【英検一級】英検一級受験記(その⑥)
気持ちよく二次試験は終わったものの、結果が出るまでの一か月間はあまり気が休まらなかった。
例えるならば、体力限界のボクサーのラッキーパンチが相手に当たってダウンを取り、10カウントをとっているときの様だった。「これ以上、立たないでくれ!僕に戦う力は…もう残っていない。」
これで不合格だったら、次に合格できる自信はない。心も折れるだろう。面接の再試験がダメだったら、筆記をもう一度受けなくては。でも、もう筆記は受かる気がしない。
不安になる。ラッキーというのは、それが外れた時の代償も大きい。そんなこんなで一か月が経過した。
英検からA4ぐらいの封筒が届いた。準一級の時もそうだったので、なんとなく確信はあったが、恐る恐る結果を見る。
試験結果は…、ほんのちょっとだけ余裕があって合格。よくできたと思ってこの程度なので、自分のフィールドに持ってこられなかったら、おそらく合格できなかっただろう。改めて、英検一級の難しさを噛み締めた。まぁ、いいか。とりあえず合格できた。ご褒美と記念に、英検一級ピンバッジを購入!
以上が僕の英検一級受験記である。振り返ってみると、改めて運が良かったなと思う。運に頼らない方法をとるならもっと勉強しなければならないのだが、がっつり英語学習というのはちょっと疲れてしまった。機会があったら、もう一度受けてみよう。
さて、これで通訳案内士試験の英語(筆記)が免除になるのだが、2017年は申込みが終わってしまっていた為、この年度には受験できない。ただ、一年なんもしないのはもったいないな、と思い再度受験案内を確認する。「むむっ、通訳案内士試験の一般教養と日本史はセンター試験で免除になるのか!これは使わない手はない。」
センター試験までは約半年。二科目ならば、頑張れば合格点に達するのではないか?さっそくgoogle先生で勉強方法を調査し、Amazonさんで参考書を購入。英語に疲れたときは、ほかの教科がとても魅力的に感じる。日本史と現代社会、面白そう!
この日から僕は社会人受験戦士となり、センター試験に立ち向かうのであった…。
(とりあえず、英検一級受験記は完)
観光地の下見などは、自費で行くことが多いです。まぁ、趣味も兼ねているのですが(笑)。サポート頂ければ、これほどありがたいことはありません!