見出し画像

大分の2度泣き


大分に来て2年目となりました。

大分には昔から「大分の2度泣き」という言葉があります。


大分に赴任してきた時には、

『こんな田舎にきてしまったのか』と涙を流し、

大分を去る時には、

『こんな良いところを別れを告げるのか』と涙を流す。


というものです。


それくらい、


住んだ人にしかわからない良さが、


大分にはあるということなのでしょう。



――――――――――――――――――

私の自宅から車で15分のところにある、小さな寿司屋さんでのこと。


少しお高いけれど、自分へのご褒美にたまに背伸びして一人で通っています。



そこの「本日のおすすめ」がいつも本当に美味しくて。


ご年配のご夫婦がとても優しくて。



僕が大分トリニータのトレーナーと知ってからは、いつも試合の様子をチェックして、いくたびに感想を述べてくれます。



ご主人「この前の試合はすごかったね!」


女将さん「すっごいシュートが決まったね!」

ご主人「これで会社の株価も上がるんやないかね?」

と、ちょっと踏み込んだ話もしてきます。



ご主人「この前T K Pさんと九州乳業さんが株主になっとったな!」


とかなり通な話題もふってきます。



女将さん「次はどこの株を?」

ご主人「本田圭佑さんもお金は投資に使えゆうてたもんな!」

どうみても、話題をふってくる分野が偏っていることに僕が気付いたのは、寿司屋に通い始めて半年が経った頃でした。



そういえばだけど、このお店に通い始めた頃、、、

ご主人「すごいねえ。プロのチームはトレーダーさんまでいるんかぁ」

女将さん「トレーダーさんもチームの試合に帯同するんですか?」



方言に慣れてなくて、濁った言葉、特に意識してなかったけど。



早めに訂正しておくべきだったと後悔しています。


ご主人、女将さんすみません。


僕は、トレーダーじゃなくてトレーナーです。



つづく





追伸:この話はほぼノンフィクションです。自宅にいる時間で、大分での小噺を少しだけ…大分にこられたらぜひお声掛けください。素敵なお寿司屋さんご馳走します。早く収束しますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?