置鬼置鬼

浜村凡平太です。


とある暗号を解読しました。



ものを
置かないようお
願い
いたします



これは明らかにおかしい。


普通ならば、



ものを
置かないよう
お願い
いたします



と改行するはずです。


なにか意味が込められているのかもしれない。


(ものを)で改行してるし、(願い)で改行しているのに、なぜ?二行目だけ(置かないよう)ではなく(置かないようお)なのか?



······。


······。


わかりました。


元々これは【ものを置かないようお願いしている】メッセージです。


二行目に(お)を置いてしまっている違和感を表しているのではないでしょうか?


(二)に(お)を置いている。


(お)
(二)


鬼。

置くべき場所でないところにものを置く人は鬼であるということを伝えているのだと思います。


そしてここに書かれている(もの)が、物でも者でもなく、ひらがなというところが正にそれを表していると思います。


この(もの)自体が置かれているわけです。(もの)は一見するとプラスチックと紙でできている(物)です。しかしここに置かれた時点で鬼という(者)になってしまうのです。


注意を促すために自分から鬼になることを選んだ(もの)。心どころか全てを鬼にして伝えたかったのだと思います。



この暗号が伝えたかったこと。


それは、




【物を置かないで】




ということです。




うん。


置かないよ。


大丈夫。



でもさ、ちょっとこっちも注意を促したいところはあるんだ。人間ってのは私みたいに暗号をとける頭脳明晰の美しき心の持ち主ばかりじゃないんだ。


こういう人間もいるんだってのは知っておいてほしくてさ。



···え?置いちゃダメ?

いやいやいや。

MONOじゃなくて無印の消しゴムだから。大丈夫だよ。

MONOは置いちゃいけないって書いてあるけどさ。

ぽくぽくぽくぽくちーんだよ!頭使わなきゃ。

てかなんで置いちゃダメなんだよー。別にいいだろうがよー。へっへっへ。



こういう人間はもし暗号がとけたとしても鬼になることもへっちゃらな人間です。




気をつけてね。おにちゃん。

♪銭がなけりゃ~君~銭がなけりゃ~