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ラジオを録音して追いかけたあのころは

スピッツの新曲が解禁された。

シングルの発売日は4/12(水)。
それに先駆けて本日10日の0時からラジオや音楽配信サービスでは聴けるとのこと。
YouTubeでは20時からMVが公開となっている。

いまから30年近くまえは新曲の解禁日となれば流れるだろうラジオ番組をチェックしてテープに録音して発売日まで楽しみに待った。

もうラジオを予約録音していたあのころとは違う。
サブスクで予約しておけば勝手にダウンロードされる時代なのだ。

CDを買いに走った店頭日。
いまネットで注文すれば家に届く時代。

ひとつ変わらないなのは、生で聴ける権利だ。
チケット争奪という戦へ参加してもぎ取ったら、当日を待つ。
何十年経っても変わらないスタイル。

コンサートというのは、イキモノだから、
特別だから、足を運んで初めて感じられる空気がある。

最近は当日まで席が分からないのもまた良い。

MVがフルで簡単に見ることができるのも時代の変化だろう。
MVみたさに夜中まで起きてCDTVやJAPAN count downという番組を見ていた。
YouTubeのおかげで大人になってから、あのとき見れなかったフル尺を拝めるので懐古話が止まらなくなる。

テープに録音したラジオはその後MDと変化する。
ラジオ番組も予約できるコンポに買い換えたりもした。
いまじゃradikoというアプリがあるから聞き逃しても大丈夫だし、アンテナ伸ばしたり改造しなくても周辺の地域は聴くことができる。
なんなら課金すれば全国の放送が聴けるのだから信じられないくらい便利だ。

こんなに便利な世の中に進化したけれど、なにやらカセットテープのブームが来ているのではないかと感じている。

スピッツも5月に発売されるアルバムでカセットバージョンをラインナップしている。
どのグループか忘れたがCMでウォークマンにカセットを入れるシーンがあったり。

カセットを繰り返し聴きすぎて音がのびてしまう感じが結構好きだった。

かくいう私の夢はレコード卓を買うこと。
レコード世代ではなかったからかもしれない。

それはきっとテープに憧れるワカモノと同じ気持ちなのかもなぁ。

最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。