雑記20/07/02木 映画『はちどり』

 

映画『はちどり』メモ。

・細密な、繊細な映画、あまり物言わぬ主人公が、何を感じとっているのか、周囲はどうなっているのか、こちらもアンテナを立てて、世界を、感じとっていく。
そうはいっても、ポスターに書いてある「この世界が、気になった」というのは、その文句だけを見ると、どうにも大げさな・・・ 意味は、合っている。言葉が与えるイメージは、全然違う。と思った。

・冒頭、902号室のドアを叩いてしまうウニ。部屋を、間違えた? あのシーンは何だったのかしら?

・舞台が1994年であることの意味。それは、実際の事件が作中に登場すること、監督がまさしく中学生時代をすごしたこと(たぶん)、なのだけど、それ以上の意味を知りたい。あとそうだ、立ち退かない人々、も実際にモデルがいるのだろう。あれはなんだろう。
『パラサイト』にしても、こちらは、本当にあちらを知らない。調べなければ、映画を観ただけでは、わからない。それは当然の事で。

・今見たら、公式サイトに書いてあるあらすじ、ほとんど全部じゃないか!! いいのか!?

・ウニ役、パク・ジフ。どうかというぐらい可愛い。

・映画において、人が死ぬということ。その場からの退場。不穏な空気。また別にいえば、監督の都合を考えてしまう危険、それを避けるための・・・

・メシを食ってるウニをひたすら見ている母親。ものすごくいいシーン。

・こういう映画って、エピソードの順番、どうやって決めるの?

・耳の下のしこり、のメタファーって何? メタファーとか、考えるべきなのか、そうでないのか。

・公式サイトの監督プロフィール。
キム・ボラ(監督)
1981年11月30日生まれ。
東国大学映画映像学科を卒業後、コロンビア大学院で映画を学ぶ。
2011年に監督した短編『リコーダーのテスト』が、アメリカ監督協会による最優秀学生作品賞をはじめ、各国の映画祭で映画賞を受賞し注目を集める。 同作品は、2012年の学生アカデミー賞の韓国版ファイナリストにも残った。本作『はちどり』は、『リコーダーのテスト』で9歳だった主人公のウニのその後の物語である。

えーっ。
ウニ、この前の物語があるのか!!
それ観たいなあ。パク・ジフではないんだろうけれど・・・。


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