『陰陽』とは
こんにちは!
今日は「陰」「陽」について学んだ事をお伝えしたいと思います!
「陰陽説」とは
古代中国で、宇宙に存在するあらゆるものには「陰」と「陽」が存在するという概念が生まれました。
森羅万象(自然界全てのもの)は、「陰」と「陽」の対立する2つがお互いにバランスを取り合いながら存在し、お互いの働きによって「発生」「発展」「変化」して行くと考えられています。
「陰」「陽」の関係性
どこかで一度は目にした事があるこの図、白い部分が「陽」黒い部分が「陰」で出来ています。
陰陽太極図には次の4つの意味が込められています。
対立
宇宙に存在する全てのものは、「陰」と「陽」の正反対の性質を持ち、それぞれがお互いにけん制しあいながら、どちらかが過剰になり過ぎないようにバランスを取り合い存在しています。
依存
「陰」と「陽」はお互いに依存し合い、光があるから影があるように、お互いの存在を明らかにしています。
片方だけでは存在出来ないのですね。
消長
「陰」と「陽」、お互いにバランスを取り合いながら変化しています。常に半分ずつではなく、どちらかが増えればもう一方が減ります。例えば、冬から春に暖かさが増して、寒さが消えていくことを「陰消陽長」といい、夏から秋に寒さが増して、暖かさが消えていくことを「陽消陰長」といいます。
転化
「陰」「陽」は、それぞれが最高点に達すると反対に変化します。陰が極まると陽になり、陽が極まると陰になります。
追記
「陰陽太極図」は、静止している訳ではなくグルグルと回っているそうです。
また、「陰」の中にある「陽」の小さな丸、「陽」の中にある「陰」の小さな丸、あの丸はあの部分に存在していると言うよりは、全体のバランスの割合として存在しているそうです。そして更に小さい丸は、「陰・陽」単体の丸ではなく、あの中がまた「陰陽太極図」になっているそうです。驚きですね。
陰陽の分類
では、具体的に「陰」と「陽」の分類をしてみたいと思います。
太陽が陽、月が陰。昼が陽、夜が陰。
男性が陽、女性が陰。海が陽、山が陰。
動物が陽、植物が陰。収縮が陽、拡散が陰。
固摂が陽、膨張が陰。背中が陽、お腹が陰。
などなど
※田植えをしている人の姿から、背中に陽が当たり、お腹が影になることで、背陽腹陰とされています。
「大宇宙」の中の「小宇宙」
古代中国で発展した宇宙観
「宇宙全体ひとつのまとまりある存在=統一体」と考えられています。
人間も宇宙の中のひとつの存在なので「人間の体」の中で起こる様々な現象は統一体(宇宙)で起こる現象と関係しています。
天と地の間の自然現象「大宇宙」
人体は宇宙の中の「小宇宙」
人間は「自然界の変化」と呼応して変化する存在と言えます。
人間は宇宙の縮図ですね〜。
まとめ
私たち人間も、宇宙の営みの中で「陰」「陽」のバランスを取りながら生きています。このバランスが崩れると、体調を崩すと言われています。このバランスの取れた状態を中庸といいます。
中庸でいると、心も平穏で体も健やかにいられます。
ぜひ、たくさんの方が「陰陽」を知って、心も体も健康に過ごせる日が来るといいな、と思います。
追記
私も以前は「陰陽太極図」を、サーフボードメーカーのマークでしか知らず、「田舎と街」だから「二極」?としか認識していませんでした。最近は、メディアなどでも「陰陽」の言葉が聞かれるようになり、皆さんの知るところとなっているように思います。もっと、メジャーな知識として図の意味も含めて、広めて行けたらと思っています。
ちなみに、サーフボードメーカーの『タウンアンドカントリー』
最近リバイバルで、また流行りが来ているとか!
流行もグルグルと回っているんですね!
面白い!
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