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投資では、これ以上儲からないという目安がある

若者が詐欺に騙されるということが問題になっています。昔から教材を売りつけたり、金融商品を売りつけたりする勧誘は行われています。ゼロ金利政策の前であれば保険商品も積立ててプラスになる時代はありましたが、今は外貨建てのリスクをとってもプラスになる保証はありません。

普通に考えると、銀行の利子以上の儲けを出すことはできませんし、まず預けたお金は勧誘している人の給料になって、余った分が自分に配当されると考えるべきです。ましてや、消費者金融の金利である20%以上をずっと儲けるのはプロでも難しいことです。簡単なのは投資で儲けたいと思っている人から手数料を、取ったり、教材を売りつけて儲けることです。
実際にそのようなことを行なっているのが銀行や証券会社、そして投資家を名乗る人たちです。

今の日本では住宅ローン金利だけは優遇されています。日銀の金融緩和によって不動産は手に入りやすくなり、団体保険の効果もあって75才までローンを組むのが当たり前になっています。完済の前に亡くなった場合は返済の必要はなく物件は家族のものになります。そのため、頭金を必要以上に払うことはせずに、そのお金を投資に回すという戦略は取れます。
しかし、住宅ローンのお金で投資物件(自分がすまない物件)を購入することはできません。かつて、かぼちゃの馬車事件では、住宅ローンの融資という建前で高金利で安い物件を高く買わせて借金を背負わせるということが銀行のミッションとして行われていました。

世の中に必ず儲かるという投資はありません。あれば、巨大資本の銀行がかならず乗り出しています。あとから算入してもお金を巻き上げられるだけです。100円損するのも嫌だという場合は投資はやめた方がよいです。しかし、お酒を飲みに行くお金、本を買うお金、などを投資に回すのは悪くないことです。株を購入して自分の投資したお金がどう動くのか、1万円あれば米国株は買えます。それを見るということで投資の相場がわかってきます。急に2倍3倍になるものはありません。なったとしてもいつかは止まり下がります。昨年から今年にかけてが全体的に米国株が下がる相場でした。その前が儲かりすぎていたので、後半に参入した人が損をしました。
今も、損をした人が、さらに人を勧誘するという怪しい投資が幾つもあります。

もし、投資をするのであれば年率でプラス5%くらいを目標にするのが良いと思います。それでもいつかは倍になります。生活費を全て突っ込むのはNGです。プラスになる保証がないためです。借金して投資するということは絶対にやってはいけません。それで儲かるならみんなが銀行からお金わ借りてすでに投資しているはずです。
つまり、銀行の金利以上に投資しても儲からないということです。やるとしたら借金返済のために将来が奪われるリスクを取らないといけません。

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