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【横浜DeNA】2022年ドラフト候補と指名ポイント・先発編【ドラフト会議】

球団がドラフト候補を指名する上で、考慮していると思われるのが既存の選手たちとの比較です。
ドラフト候補と同じポジションで同年代の選手が球団内にいて、その選手がドラフト候補より活躍が見込める場合は、指名する必要は低くなります。

逆にそのポジションの選手が球団内にいなかったり、いたとしてもまだ活躍が見込めない場合は、指名をする必要が出てきます。
そういった視点で今年のドラフト候補と、DeNAの同世代の選手を比較してみました。

ポジション別で記事を作成していきます。
今回は先発投手です。

ドラフト候補と同世代の投手

2021年度満年齢で20~24歳の投手

ドラフト候補との比較

先発の状況

ドラフト候補の世代での先発だと、21年は京山・坂本が主に1軍で起用されていました。2人共10試合以上で先発して、準ローテ的な立場でした。
阪口も本来なら京山や坂本と同じような立場になるはずでしたが、21年は故障の影響で1軍登板が激減し、まだローテで起用されるまでに至っていません。
20年ドラフト1位の入江も昨年は故障に悩み、1軍では殆ど結果を残せませんでした。
この他の投手はリリーフで起用されていたり、まだ2軍で育成中になっています。

先発指名の必要は?

ドラフト候補との比較対象になるのは、京山・坂本らになるでしょう。
彼らは昨年1軍成績は正直そこまで良くなかったですが、一定期間はローテに入っていましたし、次世代のローテ候補として考えられていそうです。
今後も阪口や、入江・徳山・三浦などが先発で台頭してくる可能性もありますし、先発候補の頭数は増えてきています。
なので大卒社会人など年齢高めの投手の指名の必要性は、そこまで高くなさそうです。
しかし21歳以下の年代の投手がやや手薄なので、この年代をもう少し獲得して手厚くする必要があります。
そのため高卒・大卒・高卒社会人がターゲットになってくるでしょう。

ドラフト指名候補(23人ピックアップ)

ここからチーム状況に合わせた先発の指名候補を挙げていきます。

チームに合いそうな先発3人

河野 佳(大阪ガス)高卒社会人
最速151km右腕。腕の振りが良く力強い直球と、カットボール含めた変化球のコンビネーションが武器。日本選手権では4試合19回を投げて無失点の好投、MVPを受賞した。

曽谷 龍平(白鴎大)
最速151kmのスリークォーター左腕。大学リーグ戦では被安打少なく奪三振が多い。常時140km後半を安定して出せる球威が特徴。

林 優樹(西濃運輸)高卒社会人
身長174cm 最速145kmの小柄な左腕だが、肘の使い方が良くノビのある直球が武器。緩急の使い方も上手く、石川雅規タイプとスカウトが評価。

安定感して長いイニングを守れる先発という観点で、まずはこの3人を選んでみました。河野は既にドラフト候補の中でトップクラスの評価を得ている投手で、獲得できれば投手陣の底上げがかなり期待できるでしょう。
曽谷・林は2人共左腕で、昨年ドラフトで徳山・三浦と右腕を指名したことから今年は左腕を狙う可能性を考えました。曽谷は球威で押して三振を取れるタイプで、林はキレと緩急で打ち取れるという異なるタイプになります。

この他、チームの先発の底上げが期待できそうな投手を20名ピックアップしてみました。


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