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学生のためのフリースペースと共食


レポートの論題

「共食」(ともに食べる)について自分の体験と考察を踏まえて論じてください。

私が書いたレポート

滋賀県大津市には、私が定期的に通っている就活roomtsugumiという学生のためのフリースペースがある。


私は、その場所が「共食」という言葉を表現している場所だなと感じるので、そこでの体験と考察を論じようと思う。


フリースペースと言っても、よくみられるような綺麗な机に綺麗な椅子が並んでいるというものではなく、築130年の古民家をリノベーションしており、座布団と畳があってとても落ち着く場所だ。


ここでは、近くの障がい者施設で作ったご飯を当日の朝の9時までに連絡すれば頂くことが出来る。そのため、平日の昼なら学生は無料でご飯を食べることが出来る。


ここは、学生と企業をつなげるためのイベントも開催しているし、旅人など沢山の人が泊まりに来る。


学生は、学生登録をして利用するシステムになっており、滋賀県内の大学生や滋賀に実家がある京都の大学生など、70人ほどが学生登録しており、お昼ご飯を食べるメンバーは毎日違う。そこに行くと、3回に1回ほどは初対面の人に出会うことが出来るという不思議な出会いの場所でもある。

ハロウィンの季節の日には、ビーガンの食生活を毎日実践されている食マネジメント学部の学生の一人がハロウィンと絡めたビーガン料理を披露してくれた。


冬には、食マネジメント学部の来年度から料理人になる人が、しょうがをメインにした料理を数品披露してくれたこともあった。


このフリースペースのキッチンは自由に使用可能なのだが、夜に訪問した日には、自分の分のご飯を作ろうとしていた男の子が私の分のご飯まで作ってくれた。


琵琶湖上でクルーズが開催された日には、初めて訪れた社会人や学生と、普段から訪れている学生とで語り合い、面白い時を過ごした。 


靴磨きしながら自転車で日本一周をしている旅人が来た時には、その旅人がなぜ日本一周をしようと思ったのか、その旅人が今まで行って面白かった場所や、度をする中で経験したエピソードを教えてもらった。

この経験から、私が思う共食とは初対面の人も何回か話したこともある人も関係なしに、
色んな事を語り合っていき、その人が持っている色んな生き方や考え方、価値観を美味しいご飯とともに知り、心が温まる場所なのではないかと感じた。

最後に

このレポートは、「共食」というタイトルを聞いて、この場所にしよう!とパッと思いついた。

他にも、「共食」を体現しているような場所が、自分の体験上であれば、このnoteにまた書いておきたい。

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