タイの印刷工場 訪問記② 〜製本・折り・型抜き加工編〜
こんにちは。 はまきちです。
タイのバンコクで印刷関係の仕事をしています。
前回はオフセット印刷機と裁断作業風景をご紹介いたしました。
今回は印刷物を本の形に仕上げる「製本」や「折り加工」、
「型抜き加工」の作業風景をご紹介いたします。
Youtubeにて動画でもご紹介しています。
機械が動いているようすもぜひご覧ください。
<もくじ>
・中綴じ 製本機
・無線綴じ 製本機
・折り加工機
・型抜き加工機 (ダイカット/トムソン加工)
・おわりに
<中綴じ機>
これは「中綴じ機」と呼ばれる、二つに折った紙を重ねてホチキスで
とめる製本機械です。
週刊誌などはこの中綴じ製本になっています。
あらかじめ二つに追った紙を装置にセットすると、
ページ順に1枚づつ下にあるベルトコンベアに乗って流れていきます。
その先で2カ所を同時にホチキス留めします。
最後に不要な部分をカッターで裁断して仕上がりです。
<無線綴じ機>
次に糊を使って綴じる「無線綴じ」を見てみましょう。
文庫本などは無線綴じになっています。
ここでもページ順に紙を重ねていき、ベルトコンベアで流します。
表紙以外の全ページが揃ったら、本の背のところに糊を付けます。
最後に表紙を押し付けて接着します。
ことあと別の裁断機で不要な部分を裁断して完成です。
<折り加工>
こちらは折り加工機です。
後ろ側から1枚づつ紙をベルトで機械に送ります。
流れてきた紙を上下に動いているブレードで折っていきます。
折られた紙は前の方から出てきます。
<型抜き加工>
商品のパッケージなどを作る時に行う「型抜き加工」を見てみましょう。
ダイカット加工やトムソン加工とも呼ばれています。
開閉する手前の鉄板との間に紙をはさんで加工します。
奥側の鉄板に木の板にカッターの刃を埋め込んだ「抜き型」が
取り付けてあります。
抜き型のカッターを取り変えると、いろいろな形の折り目やミシン目、
穴あけ加工などが可能です。
<おわりに>
今回は印刷後のいろいろな加工作業風景をご覧いただきました。
印刷工場訪問記の前編では、オフセット印刷機や裁断作業風景を
ご紹介していますので、ぜひご覧になってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
撮影協力:VCA PRINT CO., LTD. (タイ・バンコク)
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