一本目の動画
次の日、朝起きるとティックトックの通知が大変なことになっていた。一夜にしてフォロワーが2000人も増え、いいねも止まずコメントも自然と増えていった。誰かに認められたと思うとうれしい気持ちでいっぱいだった。
(後から思うと、つたない編集のおかげで、逆にシンプルで見やすい投稿になったのもバズった原因かなと思っています)
当時私が投稿していた動画の内容は、動画投稿日の過去には何があったのかを紹介する、いわゆる雑学系の投稿をしていた。
その為、コメント欄には誕生日の人が現れたり、逆にその日あった出来事を書き込んでくれる人もいた。そうしていくうちに、発信する楽しさや続けることの大切さを学ぶことができた。
慣れてくると一本約三十秒の動画を一時間程度で作ることができた、インターネットで情報を仕入れ、関連する画像とともに音声をつける。この一時間で作った動画が何万人もの人に見て頂けると思うと心が躍った。
自慢になるが、最終的に私はどの動画も再生数1万回を落とすことがなかった。その為常にクオリティの高い動画が求められているなとも感じた。
私の投稿していた動画にはバズるための方法がいくつかあったと思う。
一つ例に挙げるとすれば、投稿する時間を固定していたことだ。私はいつも夜中の0時に動画を投稿していた。そうすることで視聴者の皆さんは、いわゆる一コメを狙ってコメントをしてくる。それに自分が反応することでそれが習慣となり、毎日のように似たコメントがつくようになる。すると一時的なトレンド状態になりおすすめにも乗りやすくなる。
ある程度フォロワーが増えてきたら、私のように定時に投稿する環境を作ると新しいファンがつくかもしれない。
今回のヘッダー写真は当時のアイコンである。当時の視聴者さんがこのノートを見てくれたらとてもうれしい。