「言語化力」を読んで、自分にとっての「理想の働き方」を定義してみた
渋谷で毎週のように開かれている「朝渋」の著者イベント。
1/27(月)のゲストは「言語化力」を発売したばかりの、GOクリエイティブディレクター三浦崇宏さんでした。
僕はイベント後に著書を読ませていただいたのですが、
・「LIFE is contents」は人生にとって大切な、もっとも汎用性の高い武器
・仕事とは「価値を生み出し」「価値を伝えること」
・その言葉によって何かが動いたり、何かが変わったりするのが「いい言葉」
など、刺さる言葉がたくさん…。
今回はトークイベントや著書で学んだことを活かし、自分にとっての「理想の働き方」を言語化することに挑戦してみたいと思います!
「ベクトルを定めなければいけない時代」に必要なのは「数字」ではなく「言葉」
まず最初に強く響いたのがこの言葉でした。
「ベクトルを定めなければいけない時代」に必要なのは「数字」ではなく「言葉」
そもそも、なぜ今「言葉」が重要なのか?
仕事をしていると、日々「数値目標」と向き合うことも多いですよね。確かに「数字」は基準がハッキリしていて、誰から見てもブレがありません。指標として最適です。
しかしながら日本の人口は年々減っており、加えて生活に必要なモノはすでに身の周りに溢れています。こんな中で、ただただ「売上前年アップ!」を叫んだところで、メッセージとして何も響きません。
メッセージを伝えて行動を促したいのであれば、「数字」ではなく
「なぜ僕たちはその商品を売ろうとしているのか」
「その商品を売ることで誰がどのように幸せになるのか」
といった「言葉」が何よりも重要になるのです。
三浦さんいわく、まずはしっかりと言語化すること。それにより、仕事に対する向き合い方が大きく変わるとのことでした。
自分の「スタンス」、社会に対する向き合い方を固めることが重要。
言語化力の中で、1番のキーになっていたのが「スタンス」の話でした。
「社会に対する向き合い方(スタンス)を固めておくことで、どんなテーマに対しても自分の考えを言語化しやすくなる」三浦さんはそう言います。
スタンスを固めるうえで、考えるべき質問が以下の2つ。
Q1. 自分が絶対に曲げたくない価値観は、どんなものですか?
Q2. どんな社会であってほしいですか?
僕であれば、
A1. 個性や多様性こそが新たな価値を生み出す
A2. 1人ひとりが「自分が幸せと感じる生き方」を都度選べる社会
と回答します。つまり、これが僕のスタンスになります。
このスタンスに沿って「理想の働き方」を考えてみましょう。
理想の働き方=「好き」を仕事にして、場所や時間に縛られない働き方
「理想の働き方とは、どんな状態ですか?」
そう聞かれた場合、今なら僕は
・自分が「好き」なことで収入を得られていること
・場所や時間に縛られない(少なくとも自分で選べる)こと
と答えます。
ここでいう「好きなこと」は「好き勝手なこと」ではなく、
・他人よりも得意なこと
・やっていて苦では無いこと
・無報酬でもやりたいと思えること
・時間をかけて突き詰めてみたいこと
などを総じて「好き」と表現しました。
「好き」は「個性」や「多様性」と深く結びついていると感じます。そして、場所や時間に縛られないことは、人生のいかなるタイミングにおいても働き方を選べることと同義です。
いずれも、先ほど固めたスタンスに沿っていると思います。
「スタンス」を決めて、大切にしたい価値観や考え方を言語化しよう
今回、自分なりの「スタンス」をハッキリさせたことで、物事に対する言語化のハードルが下がったように感じました。
ちなみに言語化のプロセスは以下の通りです。
【思考を言語化するプロセス】
0:スタンスを決める(自分の世の中との向き合い方を決める)
1:本質をつかむ(固有名詞や時系列を省いて、行為と現象と関係性だけを抜き出す)
2:感情を見つめる(自分がその感情を抱いた理由を掘り下げて考える)
3:言葉を整える(言葉を相手やその場の雰囲気に合わせて調整する)
このプロセスに従えば、自分が考えていることを正しく言語化できるはず。
そしてその過程でキーとなるのが「スタンス」でした。
とはいえ、何も無いところからスタンスを決めるのはけっこう難しいですよね。
その点、三浦さんは「怒り」を感じたところにヒントがあるとおっしゃっていました。スタンスが決まらない方は、「怒り」を探るところからスタートしてみるのがいいかもしれません。
自分なりのスタンスを決めて、大切にしたい価値観や考え方を言語化してみましょう!
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