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【趣味の時間】万年筆沼の入り口を覗いてみませんか?

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万年筆ってすごく堅苦しいイメージありません?文机の前で姿勢を正して、原稿用紙に向かってペンを滑らせ熟考して練られた文を書き記すみたいな。 その私のイメージをぶちこわしたのが、某… もっと読む
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2023年1月の記事一覧

vol.144 アイデア出しに必要な物

2022年に写真展に参加し、ありがたいことに23年も展示のお話がある。 そんな写真の展示作品について自分は手書きであれこれと考えたことを書き出すのが好きだ。 特に、アイデア出し専用として使っているノートパッドに万年筆のペン先が擦れる音を聞きながらどういう展示にしようかストーリーを考えながら筆を走らせていると思いがけないアイデアが浮かぶこともある。 そう。 自分は万年筆が好きだ。 常日頃、仕事でもプライベートでも万年筆を愛用している。 特に数年前に百貨店で15万円も出し

続・久しぶりに文房具を買った話(その3)

はじめに 前回までのあらすじ。 ノートをたくさん買ってご満悦。 事件が起こり細字万年筆を買うことに。 ネットで散々調べたけどよく分からないので、文房具屋へ。(今回ココです) 一軒目 前日に行ったお店はちょっと遠いのでもっと近場の文房具屋へ。 予想通り、お手頃万年筆の品揃えが豊富でした。 パイロットは、カクノ、ライティブがありましたが、お目当てのコクーンは在庫切れ。 プラチナ万年筆は、プレピー、プレジール、プレシオンがありました。 プレシオンを試筆させていただき、キャッ

推し活と推しイメージ万年筆を揃えてしまったが故にドブドブに浸かっていたオタクの話

なるべく毎日日記?を付けたいんだよな……  って思っていたので今回は私と万年筆の話でもしようかなと思います。 初めて買った万年筆はカクノ。  がしかし、カクノは乾いて使い物にならなくなるのが早く、ストレスで使うのを宮沢はやめてしまいました。 それからしばらく  「万年筆触りたい……触りたいよ……」とカクノが合わなかったからといっても万年筆の可能性を諦めきれずにインターネットの海を彷徨っていたらLAMY Safariがヒットしました。ライラックという本体色に惹かれて購入をす

再び万年筆

三度目の万年筆に挑戦しているところである 一度目は、弁理士論文試験で使うためのもの 二度目は、外国代理人のレターにサインするときに使うもの 当時、論文試験に万年筆を使う受験生が少なくなかった 理由は、字が綺麗に見えることだったと思う 使う万年筆も安物ではなく、ほぼペリカンのスーベレーン一択だった ペリカンのスーベレーンは当時でも5万円程度はしており、万年筆の初心者が受験界の都市伝説を信じて、おいそれと買えるような代物ではなかった それでも1万円程度の万年筆を買っ

【世界の秘密】ペン先まで自社で作っている万年筆メーカーは実は少ない

厳密にいうと全く秘密ではない。 趣味の世界や沼に足を踏み入れないと知らない事がある。住人からしてみれば、何を今更という小ネタのことだ。 それを私は『世界の秘密』と称している。 万年筆のメーカーは数あれど、書き味の要となるペン先まで自社で製造しているメーカーは9社しかないことを知っていますか? わたしは知りませんでした。 ご安心ください。日本の万年筆メーカー、セーラー、パイロット。プラチナ この3社は、全てペン先は自社で製造しています。 だからてっきり、世界に名だたる外国

2 私と万年筆

夏目漱石の随筆に『余と万年筆』というのがあって、その中にこうある。 「万年筆道楽という様な人があって、一本を使い切らないうちに飽きが来て、又新しいのを手に入れたくなり、之れを手に入れてしばらくすると、又種類の違った別のものが欲しくなるといった風に、それからそれへと各種のペンや軸を試みて嬉しがるそうだが、是れは今の日本に沢山あり得る道楽とも思えない。西洋ではパイプに好みをもって、大小長短色々取り交まぜた一組を綺麗に暖炉の上などに並べて愉快がる人がある。単に蒐集狂という点から見れ

好きなもの 第5位万年筆

はじめに 今回で好きなものシリーズは最後です。 第5位の万年筆について書いていきます。 5位ではありますが、今、自分の中で一番熱いのは万年筆です。 文房具全般が好きなんですが、あえて万年筆としました。 なぜ好きか 万年筆を所有するってなかなかできない、もしくは、しないと思います。 元々文房具は好きですが、万年筆ってなんかハードルが高い感じがしていました。 そもそも生活必需品ではないですからね(笑) でも、そんなところが好きなのかもしれません。 キャンプは、よく不自由を楽