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令和5年9月議会 個別質問 2-1.地域における空き家の利活用について

浜中吾郎です。このnoteでは、主に私が市原市議会で個別質問した内容について順次載せていきます!
令和5年第3回定例会の個別質問(令和5年9月13日実施)のうち「地域における空き家の利活用について」より。

(以下、発言内容)
次に「地域における空き家の利活用について」伺います。空き家問題は、人口減少に立ち向かう上でも重要なテーマです。本市においても令和2年度より市原市空家等対策計画がスタートし様々な施策が展開されております。空き家を利活用することは各地域の活性化に繋がるのみならず、治安や防犯の対策といった観点からも有効だと考えます。私の出身地でもある青葉台では、青葉台町会協議会をはじめ様々な団体の連携のもと空き家の利活用についても熱心に取り組んでおります。そのうちの一つに「森のくまさんハウス」というお家が青葉台4丁目にあります。こちらは本市の空き家除却・活用提案モデル事業を活用してリフォームを行い、小中学生や大人を対象にした科学教室・絵画教室等を展開して地域コミュニティの活性化に寄与しております。本事業について話を伺ったところ補助金については有難かった一方で書類の煩雑さや実施までの一連の流れが大変だったとのことでした。意義はあるものの改良の余地があるのではと感じます。そこで市原市空家等除却・活用提案モデル事業について、地域における空き家の更なる利活用を促していくために、今後どのように施策を改良・周知していくのか当局の認識を伺います。


(以下、都市部長答弁)
市原市空家等除却・活用提案モデル事業について、お答えいたします。本事業につきましては、空き家等を所有又は賃借する町会などの自治組織や、本事業の実施にあたり、自治組織の協力が得らえる団体・個人等が、地域コミュニティの維持・再生等をする場合、対象物件の改修等に要する費用の一部を支援する制度として、令和3年度から実施しております。
本事業では、2種類のメニューを用意しており、その1つは、空家等を除却することにより、除却後の跡地を防災広場や屋外活動広場等の地域活性化のため、計画的利用に供されることを目的とした「空家等の除却提案モデル」、2つ目は、空家等を改修することにより、改修後の建築物が地域の集会施設や地域福祉活動の拠点等の地域活性化のため、計画的利用に供されることを目的とした「空家等の活用提案モデル」で、どちらも国庫補助対象事業となります。
本市では、これらを活用した場合、「空家等の除却提案モデル」では、補助率4/5・補助限度額50万円、「空家等の活用提案モデル」では、補助率2/3・補助限度額100万円を支援しているところでございます。
本事業のこれまでの実績といたしましては、議員ご質問のとおり、令和4年度に青葉台団地内において、子どもから大人までの様々な年代が、科学等を通して楽しく学ぶことのできる「森のくまさんハウス」を対象に補助金を交付しております。
この申請に際しましては、国に提出するものを含めますと、最大で11の書類が必要になるとともに、当該施設は不特定多数の利用による消防法に関する手続きなど、専門的なものも含め、多くの書類が必要となるため、本市としても初めての申請の中で、ご説明に多くの時間を要したことから、申請時の煩雑さを感じたものと考えております。
市といたしましては、今後も丁寧な対応を心掛けながら、手続きの進め方や必要書類などが分かる事務フロー・記入例をご用意し、窓口のお客様がストレスを感じないよう、より分かりやすい説明に努めてまいります。
また、本事業の周知につきましては、これまで広報誌や市ウェブサイトに加え、市民活動団体のウェブサイト「まちサポ いちはら」への掲載やリーフレットの町会回覧などに取り組んでまいりましたが、今後は、空き家相談の所有者等への通知と併せてプッシュ型の情報提供を行うなど、より積極的な周知に努め、利用促進につなげてまいります。
本事業の実施は、空き家の解決はもとより、地域の活性化や地域コミュニティの醸成に加え、安心・安全なまちづくりにも寄与できますことから、本事業の更なる活用を推進し、空き家等対策に取り組んでまいります。


(浜中の意見)
地域の空き家において若者・子育て世代の住まいとして更に利活用されるような取り組みが進むと良いのではないでしょうか(現状の取り組み及び様々なハードルがあるのは理解しております、こちらは今後を見据えた要望とさせて頂きました)。

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