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福岡で「10人目」が「10人目」と出会い、広がる。

※大層なタイトルを付けましたが、今回は私の中の備忘録としての旅日記であり、120%自分語りです。
また7月8日に試聴動画が解禁されたAqours 4th LIVEテーマソング
「Thank you, FRIENDS!!」についても触れております。ネタバレ回避したい方はご注意ください。


 6月9日の埼玉公演を皮切りに、Aqoursとそれを裏で支えるスタッフ、そして私たちを含めた「10人目」の3度目となる素晴らしい物語。
その物語は、7月8日の福岡公演で幕を閉じました。
しかしその物語はまた、ラブライブ!決勝の舞台であるドーム公演として、続いていきます。

「会えてよかったな」これは4度目の物語のテーマソングである、
「Thank you, FRIENDS!!」のサビ部分で繰り返されています。
ほぼこれは「Aqours」と「私たち」の双方を主体として歌われているものですが、私にはもう少し身近な、別の意味も見えてきています。この意味が、霞んでしまう前に書いちゃいますので、宜しければお付き合いください。

 前置きが堅苦しくなってしまいましたが、今回の3rdライブツアーで私は、初めてTwitter上で知り合った方々とお会いすることが出来ました。いわゆる「エンカ」ってやつですね。

 初めてで何が正解かわからないまま連絡をとり、「近くにいます」とお返事を頂いた私。この付近にその方が居る。
プロフィールや、これまでのTwitterのつぶやきから年齢層や雰囲気を掴んで探してみますが無理です。みんなその方に見えます。何ならみんなそのアイコンに見えてきます。
そもそも1万人以上の人々の群れから特定の御一人を探す。考えてみたら恐ろしく難しいものです。
幸い、分かりやすい目印となるものを、身に着けていらっしゃったおかげでご対面。その情報を事前に頂いていたのに忘れてた愚かな私。お手数おかけしました。

 お会いして思うのは、本当に存在するんだ、生きてるんだ、概念ではなかったんだというのがまず最初の印象でした。そしてそれと同時に、アイコンがどんどん人型になっていく感覚。私の脳内ではアイコンの4足歩行が、2足歩行になりました。
感動と共に「お会いできて光栄です」と伝えての握手。あ、感覚がある。温もりがある。この方生きてます!(失礼)
そして少し沈黙。あれ?このあとどうすればいいのか。確かにお会い出来て、挨拶も出来たところで「エンカ」の必須項目はクリアしたと言えるかもしれません。そのあとはオプション。手持ちには何もありません笑



「〇〇さんも来るんですけどね…」
「えっ?○○さんも来るんですか」思わず聞いてしまう私。
会ったこともない人を知っている感覚。Twitterとは恐ろしいものです。しかしそのおかげで、会話がちょっとずつ増えていきました。そして会ったこともない人なのに、その方がどんどん色づいていく。ひと昔前のアハ体験みたいでした。

 少し余裕が出てきた私は、その場に居合わせていた方に、自分から声をかけてみました。
ん!?そのお名前知っているぞ!!フォロワーさんだ!!!私も改めて自己紹介しないと!
スマホ画面を相手に見せる瞬間。自分のことを知らなかったらどうしようという不安がよぎってしまいます笑
………良かった。知ってくれていました!(そして今度はアイコンの赤文字が人型になっていきましたw)

 自分のことを知ってくれていたのがわかった時、自分が普段投げかけていた想いは、この方に届いていたんだなと思うと、嬉しくなりました。握手した際の温もりがその証拠なのかもしれません。

 そのあとはまるで雪崩のように。
「○○ですー」
「えっ○○さんですか!?」
あれよあれよと知らないのに知っている方がどんどん出てきました。
おそらく、これからの人生で動物の名前を「さん」付けで叫ぶことはもうないと思います笑

 夢のようなライブの後にも、夢みたいな時間はまだまだ続きました。
馴染みのない土地、福岡で初めましての方々と行動を共にして、どこかも分からない店で、酒を酌み交わしました。
分からないことだらけの中で、ひとつだけ分かっているのは、この方も、あの方も、私の大好きなものを大好きであるということ。これだけで、本名を知らない人同士でもこんなにも楽しい時間を過ごすことが出来るのだと感じました。
そして次々と語られる私の大好きなものについて。スマホにもマウスにも触れてないのに、タイムラインが更新されていきます。イイねも押してないのに、思わず出てくる頷きでレスポンスが出来ちゃいます。大好きなものの、楽しみ方がどんどん増えていった瞬間でした。

 翌日は「誰かエンカできますか」とは呟いていないフォロワーの方に、思い切って自分から連絡をとってみました。快くOKを頂きお会いすることに。
この方は私と同じ地元に住まわれている方。それだけの情報しか知らなかったのですが、お会いして驚かされました。
この方同い年で、職場は自分とすぐ近く、住んでいる市町村まで同じ方でした!(同い年ですが県外から来られた方)
帰りの飛行機も同じ便というドラも乗り、空港まで一緒に行動を共にすることに。これからも仲良くして頂きたい方のひとりでした。(同い年なので、近いうちに敬語も取っ払いたい)

 ひと通り旅の思い出を語ってみましたが、今回改めて感じたことは、このラブライブ!ってコンテンツは、やっぱり参加者が多い方が絶対楽しいということです。もちろんひとりで、このコンテンツを噛みしめたいという楽しみ方を否定するつもりはありません。
 ただ実際にお会いした後、入場ゲートまで向かっている途中、周りを見渡せば、至るところに今日会えたことを喜び、分かち合ってる方々がたくさん居て、みんな楽しそうなんです。
 それは多分今回の福岡公演が、直前まで開催が危ぶまれたり、実際に現地まで向かう術がない状況だったというのもあるかもしれません。それもあってかみんな笑顔なんです。自分まで嬉しくなっちゃいます。(入場前でワチャワチャ騒いで写真撮っていた、しいたけ着ぐるみの団体さん。今までなら寧ろ嫌悪感さえ湧いてしまう私でしたが、今回はあまりにも楽しそうな様子で、思わず笑ってしまいました)

 そして地元に戻り、ライブ後に試聴動画が解禁された
「Thank you, FRIENDS」。この曲の「会えてよかったな」の歌詞が、今回の旅での感情を包み込んでいるみたいで、運転中に泣いてしまいました…。

人生には時々ビックリなプレゼントがあるみたいだ
ねぇ会えてよかったな 会えてよかったな
これはなんのキセキだろう
「消えないで」ってつぶやきながら もっと先へ 飛び出すんだ

東京ドームで皆さんと歌いたいですね。


 最後に、今回の福岡で出会えました皆さん、貴重な時間をありがとうございました。でも感謝したいことは他にもあって、今回の福岡公演で初披露となった「キセキヒカル」
この曲が初解禁された時の感情は、普段Twitterで感想や、考察を述べ続けていた皆さんのおかげで芽生えたもので、確実に皆さん無しで味わうことは出来ませんでした。

 「キセキヒカル」はAqoursの9人が駆け抜けた過程としての軌跡を経て、いろんなものを変化させていったことが奇跡と呼べるものだと言われてますが、私にとっては、普段利用しているTwitterの皆さんがときに熱く、ときに冷静に、感想や考察をつぶやき続けて、駆け抜けてきた。その証である、
タイムラインこそが「軌跡」と捉えることが出来て、その「軌跡」から実際に皆さんにお会いしたいと行動を起こさせ、実際に出会えたことが「奇跡」と呼べるものなんじゃないかと思っております。

 だからこそ共に、大好きなものが同じである「仲間」として
「Thank you, FRIENDS!!」って次なる舞台の東京ドームでも叫びたいなって思います。いや叫ぼうぜ。またお会いましょう!!!

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