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ユーザニーズを叶えるではなくユーザーを満足させる

2020年もまもなく終わろうとしています。
今年はコロナにより世の中が変わりました、いまこれを読んている方は
大震災と疫病をこの10年で貴重な体験をできたわけで、すごいチャンスの中にいるわけです。


マーケティングにあるユーザニーズ

さて、本題。マーケティングをすすめていたりすると
「ユーザのニーズ」という言葉があります。
「ユーザのニーズを満たせばいい、ならばユーザの意見を聞こう」とか

マーケティングはアメリカ産での発想。
いいものは取り入れた方がいい。

本当のユーザニーズを理解して応えることができたら…
素敵なことですよね。
あなたの仕事の価値が上がるわけですから。

ニーズに答えることがいいのか

はて、ニーズに応えることがいいのか?

今、私はスターバックスでチャイティーラテのアーモンドミルクを飲んでいます。
最近のマイブーム。

そこで、スターバックスでお腹がすいたから….
「焼き肉が食べたい」

あなたがスターバックスの社長ならどうしますか?

想像してみてください
スターバックスの店内でカレーの匂い。
さてさて。

スターバックスのphilosophy(経営理念)

OUR MISSION
/To inspire and nurture the human spirit – one person, one cup and one neighborhood at a time./
人々の心を豊かで活力のあるものにするために
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニケーションから

スターバックスの目的は「心を豊かで活力のあるものにする」
その手段が「コーヒー、コミュニケーション」

スターバックスは明確にコーヒーと謳っています。
ここに食を通じてとなると、話は別です。

彼らが大切にしているのは、そこに存在するお客様ひとり(ひとり)
そのお客さまの期待に沿わないことをすることはできません。

会社の理念に反してのニーズを満たすことはどうですか?

私なら理由を説明してお断りいたします。

そもそもスターバックスには焼き肉を食べる人は来店しませんけどね。

ユーザを満足させるとは

本日のタイトルにあるユーザを満足させることとは
「ユーザのニーズを満たすこと」だけでは足りません。

自社の事業目的を明確に伝えた上でユーザを満足させることです。

スターバックスで焼き肉の注文が入ったのなら
それはユーザが悪いのではなく、
自社のことを正確に伝えていないことに問題があります。

ユーザを満足させることは、自社のあり方や自社事業の中で応えられることに対応することです。

ちなみにハマ企画の場合は、理由を説明し代替えを提案した上で検討いただくことにしています。
ただし、そのニーズがなぜ出てきたのかということは社内で必ず議論します。

さて、ここで尊敬する某経営者さんの言葉を借ります。
「すなおとは、他人の意見を一旦受け入れて、自社にとって必要か判断すること」

ユーザからの意見は聞くことは大切です。
それを実行するか、しないかはあなたの次第です。

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