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静かな場所で甘いカフェインレスが飲みたかった

甘いコーヒーが飲みたくて家を出た。
最近長い距離を歩くようになったから、隣の駅まで歩いていこうと思ったのだけど、歩き出すと体調がイマイチだと気付き、近くの図書館にエスケープ。

せっかくだから何か本を読もうとしたものの、頭がモヤモヤしていて本を選べない。
仕方がないので、休憩スペースに腰をおろした。

ここで作戦会議。
口では甘いカフェインレスコーヒーを欲しているのだけど、スタバやタリーズの雰囲気は今日の気分ではない。喫茶店でゆっくりしたいけど、そこではカフェインレスの甘い系を取り扱っていない。カフェインレスじゃないと体が受け付けないから面倒だ。

困った。
行きたいお店が決まらない。
居心地のイマイチなお店で口だけ幸福に包まれるか。
求めている味は諦めて静かな空間をとるか。
行かないという選択肢もある。
どこに行くか、何を飲むか、そもそも行くか行かないか。

決められない。

何かを決めるということは何かを捨てることだ。
私はケチなのか、一部だって捨てるのが嫌いだ。気に入らない一部があるのなら、全部いらない。
色が気に入らなければ自分に合った形のワンピースも購入を見送る。美味しくても値段が見合わなければ選ばない。
捨てられないから、色々と決められないのかな…

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たかが甘いコーヒーを飲むか飲まないか、行くか行かないかを決められないだけで、話をデカくするのはやめよう。

逆に言えば世の中の決定なんて、今日の飲み物をどうするか程度の問題かもしれない。もし失敗しても経験になるだけで。行ったら行った経験が、行かなかったら行かなかった経験が得られるだけのこと。

そもそもお腹を満たせば甘いものの欲はなくなる。行動すれば悩むことはなくなる。

空腹とヒマは人をダメにするのかもしれないな。

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結局、休憩しても体調が上向きにならずトボトボ帰宅した。

空腹とヒマは人をダメにするかもしれないけど、体調が整わなければ何も始まらないんだ、というトホホ話。

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