナカッタトイウカ
2:無関心。
同1:全ク関心ナイッテワケジャナインデスケド、ホンキニナラナイトイウカ
2:本気にならない?
同1:上ノ人ニ怒ラレテモ、アマリオコラナイシ、反論モシナイシ
2:仕事は仕事で割り切ってるという事ですか?
同1:イエ、ソレトモマタチガウンデスケド
AD:あ、すいません今インタビューのと中ですから
同2:何?テレビ?佐藤の?自殺の?
サ::あ、名前言った。
同2:何?インタビュー?あたしも?まじで?
2:ちょっとどーにかしてよ
AD:すみません、のちほどお伺いしますから
同2:いや時間ないから、今やっちゃおう。ね?
2:ねって言われても。
同2:あたし佐藤ただしと同期だから。一緒に机並べて仕事してました。ね?
サ:フルネーム。
同1:センパイ、、。
同2:変な声。どしたの?何コレモザイク?あ、そーゆうもん?
同1:ハイ
AD:どーしましょ?
2:面白いからとっちゃお。
同1:センパイ
同2:変な声〜
AD:今、音声処理かけますから。
同2:いいよいいよそんなもん。
2:いいんですか?
同2:いいよ。やっちゃお。
2:では、同期の方にもお話しを聞いてみようかと
同2:せーの、どーん(モザイクとりあげる)
同1:ア、ヤメテクダサイ
同2:山田さんでーす。変な声でーす。
同1:カンベンシテクダサイヨォ
AD:いーんですか?
2:いーいー。
同2:星野で〜す。モザイク〜。
同1:意味ナイジャナイデスカァ
2:えーと、星野さん。星野さんはあまりショックを受けてない様ですが
同2:受けてる受けてる。ね?
同1:ネッテイワレテモォ
2:自殺だと思いますか?他殺だと思いますか?
同2:自殺。
2:それはどうして?
同2:「世の中に飽きた」って書いてたでしょ?
同1:センパイモザイクカエシテクダサイ
2:世の中に飽きた、その意味は
同2:わかんないの?
2:今ひとつ。理解に苦しみますが、、。
同2:ほんとにわかんないの?ニュースキャスターのくせに。
2:すみません。
同1:センパイモザイクカエシテクダサイ
同2:他殺だったら良かったのに。
2:え?
同2:佐藤くん
2:どういうことでしょう?
同1:センパイモザイクカエシテクダサイ
AD:音声処理切っていいですか?
2:まって。
同2:(モザイクとり)足りないんだよ。あたしらには。
2:、、足りない、、。
同2:わかんない?

店員:ヨモスエデスネェ
お茶:お待たせ、トイレめちゃ混んでんの。
サ:、、、、、わかる。
店茶:え?(曲)

(場転)(交差する人々)(舞台、ショーパブ)(ショーパブの男)
シ:こんにちはー!飲んで笑って歌って飲んで、爆笑パブニューワールドへようこそ!
今週もやってまいりました私、北野やすしがお届けする大爆ショータイム!
司会は私、ダンディキタノこと、エイトビートヤスシでーす!はーりきって行ってみましょー!!
(曲上がり、下がる)
シ:さぁ!まずはおなじみこのコーナー、お客様参加がた爆笑バトル!
5週勝ち抜くとなんと当パブより、現金100万円を贈呈!まずは先週のチャンピオン、ニッカポッカ雷蔵の入場です!
(曲上がり、ニッカポッカ入場、下がる)
シ:ニッカポッカさん!
ニ:ニッカポッカです
シ:芸名の由来はなんですか?
ニ:たたずまいです。
シ:気付かなかったぁ!それじゃさっそく行ってみましょう!
今週最初の挑戦者は、こ・い・つ・ら・だ!
(曲上がり、芸人12登場、消える)
芸12:(ネタ1分くらい)
シ:おもしろーい!(曲)じゃんじゃんどんどん行ってみるよ!
次の挑戦者は、こ・い・つ・ら・だ!
(曲上がり、芸人34登場、消える)
芸34:(ネタ1分くらい)
シ:テンションアーーーーップ!!(曲)じゃんじゃんどんどん行ってみるよ!
最後の挑戦者は、こ・い・つ・ら・だ!
(曲上がり、芸人56登場、消える)
芸56:(ネタ1分くらい)
シ:アニバーサリーー!!今日がみんなの爆笑記念日〜〜!(曲)
挑戦者が出揃いました!これは甲乙つけがたい!
果たして彼等はチャンピオンの栄冠を手にする事が出来るんでしょうか!
それでは行ってみましょー!チャンピオン!ニッッカポオオオッカーーらいっぞおおおおお!
(曲上がり、ニッカポッカ舞台へ、消える)
ニ:(ネタ1分くらい)
シ:ブラボーブラボーブラジャーパッチン!心臓の音、どうぞ!
(SEドックンドックン)
*****なステージとなって参りました。
飲んで笑って歌って飲んで、爆笑パブニューワールドがお送りする大爆ショータイム
今週のチャンピオンの発表です!
審査員はもちろん、ステージの前の、(ハンケチふわっ)
、、あなたです!
客:!(ほんもの)
シ:はいこれ持って。1番2番3番そしてチャンピオン。(番号ふだ)
さぁ、ぼくがカウントしますからいい感じにあげてください!
行きますよぉ。5、4、3、2、1どおぞお!
客:(あげる)(曲)
シ:おめでとお!君が今週の爆笑王だああああああ!!!!!!!!!
おめでとう〜〜!そしてお客さんありがとおお〜〜!
*****(爆笑オンエアバトルパクってください)***** はステージの前の、オマエたちです!
(曲上がり、場転)(SEすすけの)
シ:うおーねむてー。
あ、今日何曜日よ?、、出るダス出るダスパチスロデーじゃん!
行くか?!勝負すっか?!おおぐろ!
リ:こんちわ
お、リっちゃん
リ:あ、今上がり?
シ:おう。リっちゃんも?
リ:これからですわ。休憩中。
シ:たいへんですなー、風俗嬢は。
リ:いかがですか?
シ:そーねぇ。今日はやめときます。
リ:いっつもそう言ってこないくせに。
シ:忙しいのさ。僕は僕で。
リ:たいへんですなー、お笑い芸人は。
シ:まっ、「すすけのの北野」と呼ばれる男ですから。
リ:あれ?「世界の北野」じゃなかったの?
シ:ビートたけしに先越されちゃったもんで最近方向転換。
リ:そーですか
シ:じゃね。
リ:なんかやって。
シ:え?
リ:ネタとか。
シ:ネタ?ここで?
リ:路上ライブ路上ライブ
シ:金取るよ?
リ:いいよ。
シ:じゃ、えっと。******。
リ:はい。
シ:****************
リ:おおお(パチパチ)
ヤ:あ、いた。
リ:やべ、もう時間?
ヤ:指名入ったよ。
リ:まじで?
ヤ:うん。
シ:モテモテですな
リ:売れっことよんで。
シ:さぁて、勝負しにいくか。じゃんじゃんばりばり!
リ:頑張ってねー。
シ:あ、今度路上ライブ代請求すっから♡
リ:つけといてよ。
シ:おつかれー。
リ:またやってね。
シ:、、?
リ:また笑わしてね。
シ:?はいはい。ばいばい。♪ラッシュラッシュでだまのラッシュー(ハケ)

ヤ:男?
リ:違うよ。
ヤ:ふーん。
リ:だれ?指名入れたの。
ヤ:このまえのサラリーマン。
リ:、、、ああ。
親分:こおおおおっら!(どつく)
ヤ:いて!
親分:なにサボってんだテメー?
ヤ:いや、サボってないっす。
親分:じゃなんで店の外にいるんだよ?
ヤ:いや、ホントサボってないっす。
親分:てめえウソついたらうちの舎弟ドモがだまったりしねえぞ?!
舎弟1:だまったりしねぇぞ?
舎弟2:だまったりしねぇぞ?
舎弟2:こしょこしょ
舎弟3:だまったりしねぇぞ?
リ:舎弟。。。
舎弟1:おやぶん!
舎弟2:おやぶん!
舎弟3:えっと、、
舎弟2:こしょこしょ
舎弟3:おやぶん!
親分:かわいい、かわいいなぁおめえらは♡
3人:(なつく)
親分:それに引き替え、なんだてめえは?
ヤ:だからサボってないん
親分:生意気なんだよお!
舎弟1:生意気なんだよお!
舎弟2:生意気なんだよお!
舎弟3:えっと、、
舎弟2:こしょこしょ
舎弟3:、、おやぶん!
ヤ:覚えろ!(なぐっちゃう)
親分:なにしやがったああああああ!!!!!
ヤ:すんません!すんません!
親分:5回殴ったニコラスケイジみてえな面しやがってこの胸からギャランドゥ野郎がぁ!!
舎弟3:(不安顔!!)
リ:明らかに不安顔だね
舎弟1:5回殴ったニコラスケイジみてえな面しやがってこの胸からギャランドゥ野郎がぁ!!
舎弟2:5回殴ったニコラスケイジみてえな面しやがってこの胸からギャランドゥ野郎がぁ!!
舎弟3:えっと、えと
舎弟2:こしょこしょ、こしょこしょ、こしょこしょ
舎弟3:、、ハゲ!!ヒゲ!!アオ!!、、ハゲ!
ヤ:2回も!!(なぐっちゃう)しまったぁ!
親分:もおおお、っかんべんならねぇ、チャカ貸せ!
ヤリ:ええええ!
舎弟1:チャカ貸せ!
舎弟2:チャカ貸せ!
舎弟3:ハイ!
ヤ:勘弁してください!
親分:よおおし、俺はこいつでてめえを成仏させてやるぜ、かんじーざいーぼーさつ、、(おシャカさま)
シャカだぁあああ!おシャカさまだあああ!
舎弟3:ビクビクビク(犬の目)
親分:かあああわいいなぁおめえはぁあ!!。いいか、良く聞け?シャカじゃねぇ、チャカだ。
おまえら、教えてやれ。
舎弟1:チャカだ。
舎弟2:チャカだ。
舎弟3:!(閃いた)(そでへ)
親分:まったくあいつと来たら手がかかるぜ。
でもまぁ、手がかかるほど可愛らしいってなぁ。
舎弟12:親分!(来ました)
親分:よおおし!もおおお、っかんべんならねぇ、チャカ貸せ!
ヤリ:あ。
舎弟3:ハイ!(じゃがいも)
親分:よおおし、俺はこいつでてめえに腰抜かさせてやるずぇ。俺のつくるスィートポテトは天下一品ほっぺが転げおち、
ジャガだぁあああ!じゃがいもだあああ!
舎弟3:ビクビクビク(犬の目)
親分:かあああわいいなぁおめえはぁあ!!。いいか、良く聞け?ジャカじゃねぇ、チャカだ。少し離れた。
舎弟3:!(閃いた)(そでへ)
親分:たしかにあいつにゃ抜けてるとこもある。てめえはあいつの弟分なんだからな?
リ:そーなの?
ヤ:うん
舎弟12:親分。(来ましたけどもう違います)
親分:よおおし!もおおお、っかんべんならねぇ、チャカ貸せ!
ヤリ:あー
舎弟3:ハイ!(ハゲヅRZにサングラスに帽子)
親分:、、、わからねぇ、もう、親分にはわからねぇ、
舎弟3:♪勇気ーだ愛だーとさっわぎーたてーずーにその気にーなーればいいーー、
舎弟12:さんっはい
親分:♪yahhhhh、ya、yahhhh!ya、yahyahyahhhh、、チャアアゲだあ!!おまえチャゲだぁああ!俺あすか、、
(帽子ぶんどる)
舎弟3:ビクビクビク(犬の目、ハゲ)
親分:、、、おまえら、向こうで、じっくり教えてやれ
舎弟12:はい。
舎弟3:????
舎弟1:だからさぁチャゲはさあ
舎弟2:ちがうしょやチャゲじゃないしょや
舎弟3:うおーたー(ハケ)
舎弟2:関係ないしょや(なにかしゃべりながらハケ)
舎弟1:ハゲとかさぁ人が気にしてる事をさぁ(なにかしゃべりながらハケ)
親分:まったくかわいいやつらだぜ。
リ:ホンと?!
親分:客待たしてんじゃねぇのか?
リ:、、はい。でもホントに翔ちゃんサボってないです
親分:いけホラ。
リ:、、、(ハケ)

親分:やめてぇなら早くやめろ。
ヤ:え?
親分:気にいらねんだよ。自分はこんな所に埋もれるタマじゃねえみてえなツラしてよ。
ヤ:、、そんなこと
親分:ねぇか?
ヤ:、、、。
親分:おめえが興味示さねぇ事には、俺だっててめえなんざ用はねぇからよ。
、、命かけてんだよ俺は。この家業によ。
気にいらねんだよ。いつ浮気しよーかスキ狙ってるみてーな、、その態度がよ。
ヤ:、、おれ、、おやぶん、俺、、

母ちゃん:誰この女
親分:え?
ヤ:姐さん
母ちゃん:誰この空マメみたいな女
浮気相手:マーコタン♡
親分:ユカリン、、
母ちゃん:(蹴り)
親分:あう!
母ちゃん:誰がマコタンだよこのスケベ!
ヤ:浮気っすか、、
浮気相手:マコタン独身っていったじゃない?
親分:ユカリン、これには深い事情が
母ちゃん:浮気に事情もくそもあるかい!(耳)(引っ張りはけ)
浮気相手:マコタン♡だれこのおばさん
親分:ユカリン誤解。ルミルミも誤解。(はけ)
ヤ:(その様子をボーっと眺めるヤクザ)

掲示板7:7月29日午前4時32分。投稿者:インテリヤクザ
初めてカキこみします。俺も毎日がつまらなくてつまらなくてしょーがない27歳の男です。
仕事は風俗の店番。平たく言えばチンピラというくくりになりますか。
裏の世界入って、刺激あったのは最初だけで、今じゃもう慣れちゃって、
なんだかよくわかんなくなってます。ま、いいや。
日記とかプロフィールとか見ました。なんか、わかります。
また来てみます。そんじゃ。
サ:はじめましてインテリヤクザさん。このホームページの管理人のゆうちゃんです。
ここにヤクザな人が来たのは初めての事です。かっこ笑い。
銃とか撃った事ありますか?ドラッグとか経験あります?売る方専門なんでしょうかね?
ヤクザってまだ、ドスとか持ち歩いてるんですか?
掲示板7:、、、、。
ヤ:ドラッグっつっても俺んとこで扱ってんのはもっぱら合法。
最近は客も守りに入ってっから中途半端なんだよね。完璧にハマる奴めったにいないし。
引き際わかってるっつーか。パクられるよーなやり方だけはしない。
合法ドラッグで事足りるなら、それで済ます気らしいよ。
なんだかね。そーゆーのもやる気無くす要因だね。
サ:へー、僕も魔法のキノコとかなら合法だった頃にやってみました。
ハマるの恐くてすぐやめちゃったんですけど。中途半端ですんません。
インテリヤクザさんは自分ではやんないんですか?
あと、しつこいですけど、銃撃った事ありますか?どーしても教えて欲しい。
ヤ:残念ながらどっちも無し。クスリやって身滅ぼしてる人見てるから、自分からやる気になんか絶対にならない。
銃はどこにでもあるもんじゃないよ。最初に書いたように、俺、下っ端だから。インテリチンピラに変えるかな?
サ:そっかぁ、ガックシ。でも、ちょっと久しぶりに興奮しました。
ヤ:慣れるとね、同じだよ。
サ:そうなんですよね。
ヤ:そ。同じだよ。
サ:今の時代、何か新しい事始まろうとしてもその先が予測出来てしまうから、つまんないんですかね。
ヤ:「あらゆる可能性が見えてしまうから。」ってかい?
サ:おー、いいこと言う。さすが、インテリなヤクザ。
ヤ:いやいや。
掲示板7:、、、、『来たる、8月15日。終戦記念日。
ヤ:?
掲示板7:くしくも、ずいぶん昔に平和が訪れたその日の朝に、私は決行します。
つきましては。その方法を募集します。この掲示板、もしくはこちらのメールアドレスへ。』
サ:、、方法?
掲示板7:『私はこのつまらない世の中と決別する。山田。』(曲)
(光、掲示板7をシルエットにする)
(彼女を振り替える二人、顔の確認が出来ない)
(ニュースキャスター)
キャ:8月15日終戦記念日に「つまらない世の中と決別する」という山田さんのニュースです。
サ:僕のホームページの掲示板は某大手プロバイダのサービスを使っていたから、
彼女の話題は一気にネットじゅうに広まった。
キャ:「山田さん関連」のニュースです。山田さんの自殺を止める会がネット上で活動を始めたという事です。
山1:山田さん、どうして死ぬの?
山2:山田さん、せっかく生まれたんだから!
山3:自分で命を絶つなんて、許される事ではないよ!
山1:山田さん
山2:山田さん
山3:山田さん
山3人:死なないで!
サ:「山田さん関連のニュース」は連日ワイドショーで放送され、この前なんてとうとうNHKが特番を組んでしまった。
夜中には朝まで山田さんの事が議論されて、世の中は一転、山田さんブームとなった。
ヤ:なんかすごい事になってきたなー
サ:最近はうちの掲示板に広告まで出てきたよ。
山1:運気を変える大開運サイト!白龍パワーで、必ず幸せになれる!!
ヤ:俺、ネット上でインタビュー受けるらしいよ。第1接触者として。
山2:持てない、金ない、夢もない、まさにおとこの3重苦を抱えていた俺がすがったもの、
それがこの超波動エナジー配合数珠、アンジュとジュジュオウ!
サ:受けるらしい?ってどういう事?
山3:「あなたの人生」応援します。信頼と実績のナイスキャッチライフ。60日間無利子。融資額100万円まで!
ヤ:誰かがカタったんじゃない?インテリヤクザ。ほら、始まった。
キャ:第1接触者と思われる、インテリヤクザさんとのネットインタビューに成功いたしました。
この番組は生チャット中継で放送いたします。
山3人:こんにちはー。
キャ山田さんとはどういうご関係なんですか?(カタカタカタ)
山1:ネットで知りあったんだけどね。そのうち、外でも会うようになって。
キャ現実世界でも会うようになった?
山2:ええ、週に2回〜3回、週末には必ず。
キャそれはもう大人の関係だと考えてもよろしいんですか?
山3:まーそーだな。でも俺には女房も子供もいるから、そのへんあまりふれねぇで欲しいぜぇ。
キャ不倫の末の今回の「決別宣言」と?
サ:バカだこいつら。
ヤ:ゆうちゃん、プログラマーだべ?こいつらにメッセージ直接送れないの?
サ:出来るよ。ちょまって。逆探知すっから
ヤ:すげえ、なんでも出来るな。
サ:いいよお、しゃべって。
ヤ:しゃべる?
サ:どーせだから音声にした
キャなんでしょう、ぱそこんに何か、、、
ヤ:聞こえんの?向こうに?
キャ声ですね。
サ:行くよお、
ヤ:せーーーーっのっ♡
山3人:ん?
ヤサ:ぶぁああああああああっっっか!♡!!!(曲上がってく)
キャ:何が起こったんですかあ!
山1:ハッキングだあ!
山2:山田さんの怒りだああ!
山3:にせものがいますよ!
ヤサ:おめえらっだこらあ!♡!
(めちゃくちゃ楽しそうな2人)
(それをにこやかに眺める掲示板7の女)

掲示板7:8月3日、今日は晴れてます。決行まで、あと12日。
ヤサ:!(女を見る)
山3人キ:(何か騒いでいる)
(2人だけが、どうやら親身になって心配してる。そんな様子)
掲示板7:(その騒ぎの中を掲示板7の女、ハケる)(暗転)

(明転、お茶くみとサラリーマン)
サ:山田っていうくらいだからさ、絶対日本人だとは思うのさ。
だけどさ、その「山田さん」のメールアドレスってのがさ、日本のじゃないわけ。
うんたらjpってあるでしょ?シーオードットジェーピー
お茶:うん。
サ:最後がジェーピーだと、日本なの。
お茶:うん。
サ:どこだと思う?国。
お茶:どこ?
サ:トンガ。
お茶:へー。
サ:あれ?驚かないの?山田さんトンガ人だよ?あ、すいません!ビールひとつ、なんかいる?
お茶:あ、いい。
店員:ビールオヒトツデスネ。
サ:はい。
店員:ショウショウオマチ、、
サ:トンガ人!なまらうける!
店員:!!(キッ)
サ:どしたの?
店員:ベツニ。オマチクレサイ。。
サ:どしたんだ?
お茶:やめないこの話し。
サ:なんで?謎は深まるばかりじゃん。
お茶:自殺しようとしてるんでしょ?
サ:え?
お茶:その、
サ:山田さん?
お茶:そう。
サ:トンガでね♡だめだごめんトンガ!なまらトンガ!
店員:オマタセイチャシマシタビルノオキャクサマゴユックリドジョ!
サお茶:?!
店員:(怒ってハケ)
サ:どしたんだろ。、、、、、、!!
お茶:細野くんがいつまでも自殺の話ししてるからきっと、、
サ:トンガ人だ
お茶:え?
サ:あの人はトンガ人だ!
店員:(登場)フザケッルナ!バッカニスッルウナ!ナグリマショ!
サ:怒ったああ!♡
お茶:ごめんなさい!なに喜んでんの!
店員:フザケッルナ!バッカニスッルウナ!ナグリマショ!
お茶:すいません誰か!
店員2:ドシマシタ?ジューディガナニカ?
サ:じゅーでい?名前?!まじで?
店員:バッカニスッルウナ!ナグリマショ!
サ:なっぐりましょ!
店員2:カンベンシテクダサイヨオ!
サ:ごめんごめん!そおりぃ!
お茶:ちゃんとあやまって!
店員2:****!*****!**(トンガ語)
店員:****!****、、、**(トンガ語)
サ:、、、トンガ語だぁあ♡(ガッツガッツ)
店員12:ドモシツレシマシタァ(ペコ)(ハケ)
サ:すげえ、俺外人怒らせちゃった!
お茶:細野くん
サ:しかもトンガ人!ジューデイ!
お茶:細野くんっ
サ:山田さんもトンガだし。マグロノヤマカケ!!だって
お茶:いってない
サ:いってない!フッザアケェルウナ!だって
お茶:あたし帰る
サ:フッザア、、え?
お茶:帰る。
サ:なんで?
お茶:なんか。
サ:ナンカ?
お茶:なんか、こわい。
サ:え?
お茶:、、、、、普段、無反応なのもいんだけど。
、たまーにはしゃぐのも、別にいんだけど。
外人と話して喜ぶのもいんだけど。
山田さんって人、死のうとしてんでしょ?
サ:、、、。
お茶:それって、外人としゃべんのと同じくらい楽しい事?
サ:、、。(あ。)
お茶:なんか、、、、恐いよ。、、(帰る)
サ:ちょっと、、、。(いちお追う)
、、かえっちゃった、、、、、、(座り)、、
、、、、、おなじくらい、、おもしろいな。

店員:オマタセイタシマシタ。
サ:?、、頼んでませんけど
店員2:サービスナリマス
店員:ソノセツハドーモ。
サ:あ、いや、どーもどーも
店員2人:カンパイ
サ:あ、乾杯。
店員:カラーテレビ。
サ:え?
店員2:ヤマダサンノニュースデス
サ:あ、てれびね。
店員:ヨモスエデスネェ
サ:死ぬと思う?
店員:エ?
サ:山田さん。
店員2:シナナケレバ恥デス。
サ:、、はじ、、
店員2:ウソツキハオオカミニクワレロ
店員:ウソツキハ、ヤギニクワレロ
サ:やぎ?、、、え?やぎ?
店員2人:、、、(ピース=平和)
サ:ヤギ?
店員2人:2003年3月の日記。5日のニュースを見て。
掲示板7:3人は互いに面識がないそうだ。一緒にいた2人は、本名も知らず自殺する理由も分からない。
2週間メール交換して、ただ、安楽に死にたいという目的のためだけに集まったそーだ。
自殺が良いとか悪いとかはどーでもいんだけど、
風情もカケラも無いもんだと思った。
見ず知らずの人間と最後の瞬間をともにするくらいなら、ぼくは一人で行こうと思う。
自殺じゃない。そんなの、本当の自殺じゃない。
テレビを見ながら、自殺する勇気も無い僕は真剣にそう考えた。
自殺する理由はない、でもそれ以上に、自殺しない理由もない。
僕に足りないのは勇気だけ。
それとも、僕はまだ、僕の人生に期待してるという事か。

シ:世界の北野って呼ばれる事っ!まじで!本気だって!
バカヤロー、すげえぞおれは?コマネチっナハナハ!
え?パクってねぇよ!俺が思いついた次の日にビートたけしがやってんだもの!
きっと俺盗聴されてんじゃねえか?
それはそうとよお、ビートたけし映画作ればいいと思わない?え?思わない?
サ:思い出せるのはヤスシの事。幼馴染みだった彼は今、何して生きてるんだろーか。
シ:ほらみろおおお!!!!!監督になったべやああ!
やあっべえええ!おい、どーする?ビートたけしが世界の北野って呼ばれはじめたら、俺もう泣いちゃうよ?
サ:ぼくはドラクエを作る人になると言い、彼はお笑い芸人になると言った。
シ:先越されたああああ!!くっそおお!こーなったら俺はなんとかキッドっていうコンビくんで
サ:もしも明日、道端で、やすしにばったり会ったとしたら、
シ:浅草キッーーーーーーード!!!(飛びゴケ)(ちゅどーん)
サ:僕はたぶん、
シ:ダンカンばっかり!
サ:、、、、。(ハケる)
シ:ダンカンばっかり!

リ:、、、。おわり?
シ:はい。
リ:ダンカンばっかりって何?
シ:ダンカンばっかり映画出てるって言う意味の。
リ:それはなんとなくわかるけども。
シ:だめかね?オチとしては弱い?
リ:はい。
シ:まじで?!えー、あと10日しかないのに!とにかくホラ、相方になってんさい(ねるとん)!
リ:だからやだよ恥知らずな。
シ:すすけののツービートになろーべ!
リ:やだ!一人でやってよ。
シ:一人じゃ無理だから頼んでんじゃん!
リ:なんかウソくさくない?
シ:なにが?
リ:200万。
シ:ウソくさくないって!うちの親会社が組んでるイベントだもの。
10周年記念のイベントにつき、いつもの2倍!
リ:普段だって審査員サクラじゃん。
シ:そりゃ、5週ごとに100万出してたらウチの店つぶれるもの。
リ:一回も5週勝ち抜いた事ないでしょ?
シ:ちっがうの!こういうのは、お金じゃないの!夢さ!ジャパニーズドリームさ!
リ:司会者も出ていいの?
シ:だからそん時だけマスクマンでデビューだよ。ほらっ。な?(リングマスク)
どおぞおおっっつってぇ、おまえ出てぇ、ほらっ
リ:「あれー、ここで待ち合わせっつったのに遅いなー」
シ:おまたせー。(へんなマスク)
リ:ばれるって!
シ:ばれませんっ!なっ?なっ?
リ:なとか言わないで。疲れた。もー帰る。
シ:帰るなー!
リ:あたし、もう店いかなくちゃ。遅刻したら罰金だから。
じゃね。見に行けたらいくからさ。
シ:、、、、借金返せんだろ?
リ:、、。
シ:金。いるんだろ?
リ:ほっといてよ。
シ:いつまで続けんだよそんな仕事。
リ:、、、、。
シ:ずっとなんて出来ねえだろ?
リ:プライド持ってるから。この仕事に
シ:おまえんとこの店と、金貸し、つながってんだぞ?
リ:、、調べたの?
シ:次、ソープいかされんぞ?おばはんになるまえにソープ飛ばされて、おばはんなったらどこだ?
リ:ほっといてよ。
(浮浪者ギターを抱えて)
シ:バカかおまえ!
リ:バカだもん!
シ:一生くいもんにされて生きてくんか?!
リ:ほっとけよ!
ふ:♪じゃんじゃかじゃんじゃんじゃかじゃん
シリ:うるせぇ!!
ふ:、、。
リ:勝手に人の事探るのやめてくんない。
シ:でもよ、
リ:自分の事は、自分で考えるから。
シ:だからこの200万を元手にしてよお、
リ:余計なお世話!
シ:おい!リサ!
り:ほっといて!(はけ)
シ:リサアアアア!
ふ:♪じゃんじゃかじゃんじゃんじゃかじゃん、、ういー
シ:やめろ!
ふ:、、。
シ:、、、、、ちくしょう、、、、ちくしょう
ふ:♪(アルペジオ)ういーういー
シ:(つかつかつか)(なぐる)やめろ。
ふ:、、。(空き缶)
シ:ふろーしゃがっ(チャリーン)
ふ:♪ういういういういういう
シ:やめろって言ってんだこの!(なぐる)
あーもう!(タバコ、タバコ)
ちきしょ。おっさん。タバコあるか?
ふ:(無視)
シ:これで買ってこい。
ふ:、、、。
シ:オツリやるから。
ふ:(立ち上がる)うい。(ハケる)
シ:ホープな。
ふ:、、うい。
シ:あーわなりたくねぇわな。
(浮浪者の紙袋あさる)
こんなもん持ち歩くんじゃねーよ(持ち歩く意味のなさそうな物)(捨てる)
(新聞)8月5日、お、今日じゃん。
「山田さん」まーだ騒いでんのか。
(SEすすけの)
サ:いないの?どーしよっかな。
ヤ:他の子にします?
サ:いや、でもな。
ヤ:いい子いっぱいいますよ?
サ:でもな。
ヤ:この子なんかどお?
サ:あ、あー、うーん。
ヤ:せっかく来たんだからお兄さんホラ♡
サ:でもなー。
ヤ:なに?ホレちゃった?
サ:エ?いやそーいうわけじゃ
ヤ:ずいぶん入れこんでるよねぇ。リサちゃんに
サ:今日って、お休み?
ヤ:休みじゃないけど。
サ:来るの?
ヤ:たぶんね。
サ:待ってる。
ヤ:待つの?
サ:だめ?
ヤ:もの好きだねぇ。あんまり入れこまない方がいいよ?
俺が言うのもなんだけど。
サ:だめなの?いいの?
ヤ:別にいいけどさ。
サ:どんぐらいで来るかな?
ヤ:携帯教えて。電話すっから。
サ:あ、そんじゃ、これ、名刺
ヤ:はいよ。
サ:じゃ、よろしくお願いします。
ヤ:なーにがよろしくなんだか。、、あ、
り:ごめん遅刻しちゃった。
ヤ:いたの?
リ:いた。
ヤ:指名。細野ゆうじ。
リ:知ってる。
ヤ:やなの?
リ:説教すんだもん。あいつ。
ヤ:ふーん。どーする?
リ:、、仕事だもん。
ヤ:なぁ?
リ:え?
ヤ:ボッタくるか?
リ:え?
ヤ:分け前半分な。上には内緒。
リ:、、、、、、どーやんの?
(SEパチスロ)(光、ショーパブの男へ。パチスロ中)
シ:ちくしょー、結局ホームレス戻ってこねぇでやんの
あさはかだったな。全然出ねぇし。
アー、タバコ銭までなくなる。いや。出るまでかわねぇぞ。
こーなったら、意地だ。
サ:、、、。(台選び)
シ:たのむよ金太郎!
サ:サラリーマン金太郎、、
シ:おお!金太郎、険しい顔!来たかこれ!?
サ:、、(決めた)(座る)
シ:なんだそりゃ。
サ:、、、(お金)(コイン)
シ:ちくしょー。(お金)早くしろよ
サ:すみません(セカセカ)
シ:その台ハマッてるよ。
サ:え?
シ:なーんつて。
サ:あの、これ、どやってやるんですか?
シ:コイン入れて、レバー叩いて、ボタンで止めて、金太郎動いたら、狙ってみな。
サ:はぁ、、。
シ:ようは7そろえばいんだって。
サ:、、(コイン入れて、レバー叩いて)(予告音)(照明チェンジ)(絵柄役3人くるくる)(金太郎役一人)
え?なになに?!
シ:予告音、コレ入ったかもよ?
サ:入った?なにが?
シ:なな、ビッグ、
サ:ほんと?
シ:止めてみ
サ:は、はい。
シ:ほれっ
サ:えい、えい、えい!
絵柄3人:(バラバラ)
シ:ちゃんと狙えよ!コインコイン!
サ:は、はい(コインコイン)(レバー)(予告音)
金:よし来い!
サ:なになに?!
シ:金太郎が敵をやっつて小犬助けたら、ボーナス確定!
サ:がんばれ!
犬:わんわんわんきゅーん(登場)
敵:ふっはっはっはっは(登場)
金:うぉりゃーーー!
敵:あ。松平ケンだ(指)
金:まじで?(見る)
敵:てりゃああ!
金:ぐあああ!
サシ:きたないぞ!
犬:きゅんきゅーん
サ:だめ?
シ:まだわからん!絵がらのひとつがコマネチさえすれば!
サ:ほんとに?
シ:いけ!
サ:えい!
絵柄左:(ナハナハ)
サ:ナハナハ!
シ:だめ!
サ:えい!
絵柄中:(ガチョン)
サ:ガチョン!
シ:だめ!
サ:こまねち!
絵柄右:(、、、コマネチ)
サシ:コマネチーーー!!
(SE、光)
金:まだまだあ!
敵:犬!いけ!
犬:飼い犬に手をカマンベール
金サシ:きかんわーー!!!!(金太郎アタック)
敵犬:きゃいーん(キャイーンして、ハケ)
金:いよいしょおお!!(SEシャキーン、光)
シ:かくてーーーー!!
サ:どーすんの?
シ:どけ!えい!えい!えい!
絵柄3人:(ガチョンガチョンナハ)
サ:あれ?(くるくるくる)
シ:えい!えい!えい!
絵柄3人:(コマネチアインコマネチ)(浮浪者、タバコもって登場)
サ:下手じゃん君!(はじめて顔をみる)あれ?
シ:ちょっと待ってろ、集中すっから!よいしょ!(押す)
絵柄左:(コマネチ)
サ:ちょっと!もしかして!
シ:ああ?!ちょっとおまえだまってろ!(押す)
絵柄中:(コマネチ)
サ:もしかして、、
シ:もしかして、、
浮浪者:(タバコ、ヤスシのポッケに入れて)、、ういっ(押す)
絵柄右:(SEシャキーーーン!)(コマネチ)
絵3人金:(SEシャキンシャキンシャキーーーーン)(に合わせてコマネチ×3)
サシ:おまええええええええええええ!!!!!!!、あ。(そろってる)
浮浪者:(ギターならしまくりマイム)(曲)
(二人以外はおどりまくり)
掲示板7:(曲下がり)涙が出そうだった!よくわからないけど、涙が出そうだった!
ドラマを見ても映画を見ても、感動しても、涙なんか出ないのに、涙が出そうだった!
ひさしぶりの再会は、どんなドラマよりもドラマちっくで!
ただ幼馴染みに会っただけなのに!
自分が感動してる事に感動したんだと思う!
ヤスシは店をサボり、僕は次の日の仕事を休んで飲みまくった!
ホームレスのおっさんもついでに。
人生がこんな瞬間でいっぱいなら誰も自殺なんてしないだろう。
僕は無視をしなかった!僕は、無視をしなかった!!
(光、掲示板7に集中してゆく)
(さみしそうに、ナイフを見る)
掲示板7:、、、、、、8月15日まで、あと、9日。
ヤ:やまださんに質問。自殺の方法、決めましたか?
俺で良ければ、自殺の方法教えるよ?
メールください。

1:7月25日にともひら川河川敷で発見された水死体について、また続報が入りました。
2:29歳の会社員が睡眠薬を多量に飲んで入水したこの事件で、
ネット上に薬の提供者がいた事が警視庁のその後の調査で明らかになってきました。
インターネットプロバイダのサーバに残っていた掲示板の過去ログファイルに、
「自殺の方法、教えます」というような内容とメールアドレスが残っており、
それに対しての送信済みEメールも自宅のパソコンに残っていた事が手がかりとなりました。
1:警視庁では金銭のやり取りも行われたものと見て、アドレスの主を特定していく方針です。
2:次のコーナーでは「山田さんの予告」について、一連の流れをまとめます。事件は、起こるんでしょうか?
1:決別の日まで、あと、8日です。
(曲上がる)

サ:はい!もしもし!お電話かわりました細野です。今日ですか?
あー、どーもすみません、今日の夜はちょっと先約入っておりまして、明日の朝一番と言うわけにはいきませんか?
あ、有難うございます。ええ、僕の方から伺います。はい、はい。それじゃ、失礼いたします!
お茶:細野さん。お茶ですけど、、。(水)
サ:あ、そこ置いといて、いやっ、今飲む!
お茶:あ!あのっ、、熱いですよ?!
サ:(噴き出す)

シ:今週もやってまいりました私、北野やすしがお届けする大爆ショータイム!
司会は私、ダンディキタノこと、エイトビートヤスシでーす!はーりきって行ってみましょー!!
まずは先週のチャンピオン、(お客が決めたチャンピオン)の入場です!
チャンプ:****************
シ:それでは今週最初の挑戦者は、コ・イ・ツ・ラ・ダ!
店員12:ドモーウ。ガイジンヤスキヨデース
店員:メッッガネェ!メッガァアネエエ!
店員2:カケットールヤナイケ!カッケトールヤナイケェ!
店員1:チイサナコトカーラコツコーツトオ
店員2:セシールー
店員1:シノンセカソンシノンセソネム
店員12:カネボウ、フォオビューティホーヒューマンライフ。ドモアリガトゴザイマシター
シ:インッターーナッッチョナーーール!!!

サ:おつかれさまでしたー!お先に失礼しまーす!
お茶:ねぇ!今日って予定あいてる?
サ:ごめん、ちょっと忙しい!
お茶:いつ暇?
サ:当分忙しい!
お茶:ちょっとお!
サ:ごめーん!
お茶:、、、ま、いっか。

掲示板1:管理人さんの日記、最近変わってきたと思いません?
なんかあったんでしょうか?わたしは相変わらず、朝起きて仕事行って飲み行って寝るだけ。
掲示板2:山田さんもめっきりあらわれなくなったし。どこに消えたんでしょうかねぇ?
掲示板3:みなさん、良い事だと思いませんか?こんなホームページは、無い方が良いと思うんです。
つまらないと嘆く人が減っていくのはとても良い事だと思うんですけど?
掲示板4:そんなアナタは毎日欠かさずあらわれるねぇ。
一番つまんねぇのだーれだ?
掲示板5:ごめんなさい。白装束軍団については動きがありません。
掲示板6:頼んでねー。
掲示板4:相変わらずメンツ変わらねぇなぁ?
掲示板1:山田さーん!帰ってきてー!
掲示板2:君がいなけりゃ、夜は暗いよー
掲示板3:自殺なんてやめてくださいね。みなさん
掲示板4:個人の自由だ。がんばれ山田ー!
掲示板5:山田花子ー!
掲示板6:山本監督ー!
掲示板4:おまえら消えろー!
サ:おひさしぶりの管理人です。中傷非難もいいですけど、もっと楽しい事探しましょうよ。
ヤ:管理人さんは、どうやら世の中に希望を見い出したらしい。
それは刺激的な事かい?
サ:普通の、ごくごく普通の事です。
ヤ:ここの管理人は、年を取ったらしい。
7人:2003年8月の日記。サイト休止のお知らせ。

サ:ネットで見つけた文章の抜粋。
「心を揺さぶり感動するものがない、一心不乱に没入するものがない、
何を目標にして生きて行けばいいのかわからない、こうしたことは、確かに個人の問題です。
しかし、そうした個々人の意識の中に無意識的に成長するこの脱力感や、無目的性の原因は、
個人だけの責に負わすべきではありません。」以上。
たしかにその通りだ。
でも。だからと言って、世の中のせいにしている限り、僕らに先は無い。
僕は一抜けする事にします。
僕の何が変わったのかはわからないけど、僕は前に進む努力をします。
ここに答えなんて、無い。そんなの、みんなわかってる事だったはずだ。それじゃ。(ハケ)
ヤ:みんなの意見を聞きたいと思います。
ずるいと思う人は、手をあげてください。
掲示板1:別に。個人の自由。(ハケ)
掲示板2:他の脱力系のとこさがそー(ハケ)
掲示板3:コレで安心してここを後にできます。(ハケ)
掲示板4:一番さみしいのはあんただったりしてー(ハケ)
掲示板5:最初からドーでもよし!アディオス!(ハケ)
掲示板6:アミーゴ!
ヤ:ずるいと思う人。
掲示板7:はい。
ヤ:だれ?
掲示板7:山田です。
ヤ:残ったのは、2人だけ。
掲示板7:ハイ。
ヤ:やまださんに質問。自殺の方法、決めましたか?
俺で良ければ、自殺の方法教えるよ?
メールください。(ハケ)
掲示板7:、、、あと、7日。
(SEすすけの)
(浮浪者、ギターを抱いて、ワンカップを飲んでいる)
(暗い場所。街灯の下)
(あ、来た来た)(おっす)
シ:おう。おっさんお待たせ。
(浮浪者、うきうきしながら、舞台のはじっこに行く)
シ:どしたん?
ふ:うい。(明り。どっかからギッてきた。)
シ:おお?!すげえ、どしたんこの作業灯
ふ:(逆サイドにまわり)うい。(つける)
シ:いいじゃんいいいじゃん!どしたん?
ふ:(にやにやにやにや)
シ:あ、まさかおまえ、ギッてきたんじゃねえだろな?
ふ:(ギクリギクリ)
シ:おい。こっち見ろおっっさん。
ふ:(ソローリソローリ)
シ:にげんなっつの!
ふ:、、、、、(ショボーン)
シ:べつにいんだけどよ。みっかったらおっさん突き出すからな?
ふ:(え?うんうんうんうん)
シ:しゃべれよ。
ふ:うい。
シ:「うい。」しかいわねんだもな。
これ、台本な、コピーして来たから。一部。
ふ:うい。
シ:あれ?まさか読めねぇとかいわねえよな?
ふ:(よめるよめる)
シ:ま、おっさんは、演奏してくれりゃいいからよ。
ふ:うい。(チューニング)
シ:オッサンなんさい?
ふ:、、、。
シ:なんさい?
ふ:、、、、(ちょき)
シ:2歳。んなわけねぇだろ!
ふ:(にやにやにや)
シ:ガキとかは?
ふ:、、、。
シ:いたの?
ふ:、、、、。
シ:じゃ、かみさんも?
ふ:(にやにやにや)
シ:、、、働けば?
ふ:(にやにやにや)
シ:いーや。一人事みてーだ。おせえーなーゆうちゃん。
ふ:うい。(ガサゴソガサゴソ)
シ:?
ふ:うい。
シ:何?
ふ:うい。
シ:よんなよクセーんだから
ふ:うい。
シ:なんだこれ?ハモニカ?
ふ:うい。
シ:え?くれんの?
ふ:(にやにやにや)
シ:いーよ。くさそーだもん
ふ:うい。
シ:いーよ。
ふ:うい。
シ:うい。
ふ:うい。
シ:うい。

サ:どしたん?
シふ:ウイ?
サ:やすし?
シ:ばかやろ移っちまったべや。台本、これな。
サ:おお〜!すげえ。
シ:感動すんの早いって、これあと7日いや、6日で覚えるんだから。
サ:そっかそっか。
シ:さー、やりますか。
ふ:うい。
サ:なぁ、
シ:ん?
サ:必要なのあの人。
シ:あ?うん。ギター鳴らすからな。
サ:どこで?
シ:まだ考えてねーけど。
サ:フーン
シ:不満?
サ:あ、いや。
ふ:うい(ハモニカ)
サ:え?何?ウワ、きたね。(手、ひっこめる)
ふ:、、、。(にやにやにや)
シ:、、おっさん、風呂入れるからな?(ハモニカ拾う)
ふ:うい?
シ:覚悟しとけよ?
ふ:(微妙)
シ:微妙な顔してんじゃないよ!
ふ:(ソローリ)
シ:にげんな!ゆーちゃん、やっぱ練習明日からにすっべ?
サ:え?なんで?
シ:こいつ風呂入れるから。ギターごと。
ふ:(ギクリギクリ)
シ:にげんなよ?
サ:やすし。
シ:覚えてきて。ざっと。
サ:、、わかった。
シ:ゆうちゃん。
サ:え
シ:、、また明日。
サ:、、ウン。、、、あの
シ:ほらいくぞおっさん!
サ:、、、、。

掲示板7:思い出せるのはやすしのこと。
小学校になって、初めて口を聞いたのがヤスシ。
3年生まで、やすしはずっとクラスの人気ものだった。
けど、4年生になって、みんなが高学年を意識しはじめたその頃、みんながやすしから離れはじめた。
やすしのにおい。
僕らは少しづつ、今まで気にもしなかったものを気にするようになった。
いつもジャージが同じだとか。同じシャツを来てるとか、お金があるとか、無いとか、
そういえば、家に遊びに行った事が、ないとか。
今まで気にもしなかったものを気にするようになったせいで、
小学校5年から6年まで、ぼくはやすしと口を聞いた覚えがない。
早く、世界の北野になれよ。そしたら僕も話せるようになるから。
僕は、やすしのために、安いファミコン作ってやるし。

母:最近やすし君遊び来ないねぇ?
サ:うん。
母:またおいでって言いなさいよ。
サ:うん。
母:あの子、いじめられてない?
サ:え?
母:いい子なのにねぇ。
サ:、、、うん

掲示板7:一番ショックだった思い出は、かあさんはずっと気付いてたってわかった時だ。(ハケ)

(SE電話)

サ:もしもし?今?、、家。、、外。、、、うん。、、友達と一緒。
ごめん。、、いや。、、うん、、、遅くなるから。、、また、明日。
(電話を切る。しまう。もっかい出す。電源を切る)
ヤ:あ、いらっしゃい。
この前どしたの?
サ:あの、、今日は、、。
ヤ:いるよ。リサちゃーん♡
リ:あ♡来てくれたんだー♡
サ:、、、。
ヤ:ごゆっくりどーぞ♡
(リサ、手をひっぱって連れていく)
、、、、(名刺を見る)ゆうちゃん。

1:本日、午前4時30分、山田さんの書き込みがありました。
2:決別の日まで、残り、5日です。
1:書き込みの内容はこうです。
2:「決別の場所を決めました。前の日に必ず発表したいとおもいます。」
1:少女は本当に、実行に移すのでしょうか?
(曲上がり、舞台暗転)

(暗転の中、曲の中、ゆっくりとパソコンを開くサラリーマン)
(顔に当たるパソコンの光り)
(何かを必死に打っている)
(べつの場所、練習をしているショーパブの男)
(その後ろで相変わらずワンカップを飲む浮浪者)
(掲示板7、ゆっくりとまわりを見渡す)
(下からヤクザ、手にクスリを持っている)
(ヤクザと掲示板7、目が会う。)
(サラリーマン、ゆっくりとパソコンを閉じる)
(取り出す、台本)
(再び、暗転)

(突然の曲切れ)(明転、サラリーマン、ワイシャツにガラパンで正座)

サ:すいません、、。
ヤ:困るんだよねー。
サ:、、でも、あの、、
ヤ:でももくそも。ねぇ。僕入って来なかったら、リサちゃんえらい事なってたでしょ?
リ:、、、。
サ:でも、
ヤ:みちゃったからね。普通、ヘルスじゃ、ああゆう事にはなんないでしょ?
こういうのなんていうか知ってる?
サ:、、いえ。
ヤ:本番強要。わかる?
サ:でも、誘ったのは彼女の方で
ヤ:わかんない人だなアンタ。
僕は、店として困るって言ってんの。風営法ってしってる?
うちはそこまでの認可おりてないから、下手したら営業停止くらっちゃうわけ。わかる?
サ:、、、すいません
ヤ:僕も鬼じゃないからさ。
お兄さんをどっかに突き出すって事はあんまりしたく無いんだよね。
サ:、、すいません
ヤ:リサちゃんさー、ほんとに誘ったの?
リ:、、、(首振る)
ヤ:誘ってないって。
サ:いや、彼女が自分から、
ヤ:この子さぁ、サラ金に借金作っててさ、うちおんだされたら困るわけ。
うちっつってもさ。この界隈横のつながり強いから、ここでダメだった人は他でも雇ってもらえなかったりするわけさ。
そんな事すると思う?わざわざ、自分から。
サ:でも、
ヤ:なに?もしかしてサービストーク本気にしちゃった?
好きとか言われた?ホレられたと思った?言ったじゃん僕。
だめだよって。あんま入れ込んだら。
サ:、、あの、、どうすれば、、。
ヤ:どーすればって、言われてもねぇ。
サ:お、お金、、今、あの、、こんだけ
ヤ:どれ?、、、、。(キック)
リ:!、、ちょっと!
ヤ:えらっそうな説教するらしいじゃない。
こんな事いつまでやるんだとかさ。早くやめてカタギの仕事しなさいとかさ。
ご両親は心配してないのとかさ。おまえチンチン出して何言ってんだよ?
生意気なんじゃない?勘違いしてんじゃない?劣ってると思ってんだろ?
自分より、下等な生き物だと思ってんだろ?
自分より下等な生き物探しにココに来てんだろ?
おまえの格好見ろ。誰が一番みっともねぇと思う?
サ:ちが、ちがう!
ヤ:何が違うの?
リ:もういいよっ
ヤ:とりあえず50万。そんぐらいあんだろ?
サ:50まん、、。
ヤ:ハイチーズ。
サ:え?
ヤ:ご丁寧に名刺までくれたもんなー。これ会社に配ったらみんなびっくりすんよ?
サ:きょ、恐喝ですか、、。
ヤ:(キック)
リ:やめてって!
ヤ:、、だったら、どーなのさ。
興奮するだろ?人生、ギュっと詰まるだろ?人と違うだろ?恐喝されてんだよ?
ネガ握られてんだよ?人生に目的出来たろ?これ。このカメラ。
このカメラぶち壊すために、生きるんだよ?
ゴールのある人生だぞ?俺が与えてやったんだよ?生きがいを。
感謝しろよ。(はけ)
リ:、、、ごめんね(ハケ)

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たくさん台本を書いてきましたが、そろそろ色々と人生のあれこれに、それこれされていくのを感じています。サポートいただけると作家としての延命措置となる可能性もございます。 ご奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。