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やさしい期待の外し方
最近心に残ったツイート。
同じ光景を見て過ごして「わかりあえる」と思っていたのに、実はその人の目には全く別のものが映っていて「わかりあえない」ことがわかったとき。以前の私なら失望しただろうけれど、今はただ「この人への期待を外せてよかった、持ち続けなくていいんだ」と思う。他者への期待を外すと、生きやすくなる
— 鴻巣麻里香 (@marikakonosu) August 10, 2022
言い換えるれば、生きやすくなるほどに自然と他者への期待が外れてくる。気づいたらそうなってる。恨みや失望から解放されて、むしろ「私の期待の中に閉じ込めてきてごめんなさい」という気持ちにすらなる。そして自分と相手を私自身の期待から解放してあげると、むしろ他者との付き合いが楽しくなる
— 鴻巣麻里香 (@marikakonosu) August 10, 2022
私たちは「親はこうあってほしい」「恋人は」「友人は」と、たくさんの「こうあってほしい」という期待の中で生きている。
期待しないって難しい。私たちは期待する。それはとても自然なことだし、期待されることで温かい気持ちになることだってある。
でもその期待が、現実と違った時。
期待している側は勝手に怒ったりする。
「そんな人だと思わなかった」
「あなただけは違うと思ったのに」
目の前の人が100%自分の期待通りになるなんて話はない。もしそう思って生きているとしたら、とても苦しい。
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若い時は、何も疑わずに期待していた。そして「普通こうでしょ?」「ありえなくない?」と、期待と違った時に怒っていた。
それが今、優しく期待を外せる自分がいる。「私とあなた、同じ考え方である必要はないもんね」と自然に思える。そしたら、目の前の人とそのまんまの気持ちで付き合える。
年を重ねるって優しい。一生懸命生きていることが、ただ、期待を外すことにつながったと感じる。
それをまさに言語化してくれているツイートなので嬉しくなったという話。
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(鴻巣さんは、こども食堂など社会活動をしているソーシャルワーカー。一度講演を聞いて感動してから、尊敬してフォローしている私なのでした)
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