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【横浜DeNA】5月時点でのドラフト指名予想【ドラフト2023】

現在5月チーム状況から、今年の指名方針を考えたり指名予想をまとめてみました。
この予想記事は毎月投稿していきます。

指名方針

宮﨑の後釜が急務。三塁専門の選手が不在

今季は開幕から宮﨑が大活躍だが、もう30代中盤の選手なので毎試合スタメンはむずかしくなってきた。
なので宮﨑がスタメンでない場合、京田や柴田がサードに入っている。
彼らは守備面は良いが、打撃で宮﨑と大きく差がついてしまっている。
なのでサードを守れて、ホームランを稼げるくらい打撃がいい選手が必要だ。

これまでは小深田が将来のサードとして期待されていた。
しかし現時点ではまだ1軍の目途が立っていない。
高卒3年目を迎えているが、打撃も守備もまだ課題が多く、時間がかかりそうだ。

小深田が大成すれば宮﨑の後継者になるが、このまま小深田だけに期待をかけ続けてもリスクが高い。
なので今年のドラフトでは大学生か社会人のサード、もしくは強打のショートが欲しい。
その選手と小深田と競わせて、宮﨑の後継者を育てたい。


次の世代の投手王国へ向けた準備

DeNAは現在、先発投手陣が揃っていて安定している。
今永・石田・東・平良・ガゼルマン・大貫・濵口・バウアーらの先発陣は、12球団でもトップクラスの揃いぶりだ。
しかしこの先発陣は、近いうちに半減する可能性がある。

なぜなら、今オフに今永がMLB挑戦する可能性が高く、バウアーもおそらくMLBへ復帰する。
そして石田が今季国内FA権を取得した。
来年は濵口も取得する予定だ。
最悪なパターンだと、2年後には今の先発の半分がいなくなる。

なので現状の先発陣では将来が不安だ。
今のうちに、次の世代の投手王国づくりを始めなければならない。

現時点では小園健太を将来のエース候補として育てているが、他の若手先発が伸び悩んでいる。
なので2軍先発の再編を考えるべきで、ドラフトでは将来有望な先発を確保したい。


外野にも次世代のスラッガー候補が必要

昨年12月に行われた現役ドラフトで、細川が中日に移籍した。
細川はDeNAだと1年目からスラッガー候補として期待されていた。
そのパワーには、筒香など当時の主力打者も舌を巻いたほどだ。

しかし三振数がとても多く粗削りで、その修正で2軍で長く調整していた。
その間にDeNAの外野陣も揃ってきてしまったので、細川を1軍で起用しづらくなっていた。
移籍が決まった際も、ファンの間では残念だが仕方ないという意見が多く、大成できなかったことが悔やまれた。

細川が移籍したことで、DeNAは若手世代でスラッガータイプが減った。
その影響で、4月終了時点で2軍の本塁打数は12球団でワーストだった。
チーム内を見ても、2桁本塁打を期待できる打者がみつからない。
なのでドラフトでは今の2軍に不足してるスラッガータイプが必要だ。
宮﨑の後継者候補とは別として、外野でもスラッガーが欲しい。

3年後の各ポジション主力予想

現在の戦力から3年後の各ポジションの主力を予想した。

先発は東と平良が30歳で全盛期の年代になり、そこに小園が順調に育ってくれば3本柱として期待できる。しかしその後に続く先発がまだ実績が少ない。

リリーフは山﨑が6年契約中で、この頃まで抑えで定着していて欲しい。
伊勢と入江はまだ若くセットアッパーとして期待できる。
そこに左腕の坂本と石川が定着すれば、左右揃って20代のリリーフが4人で安泰だ。

捕手は山本が主力として定着する一方、松尾の台頭も期待したい。
一塁手は佐野が定着しそうだが、外国人選手獲得の可能性もある。
二塁手は牧がいて、林もバックアップとしているため心強い。
三塁手は宮﨑がもう37歳になっているので、後継者が必要だ。小深田だけでは不安だ。
遊撃手は京田と森の競争になると思われるが、この頃には森がレギュラーと獲って欲しい。
左翼手は現状だと関根が攻守で安定している。
中堅手は桑原がいるが32歳なので守備範囲などで衰えがあるかもしれない。
右翼手は楠本がレギュラーで定着していて欲しいが、蝦名や梶原の台頭も期待したい。

こう見るとやはり不安なのは先発と三塁手だ。
先発は小園に続いてローテ入りを期待できて、将来的には小園とWエースとなれるような投手が欲しい。
三塁手は小深田と競えるスラッガータイプで、宮﨑の後釜の備えを万全にしたい。
外野もスラッガータイプが少なくなるので、こちらも今のうちから有望な選手を確保しておきたい。

指名方針まとめ

ここまで書いた指名方針を含めて、全体の指名方針をこのように考えた。

優先度が高いのは上記で挙げたように先発と内野手だ。
先発は将来のエース候補、内野手は宮﨑の後釜の三塁手が狙いどころになる。
なので1・2位は投手と内野手になるだろう。
3位以降では更に投手を指名しつつ、高校生の内野手や外野手も狙いそうだ。

リリーフは左で良い投手がいれば指名しそうだ。
ただ、先発からリリーフへの転向も可能で、若手もいるのであまり優先度は高くない。
捕手は今回は指名不要と考える。東出が気になるので育成指名があるかもしれないが、おそらく指名0だろう。

全体的に高校生や素材型重視の指名になるのはほぼ確実で、即戦力として狙うのは内野手ぐらいになりそうだ。
素材型の選手を集めておきたいと思うので、育成指名も何人かあるだろう。

現時点ではこのような方針と考える。

2023年5月時点の指名予想

上記の方針をもとに、現時点で指名を予想してみた。

本指名

1位 前田 悠伍(投手・大阪桐蔭)

2位 上田 希由翔(三塁手・明治大)

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