見出し画像

ギリシャ人のきもち

 どこかに書きましたが、街中のギリシャ人のおしゃべり熱はすごい。広場に集合してだれかれとなくしゃべっている。例えていうなら、新宿駅構内の人が、移動をやめてお互いに話し出すのと同じ。外国人の私でも、なにか話を聞いたりしゃべったりしたりしなきゃという変なきもちになる。
 その話じゃなかった。ギリシャの街中は、ビルと遺跡が混在している。今の生活は続けていかなきゃならないが、遺跡は価値あるもので発掘もしたい。発掘が完了すれば、整備でもして一大遺産として後世に残る世界的な遺産になるだろう。でも、すぐ近くには移民のスラム街だろうか。サバイバル感そのままの建築群が連なり繁茂している。
 遺跡とスラム。どちらの区画もテントで雨をしのいでいる。どうしたらよいのだろうと悩めるギリシャ人。対話は続く。(そして、ここコミンカでも家計と修繕をめぐって同じような悩みがある。)

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?