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結婚不適合者かな?3rd Single『ラベンダーハッピーウェディング』
6月14日(水)3rd Single『ラベンダーハッピーウェディング』をリリースしました。
結婚。
私は普通にやれるものだと思ってました。
その先も。
その先って?
知ってる気になっているだけで、経験しただけで。
発信しないだけで。
何も伝わらないし、何も知らないかもしれないです。
私は私の噛み砕き方しかできません。
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今回の楽曲は私、梅星えあの弾き語りからComposer.ナガタトモヤが編曲。
レコーディングとミックスマスタリングを担当してくださった桑山さんもアレンジ協力してくださいました。
振り返っていくと、Composer.ナガタトモヤ、Designer.夕を加えた破滅ロマンス新体制1st Singleは性犯罪被害の経験から攻撃的になってしまい、インパクトを持った『鬼』。
この星で息をしづらいあなたと私とで新しい星を創り上げていく、そして敬愛する日本エレキテル連合様へ捧げた好きがたっぷりな破滅ロマンスらしさ満載の2nd Single『『美醜乱☆レストラン』。
最高すぎる二曲が続いて、3rd Singleのハードルは上がっていました。
何個かアレンジしてみてもイメージ通りにならず、ナガタトモヤとの音楽への意見の相違もあって難航しました。
一瞬仲悪くなったね。
減ったけどたまにあること。
『鬼』『美醜乱☆レストラン』は、当たり前のようにスタートからゴールまで同じものを目指して創り上げていけたのが不思議なくらい急に難しくなった。
初心にかえって、どんな情景なのかとか要素を持ち合わせているのかとかきちんと描きたいものを伝えて擦り合わせていきました。
実はいっっっちばん最初のアレンジはクリスマスっぽくなってしまい、ちゃんと雰囲気を伝えて今の『ラベンダーハッピーウェディング』に一気に近づきました。
一部、ナガタと私の初期のやりとりを公開。
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このあと読み返すと憂鬱になる会話が続く
神聖、濁、ウェディングドレスの白が赤、青に染まって夕方から夜にかけて
温度でいったらぬるい
季節でいったら春から夏
逆に、なんでこれで伝わるの?
一発で良いアレンジ返ってきました。
最高。
ありがとう。
ナガタトモヤは根本的に繊細であり、私の言葉から音への変換をしてくれます。
私が言葉で不完全な音楽で表現し、ナガタが完全系まで彩り、導いてくれる。
逆も然り。
今回、改めてそれを感じました。
Bメロからはトラックだけで泣きました。
ピアノとシンセが切ない。
それによってボーカルの「笑わないで」は芯のある弱さが引き出されました。
そこから立ち上がってふらつきながらも先の見えない道を歩き始めていく感じがします。
ベースはもちろん破滅ロマンスの毎日10kmランナーBa.RYです。
シンセが重なる中、バンドサウンドの部分を担ってくれています。
いつも書くこと少なくなりますが、作詞作曲以外のお世話を全てしてくれているスーパーマンです。
毎回、人柄を褒める箇所になっている。
ベース、ちゃんととても上手いです。
レコーディング、ミックス、マスタリング、アレンジ協力は桑山さん。
なんだかんだで、初めてボーカルも録ってもらいました。
褒めてくれるタイプのエンジニアさんです。
提案も多数くれるので、めっちゃありがたい。
1番サビの入りの「キタ!」感。
新生☆破滅ロマンスになってから、音源は全て桑山さんです。
さすがに“サビ前魔術師”と肩書きを私が勝手につけました。
今回もめちゃくちゃ好きなアレンジ&ミックスです。
抑揚をつけてくれます。
シンセとバンドサウンドのバランスもGOOD。
個人的に思うのが、新しいけどどこか2000年代J-POPな空気が気に入っています。
(ちなみに、桑山さんは全部ほめてくれるのですが、推し曲は『美醜乱☆レストラン』と来月リリース予定の新曲のようです!乞うご期待ください!)
余談として
機材のある部屋とボーカルレコーディングの部屋が分かれているのですが、途中「ここ(カーテン)、閉めようか?自分の世界だけにできるかなって思って」的な提案をしてくれた。
その時に初めて考えたんだけど、人の目がある中で録るほうが好きな人間だ、私。
「いや、見られながらのほうが逆にいいので」って返したの、なんか変態ぽくて今でも言い方もっとあっただろって思っている。
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アートワークは夕さんです。
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なんか大人っぽい
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何度ショットか撮ったのですが、正面はやっぱりアートワークとしてインパクトがある。
だけど、これは『ラベンダーハッピーウェディング』。
生かすと誓う 死が別つまで
僕と世界のマリアージュ
私の視線の先にいるのはあなたではなく世界。
結婚指輪についても話し合いました。
指輪ではないリボンとか糸にするかとか、後からイラストで描くかとかアイディアを出し合いましたが、結果、なしに。
お揃いの結婚指輪なんて世界はしてくれませんから。
ど深夜に、それもたまにしかやらない配信で何度か弾き語りでお送りしていた本曲。
単純にファンの方々が「好き」ってたくさん伝えてくれたので音源化できました。
ジューンブライドの6月。
今まで意識したことがなかったのですが、結婚報告がやっぱり多いんですね。
誰かと誰かが結ばれていく中で。
一人と一人が一つになっていくような感覚の中で。
この世に放たれた『ラベンダーハッピーウェディング』。
ぽつんと残された気持ちになっています。
だけど、その裏返しで、この孤独は本物だと確信しました。
孤独だからこそ両想いになれる可能性がある音楽をつくってしまった。
僕の最強ベール。
一つになったようにみえても、涙が溢れそうな瞬間。
どうか誰かの孤独に届きますように。
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