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開発生産性カンファレンスに参加しました!

7/13に開発生産性カンファレンスという開発生産性にフォーカスしたレアなイベントがありました!

 私も所属しているFindy主催のイベントだったのですが、開催日時点でオフライン参加632名、オンライン1035名でFindyとしても過去最大のイベントでとなりました!!

主催のイベントなのであんまり大きなことは言いづらいですが、開発生産性に関心の高い方々とコミュニケーションが取れたり、他社事例などを聞くことができ、開発生産性に対する解像度が爆上がりするめちゃくちゃ良い場だったと思います。

セッションは3つのブースで並行して行われました。
私は各時間帯1つずつセッションに参加したので、このブログでは参加したセッションについて紹介します!


Keynote

Keynoteは『LeanとDevOpsの科学 テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する』の著者であるDr.Nicoleでした。

Keynote

DORAとSPACEについてのお話や、DORAとSPACEは補完関係にあるなどとても貴重なお話を聞くことができました!

特にSPACEの話は今まで聞く機会が少なかったので理解が深まりました。

SPACE FRAMEWORK

インシデント管理にSPACEを適用した例

APPLYING SPACE TO INCIDENT MANAGEMENT 1
APPLYING SPACE TO INCIDENT MANAGEMENT 2

組織をスケールさせるためのFour Keysとチームトポロジー

次は株式会社タイミー執行役員VPoT 山口さんのセッションを聞きました。

このセッションではタイミーさんの開発組織にチームトポロジーやSpotifyモデルを取り入れている話を聞きました。

チームトポロジーは私が近年読んだ本の中で最も好きな本であり、それを実践している話だったのでめっちゃくちゃテンションが上がりました!!
スライドも公開されていますので興味がある方はぜひ!

「専用インフラ不要、デザイン変更不要!リアルタイム機能をあなたのAPIにもらくらく追加」

次はFastly株式会社 大室さんのセッションを聞きました。

リアルタイムAPIはWebエンジニアの一人としてめちゃくちゃ興味深い話でした。
Fastlyが提供しているGRIPを使うと、今ままでのAPIと同じノリでリアルタイムAPIを簡単に作れるそうなのでぜひ試してみたいと思いました!

The Metrics Key: Connecting Product, System, Team

次は合同会社DMM.com 石垣さんのセッションを聞きました。

「不確実性が高い」という言葉を、計測、測定、学習を適切に行っていない言い訳にしない

というスライドから始まり、徹底した測定を行っておりとても参考になりました。

立場によって開発生産性の認識の違いの話で、数値を誰向けにするかによって測定する数値を変えている話がとても参考になりました!

  1. 事業戦闘力、2. プロダクトの戦闘力、3. システムの戦闘力、4. チームの戦闘力をすべて可視化しているの凄すぎです…!!

スライドも公開されていますので興味がある方はぜひ!

大手企業の開発内製化事例 〜東急×KINTOが語る内製化の3ステップ〜

次はKINTOテクノロジーズ株式会社 景山さんと東急株式会社 宮澤さんとファインディ株式会社 佐藤さんのセッションを聞きました。

大手企業の中で内製組織を立ち上げるところから成長期までのストーリーを聞くことができました!
東急さんは100周年で230社ほどあるグループ会社を考慮したシステム化を行っていたり、KINTOさんもトヨタグループ初の車を直接ユーザーに届ける(今まではディーラー経由でしか売っていなかった)というチャレンジをしていると聞き、やろうとしている規模の大きさに驚きつつ、やはり内製化だよね!という気持ちが強まりました!

Four Keysを超えて〜信頼性はいかに開発生産性を高めるのか〜

次はグーグル合同会社 山口さんのセッションを聞きました。

Four Keysを超えてというタイトルの通り、Four Keysが流行るきっかけとなったLeanとDevOpsの科学は2017年までの調査結果であり、その後「信頼性」が5つ目の指標に加わったという話と、その信頼性はSLI/SLOで測ろうという話でとても参考になりました。

個人的にSLI/SLOやエラーバジェットにめちゃくちゃ関心があったので、自社でも取り組みたいと思う内容でした!(今期やるぞ!!)

SLOについて解像度を上げるために役立つ本として山口さんが翻訳した本が紹介されていました!

これからのソフトウェア開発 "GitHub x AI" による生産性革命

次はGitHub Japan合同会社 山銅さん、中瀬さんのセッションを聞きました。

最初、エンジニアをいかに集中できる状態(=フロー)にすることができるかが大事という話がありました。
以前からエンジニアは2時間以上連続した時間がないと集中して開発できないという話も聞いたことがあったので納得の内容でした。

続いてGitHub Copilotを使ったデモを見せていただきました。
Copilot ChatでインラインでCopilotにチャット形式で質問して修正してもらったり、レビューコメントを理解してCopilotが自動修正するなど未来を感じました!
GitHub Copilotはすでに使っているので、早くGAして欲しいですね〜

今後このような機能が提供されるそうです!めちゃくちゃ楽しみです!!

行政府の開発生産性向上のアプローチと、目指す未来

次はデジタル庁 藤本さんのセッションを聞きました。

デジタル庁のお話ということで勝手に硬い感じをイメージしていましたが、藤本さんのキャラクターなのかゆるーい感じでとてもリラックスして聴けましたw

行政でやるということで予算確保などで様々時間がかかるところがある一方で、開発生産性を上げるために必ず効くところ「テストコード」や「CI/CDの整備」を着実にやっていくというところはシステム開発においてどこでも一緒なんだなと、改めて開発生産性のプラクティスをコツコツやっていくことの重要度を学べました。

480プロダクトの開発生産性指標から見えたベストプラクティス

最後はヤフー株式会社 安永さんのセッションを聞きました。

ヤフーの安永さんは下記のテックブログを見た時からファンだったのでセッションがあると聞いて即参加を決めました!

最初に "No Measurement, No Improvement"という言葉から始まり、そうなんだよ〜と同意しまくりでした!

数値化 / その結果得られたベストプラクティブ / 改善のためのアクション / 暗黙知から形式知へとめちゃくちゃ良い内容でした〜

数値化
ベストプラクティス

(数値化やベストプラクティスは先ほどリンクしたブログに詳細が載っています)

改善のためのアクション

改善のためのアクションは、上位プロダクトと比較することで課題が見えやすい。

暗黙知から形式知へ

ナレッジを共有する仕組みの1つが社内カンファレンスとのことで規模が違うなと思いました。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます!
クロージングセッションで次回開催したら参加したい方?と聞いたところ(多少やらせ感はありますがw)ほぼ100%の方が参加したいということで、皆さんの期待に応えて第2回を開催できるように頑張りたいと思います!

クロージングセッション

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