見出し画像

騙されたくないあなたへ

3000以上ある算命学エッセイのバックナンバーから、今でもアクセスの多い人気記事を再編集してご紹介します。

「あそこの占い師に言われた通りにしていたら、本当に夢がかなった。オススメよ!」

「最近ツイてないのでお祓いしてもらったら、次の日からラッキーなことだらけ!」

「◯◯療法を試したら病気が治った。同じ病気で悩んでいるならやってみる価値あり!」

これらの話を聞いて、一概に信用できる情報だと思いますか?

話の内容が本当かどうかはともかく、検討に値する情報かどうか?ということです。

もうちょっとわかりやすい例を挙げてみます。

「宝くじを買ったら3億円当たったよ。人生変わるから、みんなも買うといいよ!」

個人の経験ほど
あてにならないものはありません。


上記の話をしてくれた方々は、誰ひとりとして嘘をついていないのでしょう。

そういうことは起こり得ますし、実際、彼らの人生に起こった事実なのでしょう。

でもそれが、自分も試してみる価値のある有効な情報かどうかは別の話です。

話を聞いた人が同じ試みをしたとしても、その結果には「ばらつき」があり、多くの人が得られる平凡な結果もあれば、極々少数の人だけが得られる稀な結果もあります。

希な結果の例・・・

宝くじで高額当選した、おまじないで病気が治った、「ありがとう」と言い続けていたら商売が繁盛した、などなど・・・

多くの人が経験する平凡な結果は、あまり刺激的でないことが多いのですが、後者の希な結果は目立ちます。時に刺激的で人の目を欺き、ニュースのネタになります。だから様々な怪しい商品やサービスの宣伝に使われるのです。


算命学のような不確実なものを怪しい占いではなく、役に立つ道具として扱いたいのであれば、特に学問として研究すると言うのであれば、統計的手法を使わずに、個人の経験をもとに・・・

「この技法は使えるかも」とか「あの技法はよく当たる」だの言い合っていても、学問の見地からすると、ほとんどなんの意味もないのです。

怪しい情報であふれるこの世の中で誰しもが惑わされやすい錯覚に騙されないためには、現象を扱うための道具が必要です。

それが「確率統計」です。

しかし、残念ながら個人が算命学を統計的に評価するのはほとんど不可能です。

なぜ?

様々な人生に関するデータを何千何万と集められないでしょう?

それでも、確率統計の概念を学ぶことで、安易に「これは当たる!」などと早合点せずに、どの程度の信頼性があるのかを冷静に検討し推察する知恵がつきます。人生に起こる出来事に対して、慎重かつ理性的に向き合う態度が身につきます。

まともな算命学を学ぶのであれば、これはとても大切なことです。

ところで、確率統計ではその評価が難しい算命学ですが、個人的な経験から、やっぱりあなどれないんだよな・・・

あくまで「個人の経験」ですが・・・ 。

世界には不思議な事がたくさんあります。


確率統計に興味のある方にはこの動画がおすすめ。
世の中にあふれる様々な嘘に騙されないための確率統計の考え方をわかりやすく教えてくれます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?