【横浜DeNA】新外国人クリスキー来日、1軍リリーフ争いの状況
昨年オフにDeNAが獲得発表したブルックス・クリスキー投手が3/14に来日しました。
この後、隔離期間を経てチームに合流する予定です。出国時と入国時のPCR検査は共に陰性なので、開幕前に何とかチームの一員となれそうです。
クリスキーの昨年成績
クリスキーは昨年、MLBでは2球団に所属し計12試合に登板しています。
成績は11回1/3 17安打 7本塁打 6四球 11三振 18自責点 防御率14.29という内容で、正直めちゃくちゃ打ち込まれてとんでもない炎上してます。
ただし3Aでは 25試合に登板し、成績は
29回1/3 15安打 2本塁打 14四球 43三振 12自責点 防御率3.68 という内容です。
やや四球が多いものの、被安打は少なめで奪三振がイニング数の約1.5倍と非常に多いです。
この成績から察するに、ものすごい三振を獲って抑えるか、連続四球で自滅するかの2パターンになりそうです。
DeNAでの役割について考察
右のセットアッパー
クリスキー獲得は、右のセットアッパーの補強というのが主な理由でしょう。
DeNAは一昨年まで、左のセットアッパーにエスコバー、右のセットアッパーにパットンがいて、2人共50試合以上登板するなど非常に重要な役割になっていました。
しかしパットンがMLB挑戦のために2020年オフに退団すると、21年は右のセットアッパーの外国人が1枚欠ける事態になりました。
2021年は代わりにシャッケルフォードを獲得するなど動いていましたが、パットンの後釜としてはやや成績が足りず、リリーフ陣の負担が増して昨季はリリーフ全体が厳しい運用になっていました。
そのためリリーフ強化は必須で、三嶋や山﨑康の負担を減らすためにも右のセットアッパー獲得は非常に重要になります。
クリスキーはまさにその役割を任せるために獲得した投手でしょう。
勝ちパターンの7・8回を含めた50試合以上登板して、安定した成績を残すことが求められているはずです。
場合によっては抑えも
右のセットアッパーとして期待されている投手ですが、場合によっては抑えも任せられる可能性があります。
昨季、三嶋が抑えとしてやや不安定なところを見せていましたし、山﨑康もまだ抑えに復帰できず、近いうちにMLB挑戦の可能性もあります。
クリスキーは新外国人で未知数なところがありますが、現在28歳で三嶋や山﨑康よりも若く、活躍次第では何年もチームに在籍できるでしょう。
そうなると抑えとして計算できる場合は抑えを任せたり、三嶋と併用のWストッパーなどの起用もあり得ます。
いつ登板できるか?
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