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くるくるした飾り線を書くステップ(カリグラフィー)


こんにちは プロのカリグラファーのはまね先生です。長年カリグラフィー を仕事としており、昨年は本を出版しました。

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(グラフィック社サイトから引用)



さてカリグラフィー(美しい手書きのアルファベット)に憧れる理由の一つにくるくるつける装飾の美しさがありますよね。フローリッシュと呼ばれる飾り線です。

すぐに豪華な飾り線をつけようとせず基礎から理解すると間違いがありません。簡単ですが4つのステップに分けてご紹介します。



レッスン1 飾りをつける場所


①上段下段
アルファベット小文字はメインの段(エックスハイトといいます)、上段(アセンダー)、下段(ディセンダー)とあります。飾りをつけるのに適している箇所を確認しましょう。


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上段に出る文字 bdfhhkl

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下段に出る文字 fgjpqyz


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少しだけアレンジしてみます。



②単語の最初と最後


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大文字は特につけやすいです。


③工夫して飾りをつける場所を増やす
mのはねの部分など下に下ろして飾り線をつなげることができます。


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この裏技はおすすめです。



レッスン2 飾りのアレンジ


無限にあるのでいくつかビックアップしてお届けします。


上段につけるパターン


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下段につけるパターン

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はねの部分につけるパターン

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レッスン3 綺麗に書くコツ


ゆるやかなカーブを意識します。そのためには上下の動きの幅が必要になります。


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横に伸びる線がふんわりカーブをえがけるように、ペンを上下にしっかり移動させる意識が大切です。つい手が小さな動きになりカーブが小さくなってしまうんですよね。


レッスン4 飾り線をつける実践

まずは普通に書いてみて、飾りを付けれられるところを確認します。全部につけようとせず、眺めてみて全体のバランスをとります。


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慣れてきたら単語本体に絡ませることにもチャレンジしましょう。下の画像では上から飾り線無し・飾り線有り(単語に絡ませない)・飾り線有り(単語に絡ませる)とステップアップしています。

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書籍で飾り線のインスピレーションを得るのもいいですね。

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詳しくはこちらの動画をご確認ください。呉竹のCOCOIROという細めの筆ペンで書いていますが、筆ペンでも素敵に文字を書けます。








誰かの活力になりますように