ツルハ(3391)株を巡る攻防戦~その2(追記あり)


依然として苦しい展開が続いていますが、とりあえず参考まで。


前回の記事がこちら


証券会社提供の会社四季報に記載の大株主欄(23年12月18日現在)には、オアシスの名前が何処にも書かれていません。

また、23年5月15日期末時点での株主名簿にも、オアシスの12%超という持ち株の存在は確認されていません。


ツルハの有価証券報告書

https://www.tsuruha-hd.com/content/files/topic/ir/2023/20230810-1.pdf


ところが、昨年から色々と勃発する情報戦は、オアシスの株主提案がどうとか、今年ではイオンとの独占交渉権云々ということで、大株主として常に登場してきます。



これって、どういうことなのでしょうか?

株主名簿には存在しないが、実質的な株主?
それとも、株式の処分権限の委任状を得ているとか?

けど、実質的に「隠れ大株主」というのは、脱法的なのでは?
不透明な買収攻撃なども簡単に出来てしまうのでは?
何故、日本のSESCは外資系のこうした不当とも見える「株主名義が確認不能な」株式大量保有を認めるのか?
監視・監督がユルユルだからこそ、日本市場で大暴れされてしまうのです。


大量保有報告書は出していても、株主の名義変更がなされず、譲渡の結果も不明とか、現状でも「大量のダミー株主」に持たせた株を、実質的にオアシスが支配しているということなのでしょうか?


すると、市場での株価操縦も、こうした「大量のダミー株主」を使えばいくらでも可能ということですかね?


現実の取引市場においては、これが実行されているわけでw
個人投資家を養分にするべく、手段はいくらでもあるよ、ということですね。


日経新聞やbloombergは、オアシスが「ツルハ株の12%超を保有している」事実をどうやって確認したのでしょうか?

誰か見た人はいるのですか?

株主名義人がオアシスでないのに、何故「12%超」のツルハ株を保有している、という事実を知ったのでしょうか?


23年5月15日に大量保有報告書を出しても、名義人がオアシスでないなら、株主とは認められないのでは?
本当に、オアシスが保有する株式数がどこにあるのか、確認できたのですか?
株主名簿にオアシス名義の記載がないなら、虚偽申告である可能性はないのですか?


イオンの発表も胡散臭い。

https://www.aeon.info/wp-content/uploads/news/pdf/2024/01/240129R_1.pdf

https://www.aeon.info/wp-content/uploads/news/pdf/2024/01/240129R_1.pdf


譲渡が見込まれる株式数は公表されてない。
「風説の流布」同然に、報道が「オアシスの13%弱」と言うだけで、イオンと併せて26%になるという皮算用だけ書いてるが、どこにオアシスの保有する「13%弱」が存在してるか、誰も知らないわけでしょう?

株主名簿にも会社四季報にも登場しない「10%を超える大量の幻の株」が存在するのかね?
そういう情報を握ってるのは、外資系の連中だけ、ということでしょ?

日本の監督機関も、事業会社さえも、「実際の株主」が把握できない、闇の株主制度かよww


追記(2月20日):

当方の調査不足でしたので、追記します。

最新の有価証券報告書が2023年12月28日に提出されており、大株主名簿も出てました。


https://www.tsuruha-hd.com/content/files/topic/ir/2023/231228-02.pdf


これによると、オアシス(Oasis)保有分は昔の会社四季報に記載分と同じで、88.2万株(1.81%)だった。

日経新聞やbloombergの記事は、約13%と7倍以上の開きがあるが、両社は「Oasis以外」の名義人の株なのに、どうやって約555万株がオアシスの実質的支配下にある株式だと知ることができたのか?
どういう方法で確認できたのかね?
秘密の手段でもあるのか?
株主一人ひとりが誰の支配下にあるか、区別できるもんなの?

類似の話は、オービス(Orbis investment)の384.8万株(7.78%)、ブラックロックグループの218.4万株(約4.41%)、野村グループでもあるようだ。


真の株主名義人を秘匿するのは、株価操縦に必要だから、ですか?
日本の金融庁は米帝の言いなりだし、SESCも外資系にはヘコへコするだけかね?
取り締まれよw

当方が想像する株価操縦は、ざっくり書くと次のような方法である。

本尊(大資本家、資金提供の法人、ファンド勢)
・大量の入れ物(SPCのような箱)を作る(例:○○ファンド1号~N号)
・売買部隊の兵隊を雇う(個別に資金を与える、各ファンドn号の配下)
・標的の株式の買い集め、目標株価への誘導(=操縦)、売り浴びせ等


本尊の名前が売買上で登場してこないので、個別の兵隊(例えばn-1、2、…k)の名前が株主名義人となる。
が、実態として本尊の命令で各ファンドn号の為に売買してるだけなので、実質的所有権は各SPCを支配している本尊にある。


これにより、株式の取引結果を見ても、バラバラの個人が売買しただけにしか見えないので、株価操縦を摘発するのが難しくなる。

本尊は「個別株主から場外で株式を取得したんだ」とか、後づけの言い訳も可能にしているのかな?

が、現実には「本尊からの命令」によって一致協力した売買行動を取っている為、急落などの売り込みは簡単にできる、という寸法だw


本尊がダミー株主を大量に使役することで、不正な株価操縦を可能にするし、買い集めてる動きが当該企業や一般投資家らにも把握されずに済む。実態としては大量資金保有者による「市場支配・価格操縦」である。


これは、ネットの「炎上現象」を利用したようなものである(笑)。
大量の「匿名個人(ファンネル、などと呼ばれたりすることがあるらしいw)」を動員する「親玉(インフルエンサーや大量フォロワー数を誇るアレな人)」が標的に一斉攻撃を可能にする、というものである。

本尊(実質的株主、と大量保有報告書を提出する人)が使う「ダミー株主」=ファンネル、という話ですね。

真の株主を隠匿し、カネを大量に使ってダミー株主名義で登録しておくと、本当の株主と株式保有数が誰にも(当該企業、一般株主、金融監督当局・証券等監視委員会等)検証できない、という今のような事態を生じるのだ。


このような、「ダミー株主を使った売買」を禁止しないと、「俺様はX%の株式を持つ大株主だ」と勝手に宣言されただけで、大手報道機関が続々とそれを使って奇妙な記事・風説を流すことになるのだが?


入れ物(ファンド)の資金による売買なら、個人だろうと全部同一名義人で統一して、その実質支配者の名義も事前登録(開示)すべきだ。

本尊の傘下にある、ということなら、全てその名義人の下での売買とすべきだし、株主名義人の同一性と保有比率との合致も外見的に確認できよう。
株式取得後から株主の名義変更までの時間を数日内に設定し、変更してない(=隠蔽してる)場合(違反)には、強制的に反対売買させ保有を解消するなどの厳しい措置をとれば?


(敵対的)TOBの場合でも、ダミー株主をいくら使ってもよい、ということになるのでは?
それが正当なのかね?


更に追記(21日15時過ぎ):

昨日書いたせいではないだろうけど、今日の取引では奇妙な現象が観察された。

ダミー株主による売買の疑い、という話を書いた途端に、何故か本日の売買高が激減となったわけである(笑)。
偶然だって?

まあ、そういう日が稀にあるのかもしれない。
だが、このような変化は起き難いのではないか、と思ったりする。


過去半年の日々の出来高は9割以上が10万株以上であり、2月6日までは連日20万株以上だった。
が、昨日は91000株、今日は64100株と激減したわけだ。

当方が記事を書いたからといって、一般投資家たちが売買を控える理由などないのだから、この記事以降に出来高が急減するはずもないでしょう?

じゃあ、何の理由が?w

年末閑散期の12月27日に76000株、28日77800株、ということはあったが、今はクリスマス休暇でもあるまい?


特に今日の分足を確認していただきたいが、14時頃までの出来高は僅か37000株程度、ラスト15分くらいで出来高が増えてきて、ラストで約2万株弱が集中したわけだな。


多分、監督省庁からの監視がある、ということを本尊(彼らはどこから情報を得たの?w)が手下に連絡して、「ダミー株主」のファンネル勢に取引を控えるようにとでも言い含めておいたのかな?


ほとぼりが冷めるまで待つべく、低調な出来高でやり過ごそうということでしょうかね?
まあ、SESCだとて毎日監視してるわけにもいかないでしょうからね。「ネズミ捕り」と同じで、「あそこで張り付いて速度超過を摘発してる」と分かっていれば、それが停止されるまでは法定速度を守って走るのは普通ですからね(笑)。


日中の出来高が「今日に限って」激減したのは、過去の日々の売買動向からすると、相当確率の低い出来事だろうと思うわけです。

つまり、(…)


(相場操縦が)図星だった、と認めたに等しいですかね?




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